南海部郡蒲江町のてっぺんは佐伯市との境界付近にある石草峯(579.7m)のようだ。2004年も押し詰まりこの日にしか日程が取れなく朝早く自宅を出て山に登り早めに帰宅する予定だった。しかし、ここの林道も台風などで崩壊しており、また、途中で登る林道を間違えたこともあり、山頂まで3時間半ほどかかってしまった。下りは2時間ほどで車を止めた林道まで戻ってくることができたがほとんど一日かかってしまった。
 この石草峯で大分県内58市町村のてっぺんを完登したことになりうれしい反面、林道がズタズタになるもう少し早いうちに県南の山に登れば良かったと反省しながらほろ苦い完登の感動を味わった。
 旧畑野浦トンネルはトンネル内部で何ヶ所か崩落しており、水も溜まった部分もあるので通行するのはあまりおすすめできない。蒲江町側からは林道を車で登った形跡があったので、遠回りになるかも知れないが、確認のうえ蒲江町側からの登山をおすすめする。山頂からの展望はあまり良くない。
南海部郡蒲江町 石草峯(579.7m)
2004/12/30











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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★ ★★ ★★★ ★★★
石草峯地図(クリックして拡大)  石草峯へは佐伯市から蒲江方面に通じる国道388号線の大中尾トンネルを抜けたところから旧道の畑野浦トンネルに通じる道に入る。
 旧道は台風などで崩壊箇所があり、蒲江側から登った方が良いのではないかと思った。
 地図をクリックして拡大。(×印は崩壊場所)

−1−
 旧道に入り1kmほど登ったところで、崩壊しており、この先は車では行けないので、ここから4kmほど歩いた。



−2−
 20分ほど歩いて三叉路があり、右方向に進む。右方向に最近車が通行した気配がなく、この日は間違って左方向に30分ほど登ってしまった。
 左に行くとテレビの中継塔がある。


−3−
 この道を以前はバスが通っていたのかと思うような狭くて険しい道が続く。
 途中で佐伯市内や木立地区が見えるところもある。



−4−
 昔の名残と言っても良いのか最近はほとんど見かけることのない「警笛鳴らせ」の道路標識が何ヶ所かに見られた。



−5−
 程なくして旧畑野浦トンネルに出る。林道がトンネルの手前で大きく右にカーブしているが、登山口はトンネルの向こう側にあるとのことで、トンネルを抜けることにした。


−6−
 トンネルの中は真っ暗で、マグライトを出して前方を確認すると、何ヶ所かで大きく崩壊しており、出口付近は水も溜まっている。
 注意しながら、水たまりに石を積んだりして何とか通り抜けた。


−7−
 トンネルの向こうは畑野浦湾と集落が見え、すぐ下を国道388号線が通っている。



−8−
 トンネルを抜けて少し行くと右方向に登る林道があり、その方向に登る。
 蒲江町側からの轍も多く、ここまでは車で登ってこられるのではないかと思った。



−9−
 トンネルから林道を20分ほど登ってきた峠付近が、登山口となるようなので、登り口を探す。



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 峠を回り込んだところに踏み分け道らしい入り口があり、注意してみると赤いテープがあったので、ここから登ることにした。



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 峠から小尾根の踏み分け道を10分ほど登ると少し開け、境界の標柱があるので、左方向に尾根道を登る。



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 尾根道は開けていて歩きやすい所もあるが、イバラの藪をかき分けながら登るところも多い。
 木に巻かれたテープは少ないが注意して行けば見つけることができる。

−13−
 尾根からはずれないように注意しながら登ると境界の標柱があるので、頼りにしながら登ると良い。
 小さなピークを3回ほど過ぎると頂上は近い。


−14−
 途中で佐伯市と米水津村との境界にある元越山やテレビの中継塔のある色利山などが見える。



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 やっと山頂らしきピークが見えてきたが、近くまで行くと山頂ではなく、もう少し登らなければならなかった。



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 前日大分市内でもかなり冷え込んだが、県南の山にも雪が降ったらしく、山頂付近はまだ雪が残っていた。



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 山頂近くなると右側が下刈りされた檜林となるので、その中を登ることにした。
 下る時に入り込む場所をマークしておかないと迷ってしまいそうだ。


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 林道の峠道から40分ほどで石草峯の山頂に着いた。
 山頂北側は最近伐採したのかきれいに植林され、フェンスが張られていた。


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 フェンス越しに佐伯市や弥生方面の山が見えるが、山頂からの展望はあまり良くない。


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登山道に入り寒椿の花を見つける マンリョウの実が赤くなっていた 春の花チンチョウゲの花も林道脇に 5月頃咲くミツバツツジの花も

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