大分郡庄内町 前岳(1334.0m) |
大分郡庄内町(現由布市庄内町)のてっぺんは黒岳といわれていますが、黒岳の中で一番高い高塚山は直入郡の久住町になるのでこの前岳(1,333.95m)が庄内町で一番高いところとなるようです。 この山は春はシャクナゲや新緑、秋には紅葉が綺麗で県外から訪れる人も多く、シャクナゲは4月下旬から5月上旬までが見頃です。今回は少し遅くなりましたが、山頂近くではきれいなシャクナゲを見ることができました。 また、紅葉は他の山より早く10月上旬から中旬が見頃で、山全体が真っ赤に紅葉すると言われています。 黒岳登山も通常だと男池や直入町から風穴を経て高塚に登ることが多く、天狗や上台を経て前岳まで縦走し、白水鉱泉に下るルートをとる人もいます。 今回は白水鉱泉から職場の仲間と前岳に登り、同じ場所に下りてきましたので、登りに約2時間下りは1時間半ほどでした。 |
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私の評価 | 登山道 | 標識整備 | 山道展望 | 山頂展望 | 草花自然 | 運動量等 | 周辺整備 | 温泉施設 |
★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★★ |
黒岳には高塚山(1,587m)や天狗、前岳など5つほどのピークがります。 湯平温泉から広域農道を阿蘇野方面に進むか、九州横断道路の朝日台付近から男池方面に進むと登山口があります。 地図をクリックすると付近の拡大図を表示します。 −1− |
庄内町阿蘇野付近から見た黒岳で、右側のピークが前岳です。 前岳から下台、上台を経由して高塚山から男池に出たことがありますが、白水鉱泉に戻るまで7時間以上はかかったような気がします。 −2− |
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白水鉱泉には黒嶽荘と白泉荘の二つの温泉旅館があり、登山口もそれぞれからありますが今回は白泉荘から登りました。 この奥に旅館があり、炭酸水も汲ましてくれます。 奥に入ると料金がかかりが、手前の広場に車を停め登ることとした。 −3− |
登山口は白泉荘の敷地内にあり、登山届けのポストもここにあります。 −4− |
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最初はクヌギなどの広葉樹の中を歩き道も広く勾配も少ない。 このあたりの新緑は綺麗で、思わず深呼吸したくなります。 クリックして拡大。 −5− |
道が狭くなると段々道は急になってくるので、足元にも気をつけて登らなければりません。 −6− |
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30分も登ると黒嶽荘からの登山道と合流します。 この日も黒嶽荘から登ってくる人も多く見られました。 −7− |
分岐をすぎても登りは続きます。展望もあまり利かないので、足もとに注意しながらひたすらすら登ります。 −8− |
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1時間と10分ほど登ると1ヶ所だけ庄内方面が展望できるところがあり、由布岳や大分方面が展望できます。 −9− |
展望所から見た庄内町の阿蘇野方面です。 すでに田植えの準備も進んでいました。 写真をクリックして由布岳方面のパノラマ −10− |
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前岳登山道には前岳山頂を示す矢印や、山頂まであとどの位かの標識がよく整備されています。 このあたりになると勾配も少し緩やかになってきました。 −11− |
灌木の種類も変わり、シャクナゲの大きな株も多く見られるようになります。 −12− |
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コケの多い岩の間を通るとヒンヤリしてきます。 −13− |
この付近ではまだシャクナゲの花も多く咲いていて、疲れをいやしてくれました。 写真をクリックして拡大 −14− |
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このあたりから時々高塚山や上台などが木々の間から見えることもあります。山頂まであと一息です。 −15− |
あと一息と言うところで、大きな岩を回り込むことになり、ロープを頼りに登ります。 −16− |
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道が緩やかになると山頂は近いのですが、このあたりでも灌木が多く展望はあまり利きません。 −17− |
前岳の山頂には三等三角点「黒岳」があります。国土地理院の三角点情報ではこの設置場所は俗称「前岳」となっています。 −18− |
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山頂から見る直入町方面の展望です。 写真をクリックしてパノラマ写真。 −19− |
庄内町ではもう一つの登りたい山、花牟礼山(1,170.3m)が山頂から目の前に見えます。 写真をクリックして黒岳北斜面の新緑 −20− |
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前岳山頂から高塚山方向に平治岳(1642.8m)の山頂が見えています。 −21− |
この山にいつ登っても思うのですが、黒岳に生えるコケは種類も多くみずみずしくてとても美しく感じます。 写真をクリックして拡大 −22− |