西国東郡大田村のてっぺん田原山は通称ノコギリ山と呼ばれている。山香町方面の国道10号線や日豊線などから見ると、山の峰々がギザギザに見えることからこの名前が付いたのだろうと思う。
 山の高さは543mとあまり高くないが、周りに高い山もなく山頂付近には大きな木が生えていないので、遠くまで展望することができる。(この日は霞がかかっていてあまり遠くまで見ることはできなかったが)
 春の新緑や秋の紅葉が綺麗なようで、山香町の鋸山の自然を守る会では5月と11月に鋸山登山会を開催しているようである。
 登山口は広域農道の横にあり、駐車場も完備されている。登山口からしばらくは杉山の中を登るが、尾根にでると周りを遮るものはなく素晴らしい展望が広がる。しかし、足元には十分な注意が必要だ。
西国東郡大田村 田原(鋸)山543m)

2003/2/15







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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★ ★★★< ★★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★★
鋸山地図(クリックして大きく)  ノコギリ山の登山口は中山香駅近くの国道10号線から大田村に抜ける広域農道をノコギリ山トンネルの入り口まで行く。
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 登山用の駐車場は山香町にある風の郷から3kmほどの所にあるが、ノコギリ山は大観峰のあたりが少し見える程度である。
 写真は風の郷駐車場で、右奥に薄く見えるのが大観峰

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 登山口は道路を挟んだ駐車場の反対側にあり、標識も整備されている。



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 最初のうちは杉木立の中を歩くので、展望はほとんどきかない。
 登山道は倒木なども片づけられていて歩きやすい。


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 渓流の丸木橋を渡ると、囲観音堂方面と八方岳方面への分岐があるが、この日は八方岳から大観峰に登ることにした。


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 南峰までは傾斜のきつい杉山なので、あまり急ぐと疲れてしまう。
 南峰まで来ると展望が開け、今までの疲れが吹き飛ぶ。


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南峰から見た大観峰(クリックして大きく)  南峰から見る大観峰は登山道が見えないので、どのようにして登るのか気になるところだ。
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南峰から八方岳へ(クリックして縦走路)  南峰から八方岳に行く尾根道も両脇は谷間で、慣れないと足がすくむ。
 写真をクリックすると熊野磨崖仏方面への縦走路が見られます。


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 八方岳から大観峰へは狭いので一方通行になっており、右側に少し下って大観峰の下に出る。



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 大観峰には鎖をつたって登ることになるが、ほとんど垂直である。




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 大観峰には「田原」三等三角点があるはずだが、見つけることができなかった。
 平らなところはなく3人くらいがやっと座れる程度である。


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大観峰から南峰を見る(クリックして大きく)  大観峰から見た南峰の縦走路。
 今まで歩いてきたのが不思議なくらいに切り立っている。
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 大観峰から一度下って再度八方岳に向かうが、またもや切り立った尾根である。



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 八方岳の山頂は少しは平らであるが、みんなが座って昼食をとるには少し狭いので、杓子岩の方面まで行くことにした。


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小松岩(クリックすると屏風岩が見える)  途中の右側には屏風岩や衝立岩などがそそり立っており、低い山ながらスケールの大きさを感じる。
 写真をクリックして屏風岩の拡大


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縦走路から農免道路(クリックして大きく)  縦走路の途中から農免道路や登山口の駐車場が見えるところもある。
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尻付山方面(クリックして大きく)  縦走路から見た、真玉町と香々地町の境にある尻付山とハジカミ山
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 縦走路は経岩から行者尾根を越えて熊野磨崖仏方面に抜けるが、この日は囲観音堂から駐車場に戻ることにした。



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 囲観音堂では上がって休憩できるようなので、暑い日は助かると思う。
 ここからも尾根道への登山ルートがあるが、杉山に下る道を通って直接登山口に出た。

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鋸山登山案内図(クリックして大きく)  登山口には案内図が設置されているので、登る前によく確認しておくと楽しみも倍増する。
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