大分郡湯布院町と別府市の境界にあるこの山は山頂付近に三角点はないものの、湯布院町内から見上げると大きな山塊であり、一度は登ってみたくなる山である。
 この日職場の仲間と親子連れで登ってみた。由布岳登山口に車を置き、4台ほどに分乗して20名ほどが参加した。梅雨明けの暑い日差しの中、夏草をかき分けながら登らなければならないと思ったが登山道ははっきりしており、小学校1年生の女の子も難なく登ることができた。
 平地は35度を超す猛暑で、日陰のない山頂での昼食をためらったが、高原の風はさわやかで、強い日差しではあったものの、暑さはほとんど感じなかった。
 登山口は雨乞牧場から延びる300mほどの舗装され脇道を登ったところで、普通車を4、5台とめられるスペースがある。ここから山の北西方向を回り込み、約50分ほどで山頂に着く。
大分郡湯布院町 倉木山(1,160m)

2004年7月17日






山登り掲示板へ 市町村の山へ

私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★ ★★ ★★★★★

倉木山地図(クリックして拡大)  通称やまなみハイウエイと呼ばれている県道11号線の由布岳登山口付近から、雨乞牧場に通じる道を登る。
 地図をクリックして周辺の拡大地図

−1−
 雨乞い牧場から舗装された狭い路を上り詰めると車が4、5台駐車できるスペースがあり、ここが登山口となる。


−2−
 登山口には小さな標識が建っていて、登山道もはっきりしている。




−3−
 杉木立の中を登るが、写真ほど勾配は急ではない。




−4−
 杉木立から南側に抜ける手前には、「急直登」と「山腹廻り」の標識がある。



−5−
 何年か前に登ったときは杉の切り出しを行っていたが、植林も終わっていて登山道も歩きやすい。



−6−
 植林をしたあたりからは由布院盆地や由布岳などが綺麗に見渡せる。
 福万山を通り抜ける大分道がよくわかる。



−7−
由布岳は飯盛ヶ城のきれいな草原の後ろに高くそびえて美しい。



−8−
 このあたりは山崩れの後もきれいに整備されていて、子供でも安心して登れる。


−9−
 山頂のすぐしたあたりまでくると樹木の中に入り、暑い日差しを遮ってくれる。



−10−
 林から前方が明るくなると登山道は左に曲がり、山頂を目指す。
 九州電力の境界を示すポールが立っている。


−11−
 檜の植林と草原の境を山頂へと登っていく。
 少しずつ上り勾配が大きくなる。



−12−
 遠くに大分市内が望めるようになり、ビッグアイの白い屋根が見えてくると山頂は近い。



−13−
 倉木山の山頂付近には三角点はなく、一番高いと思える所より少しくだった岩のある広場に、倉木山の標識がある。
 由布岳と鶴見岳が目のすぐ前に広がり、別府湾や国東半島も遠望できる。

−14−
 山頂からは城ヶ岳の向こう側にくじゅう連山が遠望でき、高崎山や別府湾など大分市内も展望できる。



−15−
 早めの昼食をすまし、下山することとしたが、直接下るルートは夏草が茂っているため、ほとんどの人は登ってきた道を降りてもらった。
 前方は地図にある1,155mのピーク。

−16−
 由布岳を目の前に見ながら下るので、気分は最高だが、草を分けて進むのが大変だ。
 足元の登山道ははっきりしている。



−17−
 雨乞牧場が見えてきて、檜の植林と自然林の間を下るが、これから先は下りが急で、登山道もはっきりしない。
 テープを頼りに降りたが、山腹廻りと時間はほとんど変わらなかった。


−18−
ツリガネニンジンの仲間ソバナ  ? もうすぐ満開となるヒゴタイ ホタルブクロの花
オカトラノオにとまる蝶 明るい感じのノアザミ 山頂付近に咲くカワラナデシコ ミョウガの花ではありません

前回の山(庄内町 熊群山)   山登りサブへ  次の山(日田市 五条殿山)