日田市 五条殿山(833.6m)

2004年7月19日

 日田市内の南部にある五条殿山は地元の人には「ごうじゅうどん」としてよく知られた山ですが、通常の地図には五条殿山の記載はなく、2万5千分の1の地図を見ると833.6mの三角点があります。三角点の点名は三等三角点「本迫」となっているようで、小字名の本迫から付けられていると思います。登山口となる近くの集落名は五条殿となっています。
 今から40年ほど前に日田に勤務した折、同僚と一度登ったことはあるのですが、今回自家用車で五条殿地区まで行ってみました。日田市内からもだいぶ時間がかかり、こんなに奥の方だったのかと改めて感じました。
 山頂には五条殿不動尊が祀られていて、防火祈願の奉納板が天井や壁などに所狭しと並べられています。日田市内の人は良く登るそうで、五条殿不動尊の霊験あらたかさが窺えます。 結構汗をかいて登ってきたと思ったのですが、集落から山頂までの時間は20分程度でした。
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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★★ ★★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★ ★★ ★★

五条殿地図(クリックして拡大)  日田市内から高瀬川沿いに車で行き、荒平の公民館あたりから狭い道を登り、串川地区に出て五条殿に向かいます。
 帰りは石井町に出ましたた。
 地図をクリックして周辺の拡大地図

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 串川地区から自家用車で登ると、五条殿地区があり、一番上のこの民家から800mくらいのところが、登山口となります。
 その先も未舗装の林道があるので、車では山頂の下300mのところまでいけるようです。

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 五条殿の登山口には1m程の案内立て札が立っていました。
 前方の道が山頂近くまで行っているのかは定かではありませんが、この手前にも分岐があります。


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 登りはじめのところにある「頂上まで500m」の標識です。
 この500mですが、思ったよりも結構きつかったです。



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 登山道ははっきりしていて迷うことはありません。
 夏草が茂っていたましが、登山道が見えなくなることはありませんでした。


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 所々に風倒木もありましたが、大きな枝は切られていたので、登山道をふさいでしまうことはありません。



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 クヌギ林を抜けると正面に杉の植林が見えてきます。
 この左下まで車が登ってこられるようでした。


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 林道の最上部なのでしょうか、木材の集積場として使っていた所なのか、かなり広くなっている所がありました。



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 広場の上には「頂上まで300m」の標識が建っていました。結構歩いたので、まだ登山口から200mしか登っていないのかと思いたくなりました。


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 杉の植林の間からは浮羽郡方面が見えてきました。



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 あと300mの標識からは登山道に木が階段状に並べられていて登りやすくなっていました。



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 ちょっと歩いた所に「頂上まで100m」の標識があって、急に山頂が近くなったような気がしました。


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 しかし、登山道はだんだん急になり、「頂上までもうすこしガンバレ」の立て札のあたりでは汗びっしょりになってしまいました。


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 さらに道路脇にはロープが張られていて、ますます勾配がきつくなります。
 雨上がりはぬかるんで滑りやすいようにも感じました。


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 まだ続くのかと思って上を見あげると、木立の向こうに建物の影が見えてきてほっとしました。


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 山頂の社殿に当たるのか、ブロックを積み上げたトタン葺きの社があって、その奥には石造りのお社が見えています。



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 社殿の内部には「防火祈願」や「火の用心」と書かれた板がたくさん奉納されていました。


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 本殿と思われる石のお社には注連飾りがあって、「五条殿山」の標識が置かれていました。



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 本殿の裏側に三等三角点「本迫」(833.6m)の石柱があって、五条殿山の標柱も立てられていました。



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 山頂からは東側が開けていて、万年山がよく見え、その向こうに由布岳まで見えたのには驚きました。



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 日田市内方面は山頂からは見にくいのですが、少し杉山を下るとサッポロビールの工場の向こうに日田市内が広がります。


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 日田市内の向こう(北側)には英彦山も見えています。



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 山頂から南側の展望はあまり良くなく、少し下って「あと300m」の標識あたりからは釈迦ヶ岳がよく見えます。



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 日田市内に戻って五条殿山を竹田公園から写し、川原町を通ると日田祇園祭の山鉾が組み立てられていました。


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2012/11/21一部修正