竹田市 祖母山(1756.4m)
2012/5/6

 祖母山はその昔、九州では一番高い山と言われていたようで、上高地を再発見したイギリス人のウォルター・ウエストンも明治23年(1890年)11月に高千穂側からこの山に登っています。また、日本百名山を選定した深田久弥氏は、祖母山を「品格の山と表現」し竹田市の神原地区から登り、尾平鉱山へ下山したようです。
 私も昨年の秋には尾平側から登りましたが、どちらから登っても3時間半から4時間ほどかかるきつい山です。高千穂町側の北谷からだと3時間ぐらいで登れるようですが、まだ登ったことはありません。
 ゴールデンウイーク最後の日曜日、大分市内を午前5時過ぎに自家用車で出て、神原渓谷一合目の滝近くの駐車場に午前6時半頃到着しました。7時過ぎに登山を開始し、御社の滝(五合目の滝)までは30分くらいでした。五合目の小屋までは登山道も木道で整備されているので、渓谷の清流や新緑を求めてのハイキングも良いと思います。
 祖母山の山開きは例年憲法記念日の5月3日に行われ、そのころはミツバツツジやアケボノツツジが稜線などに咲き誇ります。この日は風は少しありましたが、晴天で気温もあまり高くなく絶好の登山日和でした。
 五合目の小屋から少し上の渓谷を横切ったあたりから国観峠まではきつい登りで、ハシゴこそありませんが随所にロープがあり何度登ってもきつく感じます。国観峠からはなだらかな登山道ですが、九合目の小屋から上は登山道が荒れていて歩きにくいです。

山登り掲示板へ  大分百山へ
私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★★ ★★★★ ★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★
祖母山地図(クリックして大きく)  国道57号線の玉来駅近くから、県道8号線を高千穂方面に進み、神原キャンプ場を目指します。
 神原から広域農道を進み、大ききカーブするところから左に一合目駐車場まで自家用車で行けます。
 地図をクリックして登山ルート
−1−
 竹田市神原地区の手前から見た祖母山の山頂付近です。
 天気もよく気温もあまり高くないので、楽しく登れそうです。

−2− 
 一合目の滝のすぐ上、駐車場横の渓流です。神原川から緒方川となり、大野川となって別府湾に流れています。


−3−
 一合目の滝駐車場にはトイレもあり、祖母山のいわれや五合目の滝までの散策コースの案内などもあります。
 祖母山の山頂まで約4.2kmあるようです。

−4−
 林道の橋を渡ったところから、九州自然歩道の一部となる、登山道が始まります。
 標識は200mおきにありますが、標高や何合目かの表示はありません。

−5−
 渓流沿いに整備された木道を登っていきます。
 歩きやすく、五合目の小屋あたりまで整備されていますので、紅葉の時期など運動靴での散策もできます。

−6−
 渓流は澄み切っていて、透明です。新緑の中小鳥のさえずりと渓流の音がとてもいい感じです。


−7−
 五合目の小屋の少し手前にある、御社の滝(五合目の滝)です。
 神原地区では最大の滝ですが、この日は上流にこれより落差の大きい細い滝が2本ほど見られました。

−8−
 駐車場から50分ほどで五合目の小屋です。
 小屋にはトイレもあり、無人ですが宿泊も可能です。
 裏側には渓流が流れていて、飲用することもできます。


−9−
 小屋から山頂までは約3kmです。駐車場からは1kmくらいです。
 この標識は山頂まであと2.8kmの標識ですが、ここまで駐車場から1時間です。

−10−
 山頂まで2.6kmあたり(駐車場から1.4km)で一度谷川を渡ります。
 本流ではなく、緩木山との谷間を流れる渓流のようです。


−11−
 祖母山頂まで、2.2kmの標識ですが、このあたりから国観峠の手前まではかなりの急勾配です。
 しかし、若葉がきれいでミツバツツジの花が疲れを癒してくれます。

−12−
 古い七合目の標識を過ぎ、山頂まで1.4kmのあたりですが、まだまだ急なのぼりが続いていますす。
 左側の谷から渓流の音が聞こえ、新緑もきれいなのですが、ヘトヘトです。

−13−
 もう少しで国観峠となる坂道の途中に「いのち水」と書かれた岩の割れ目からの湧き水があります。
 流れるほどにはなく、浅く溜まっている水を、置かれているマグカップですくって飲むと生き返った気がします。

−14−
 この標識が見えてくると、もうすぐ国観峠です。
 かなり古い標識ですが、はっきりしていて登ったたびに何だかホッとします。
 国観峠に出たのは登山開始から3時間経過していました。

−15−
 スズタケのヤブから出ると、急に目の前が開けてきて国観峠に到着です。
 峠と言うより広場といった感じです。以前からお地蔵さんが 祀られていますが、そのいわれは知りません。
 登るたびにここで手を合わせて安全を祈願します。

−16−
 お地蔵さんの横から山頂への登山道が延びています。
 ここから30〜40分くらいで山頂まで行けると思ったのですが、1時間くらいかかりました。


−17−
 国観峠から、5分ほどで8合目の標識があります。
 この標識は宮崎県が設置したもののようで、北谷登山口から1合目ごとに設置されているようです。


−18−
 8合目の標識から9合目の標識まで25分ほどかかりました。
 以前はこのあたりの登山道も荒れていたのですが、このあたりまでは順調に登れました。

−19−
 少し登ると九合目の小屋への分岐があります。
 かわいい文字で書かれていたので、看板だけ写してまっすぐ山頂に向かいました。


−20−
 9合目から上の登山道はかなり荒れていて、ロープもなくぬかるみは滑るので気をつけて登ります。


−21−
 
 9合目の標識から25分ほどで山頂に着きました。
 国観峠から1時間弱、一合目の駐車場からちょうど4時間経過していました。
 途中の休憩は五合目の小屋、6合目付近、国観峠の3回くらいでした。


−22−
 山頂には豊玉姫を祀った、大分県側の石の祠と宮崎県側の石の祠があります。
 一等三角点の近くは方位盤ですが、上部の表示はあまり読み取れなくなっていました。

−23−
 
 この日は展望もよく、祖母傾縦走路の山々はもちろん、遠く延岡の大崩山や大分の由布岳、くじゅう連山、阿蘇山も望むことができました。


−24−
三合目あたりで見かけたマムシグサ   五合目付近で 国観峠に咲くアケボノツツジ 6合目付近のミツバツツジ
前回の山(九重町 涌蓋山)  ホームへ 山登りサブへ   次の山( ? )