別府市 鶴見岳(1,374.5m)
2003/6/29

 梅雨まっただ中でしたが、この日は晴れるとの天気予報につられて別府市のてっぺん鶴見岳(1,375m)に登ってきました。近くでの山でこれまでも何度か登ったこともあり、ロープウエイで山頂近くまで登れるためなかなか足が向きませんでした。
 市内は雨も上がり、自宅から見える鶴見岳はまだ雲の中に隠れていましたが、そのうち晴れることを期待して家を朝9時過ぎに出ました。志高湖入り口の鳥居には10時前に着き、火売火男神社の駐車場に車を止めて、べっぷ鶴見岳一気登山道を登りました。
 この日の経過時間は、駐車場出発10:05→火売火男神社10:15→800m地点10:25→鶴見岳林道10:32→1,000m地点10:51→ロープウエイ山頂駅分岐11:30→山頂階段下11:44→鶴見岳山頂着11:46(登坂時間1時間41分)でした。
 昼食のあとも、1時間近く山頂にいて晴れてくれるのを待ったのですが願いはかなわず下山しました。しかし、時折目の前に由布岳山頂がちらりと顔を出してくれたのには感激しました。

私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★★ ★★★★★ ★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★
鶴見岳地図(クリックして拡大)  鶴見岳の登山口で一般的なところは県道別府一の宮線の別府市鳥居があります。
 この日は県道大分小挾間線(601号)を挾間町を経由して直接鳥居に出ました。途中狭いところもありますが椿大橋などかなり改良されていて大分市内から車で45分ほどで着きます。
 地図をクリックすると大きく表示

−1−
 県道別府一の宮線の鳥居バス停付近に立つ鳥居。(鳥居があるから地名が鳥居なのかな?)
 この右横に火男火売神社の案内板もあります。
 ここから1kmほどのところに火男火売
(ほのおほのめ)神社の駐車場があり、20台ほど車が停められます。

−2−
 駐車場建設記念碑と火男火売神社の駐車場です。
 途中の道は離合困難なところもあるので注意が必要です。
 トイレも設置されていますが、それなりです。

−3−
 駐車場から見た鶴見岳の山頂。
霧がなかなか晴れず、右上にあるロープウエイ山頂駅が時々見えるくらいでした。


−4−
 駐車場からの道をまっすぐ進むと火男火売神社の参道入り口に出ます。
 駐車場の近くから直接火男火売神社に出る道もありますが、入り口には鎖がしてあり、この道の方が趣きもあります。
 また、ロープウエイ山麓駅近くの旗の台からの登山道とここで一緒になります。

−5−
 杉林の中を石段が社殿まで延びており、中央には手摺りもあります。
 雨上がりで石段は滑りやすくなっていたましが、苔むしていて時代の流れを感じます。



−6−
 社殿のすぐ下にある御清め水の「御霊泉」は水温が10.2度と冷たくておいしいです。
 なお、ロープウエイ山頂駅近くにも天然水があります。


−7−
 奈良時代に鶴見岳の大噴火があり、それを鎮めるためにお祀りしたという火男火売神社は山麓に静かにたたずんでいます。
 登山の安全を願いこの左側から山頂へと向かいます。

−8−
 天然記念物「御嶽権現社(火男火売神社中宮)の自然林」の説明文の横から山頂をめざします。
 二豊山岳会の方が設置してくれている鶴見岳一気登山の標識「O」もあります。

−9−
 一気登山の標識にはアルファベットの地点名と標高、山頂までの距離と時間が書かれています。
 登山道もはっきりしていて、迷うことはないと思いますが、滑りやすいところもあります。

−10−
 標高900mくらいまでは杉林の中を登りますが、登山道ははっきりしています。
 このあたりの道は勾配も少なく、杉の根の上を歩けば滑らなくて良いです。


−11−
 何ヶ所か休憩所があり、ベンチもあるので助かります。
 霧がなかなか晴れてくれないので、景色を楽しむ余裕もなくそのまま登りました。


−12−
 
 標高900m過ぎたあたりから自然林のアカガシ林になり、登山道の勾配もきつくなってきます。
 標高1,000mのT地点で、山頂まで45分となっています。


−13−
 山アジサイの花や白いウツギ(ウノハナ)など雨にうたれて、その色も鮮やかでした。



−14−
 山頂まで10分あまりのところで、ロープウエイ山頂駅に行く道と山頂に行く道と分岐しますが、左に向かい直接鶴見山頂を目指します。


−15−
 途中ロープウエイ山頂駅も見えますが、その向こうに広がる別府湾は雲の下で見ることができません。
 また、山頂駅の広場にはジャンボ温度計があり、帰りに見た気温は18度でした。

−16−
 山頂付近は晴れているものの、雲海は晴れてくれず、大分市南部の山が少し見えただけでした。



−17−
 山頂近くなると背の高い木はなくなり、ミヤマキリシマやアシビなどのが見られるようになります。(ミヤマキリシマはすでに散ってしまっていました)


−18−
 少し下って手摺りのある階段を登れば鶴見岳の山頂となります。
 また、山頂周辺には七福神がまつられており、遊歩道も整備されているので、歩きやすいです。


−19−
 山頂にある三角点には「阿蘇くじゅう国立公園鶴見岳(1375m)」の標柱が立てられています。
 また、ここから馬の背を経て、鞍ヶ戸から内山への縦走ルートもあり、由布岳東登山口に降りることもできます。

−20−
 山頂周辺にはテレビ局や新聞社、警察など多くの中継アンテナやパラボラアンテナがあります。
 雲海も綺麗でしたが、別府湾を挟んで四国や中国地方も展望できる時にまた登ってみたくなりました。

−21−
 前日までの雨にうたれてはいましたが、山頂周辺にはヤブウツギがきれいにたくさん咲いていました。



−22−
2015/08/20一部修正
前回の山(九重町 黒岩山)  ホームへ 山登りサブへ   次の山(北海道 羅臼岳)