玖珠郡九重町にある崩平山(くえんひらやま)といってもどの山なのか知らない人も多い。だが、やまなみハイウエイを阿蘇方面から湯布院方面に向かって走っていると、朝日台レストハウス近くの山頂にたくさんアンテナが建っている山を見たことがある人は多いと思う。そう、その山が崩平山(1,288.4m)で飯田高原の中央部北側にあたる。
 山頂に多くのアンテナが建っていることからわかるように、山頂からの見晴らしはとても良く、くじゅう連山はもとより、由布岳や高崎山・別府湾方面まで展望できる。今回は職場の仲間と登山後にキャンプをする予定だったが、空模様が悪く日帰り登山&温泉のみとなった。
 登山道は朝日台レストハウスの裏にある林道を進み、さらに北向きに登っていくとゲートがあり、そこまで何とか車で行ける。歩けば4、50分ほどかかると思うが、当日は雨模様のため車でゲートまで行った。そこから幅1mほどの登山道を登るが、途中滑りやすいところもある。山頂までは40分ほどで着いた。この時期山頂の草は切り払われていて、曇り空ではあったが周りの山々が展望できた。
九重町 崩平山(1,288.4m)

2004/9/18







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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★ ★★ ★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★★
崩平山地図(クリックして拡大)  九州横断道路(やまなみハイウエイ)を水分峠から長者原方面に向かうと山を大きき回り込んだ後、直線道路を過ぎると朝日台レストハウスに出る。
 レストハウスの横の駐車場に無料で駐車できる。(地図をクリックすると付近の拡大


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 朝日台レストハウス横の駐車場には「この駐車場は無料」の表示があり安心して止められる。
 この日は私たちの他一組の夫婦がいた。


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 レストハウス横の登山口付近から見た崩平山。ここからだと山頂付近のアンテナ群は見えない。



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 横断自動車道から林道に入る。レストハウスの裏側を通る道を少し下りながら、東に進む。



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 300m程進むと北向きに登っていくので、道なりに進めば登山口に着く。
 右方向は農作業用の道路のようだ。



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 舗装された林道を300m程登っていくとゲートがあるが、最近閉められた様子はなかった。
 以前はここまでしか車では行けなかったようだが、この先500m程登って行ける。

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 未舗装の林道を登っていくと二つめのゲートがあり、そこから先は車では行けない。
 小さいが登山口の標識があり、そこから登山道となる。手前には3、4台ほど車が止められるスペースがある。

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 登りはじめは登山道に木が埋められていて階段状になって歩きやすいが、杉林の少し上からは荒れており滑りやすい。



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 台風の後山頂にあるアンテナ群の保守や草刈りのために作業車でも登ったのだろうか?荒れた道が続き閉口した。



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 周りの木々が雑木となり、日当たりの良い所は水はけも良いのか、登山道も歩きやすい。
 山頂近くまで平坦な所はなく、なかなか休む所がない。


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 安心して登っているとぬかるんだ所も出てきて滑ってしまう。
 帰り道は木の枝で杖をついて降りた人も多い。


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 登山道の右側が開けるようになり、万年山や涌蓋山方面がよく見える。
 登山道は少し狭くなってきたが、しっかりしていて歩きやすい。



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 足を止めて景色を見ると目の前には涌蓋山が見えている。
 涌蓋山から三俣山まで雄大なパノラマが広がる。
 天気が良ければ津江山系の山々も見えるはずだ。

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 山頂のアンテナ群の先端が少し見えてくると緩やかな登りとなり、5分ほどで山頂に着く。




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 地元テレビ局のロゴの入った建物とアンテナの横を通り過ぎると山頂広場が広がる。



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 山頂に着くと建物以外は遮るものがなく、その周りを歩けば360度の展望だ。
 アンテナ群建設のため平地にしたのか崩平山の三角点は直径2m程盛り上がった所にある。

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 山頂のど真ん中にテレビの中継アンテナとは違った大きな建物がある。
 登ってくる途中では見えなかった、北側の福万山や由布岳もよく見える。




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 飯田高原の千町無田は刈り取り前の稲の穂が、黄金色に広がっている。
 曇っていたがくじゅう連山の展望はまずまずだった。
 今回もまたすぐ近くにある馬子草温泉「きづな」に浸かって汗を流した。


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登山口付近で多く咲いていたツリフネソウ 中腹に咲くアキノタムラソウか? 山頂で羽を休める蝶 中腹で見かけたゲンノウショウコ

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