北海道 羅臼岳(1,661m) |
北海道知床半島にある羅臼岳(1,661m)は日本百名山にもなっているが、山頂は雲に覆われることが多く、あの深田久弥氏もクナシリ島などの展望はできなかったそうだ。 九州から予備日を含め3泊4日で北海道に行った。9日は新千歳空港から車で知床岩尾別YHまで行き夕方7時半頃に着いた。翌日は午後には天気が悪くなりそうだったので、5時前にYHを出て岩尾別温泉にあるホテル地の涯から山頂を目指した。途中まではいい天気でオホーツク海や知床五湖などもよく見えたが、極楽平を過ぎたあたりから雲行きが怪しくなり、横殴りの強い雨と風に見まわれた。大沢の雪渓を何とか登り切ると一面の花畑だったが、山頂は見えず、強い風と雨の中やっとの事で山頂に立てた。 コースタイムはホテル地の涯05:33→木下小屋05:38→オホーツク展望06:19→(朝食)→弥三吉水07:27→極楽平07:37→銀冷水08:45 →大沢下09:10→(雪渓)→大沢上09:55→羅臼平10:11→岩清水10:34→羅臼岳山頂11:23 合計タイム5時間50分(下りは3時間55分) |
私の評価 | 登山道 | 標識整備 | 山道展望 | 山頂展望 | 草花自然 | 運動量等 | 周辺整備 | 温泉施設 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★★★ |
知床半島のほぼ真ん中にそびえる羅臼岳は硫黄山を経由してカムイワッカの湯に降りる縦走コースもあるが、尾根で一泊せねばならず、今回は羅臼岳のみに登った。 写真をクリックして大きく表示 −1− |
ホテル地の涯の正面玄関。この水車の左側に混浴露天風呂(脱衣場なし無料)の三段の湯があり、下山後入浴することができる。 −2− |
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ホテル地の涯の発電設備の横から木下小屋方面に向かう羅臼岳登山口。 −3− |
木下小屋にも宿泊することができ、入山届けはここで書いて登る。 この日と前日に大分から来て登っている人がいたのには驚いた。 −4− |
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木下小屋の上には小さな祠があり、山の安全を願って登る。 手前右側には入山の心得が書いており、本州の3,000m級の山と同じ気象条件だとあった。 −5− |
歩きやすい樹林の中の登山道を4、50分ほど登って振り返るとオホーツク海が眼下に見え、知床五湖も見ることができた。 −6− |
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アリの巣が多いので熊が出やすいとの注意書きにあったヒグマにもあわず、標高650mの岩場を過ぎ、ほっとしながら再び樹林の中に入る。 −7− |
先ほどまで見えていた硫黄山に雲がかかるようになり、少し風も出てきた。 −8− |
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弥三吉水に到着。水量も豊富で、樋がかけられているので水筒に水をくむのも容易だ。 のどを潤して極楽平へと向かう。 −9− |
極楽平近くは日差しも差し込みこのままだと頂上まで天気かと思われたが、この先から雨具を着た人と会うようになり、自分たちも雨具をつけて登る。 −10− |
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大沢の雪渓は思ったよりも長く、4、500mもあり、途中では勾配も急になっている。 アイゼンを付け前の人が歩いた足跡をたどって登る。 −11− |
大沢の雪渓ではツアーの人達が滑落して怪我をし、ほとんどの人はそこから引き返していったが、注意しながらゆっくり登った。 写真は引き返す人達 −12− |
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羅臼平付近は横殴りの雨で、山頂も見ることができず、岩清水の冷たい水を飲んで山頂を目指す。 写真は岩清水の湧く岩場 −13− |
岩清水から先には高山植物が咲き乱れ、お花畑となっているが、ゆっくり見る暇もなく岩場を登っていく。 −14− |
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皇太子様や雅子様も登った岩場だが、四つん這いにならないとどうしょうもない。 山頂は見えないが、岩に付けられているペンキを頼りに登る。 −15− |
岩清水からの200mを50分ほどかけてやっと山頂に着いた。 狭くて強い風のため標識までは行けなかったが写真を撮り早々に引き返した。 以下、羅臼平から山頂にかけて見た花を中心に掲載する。 −16− |
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大沢の上で見たエゾコザクラ | ?(教えてください) | 岩清水周辺に咲くエゾツガザクラ | 岩清水のイワヒゲ |
山頂下に咲いていたエゾシャクナゲ | 大沢近くのエゾツツジ(クリックして大きく) | 極楽平付近のゴゼンタチバナ | 羅臼平上で見たイワブクロ |
羅臼平付近のチシマクモマグサ | 弥三吉水手前で見たタカネナデシコ | 羅臼平のシモツケソウ | 山頂近くのウコンウツギ |
2014/06/09一部修正