草津白根山

　今回は群馬県の草津温泉近くにある白根山に登った（といってもバス停から１５分）ので紹介したい。
　前日の朝、横浜市内から都市高速、関越自動車道、上信越自動車道を経て、軽井沢を見学し草津温泉に泊まった。軽井沢や草津は紅葉が真っ盛りで、途中雨や霧などに会ったがとても素晴らしかった。
　当日の朝早く起きて、草津の共同温泉に何ヶ所か入り、朝食を済ませた後、車で国道２９２号を志賀高原の方面に向かった。道はぐんぐん登り、殺生河原やロープウエイの山麓駅を過ぎ、標高も２，０００ｍちかくなってきた。途中、石楠花の群生地が広大にあり、初夏はすごい景色になるだろうと思った。
　駐車場に着き、車から降りると身を刺すような冷たさにビックリし、大勢の観光客と舗装された遊歩道を耳や手をこすりながら登る。足元ばかり見ていたが、前の人が止まったのでふと前を見ると、目の前に乳白色の湯釜が広がって見えた。

	草津温泉郷から一気に１，３００ｍほど登ると白根山登山口駐車場となる。　画像をクリックすると付近の地図を表示。		草津温泉から国道２９２号をクマザサの草原の中を登っていく。
	本白根山（２，１７１ｍ）が正面に見えてきて、峠の駐車場まではもう少しといったところ。　この右側あたりに山麓からロープウエイが伸びている。		車を降り湯釜方面に舗装された道を登るが、冷たい風に手が凍えそうになる。　積雪が多いためか道路はあちこちで傷んでいる。
	振り返ると、寒さにもめげず登山道はアリの行列のように人が歩いており、観光バスも多く来ていた。　駐車場の向こうの池は弓池という。　右側方面に進と志賀高原から長野県飯山市となる。		手をこすりながら遊歩道を登り詰めると、緑がかった乳白色の湯釜が目の前に現れる。　湯釜と言うからお湯なのかと思ったが、案内板を見ると摂氏１０度位だそうだ。
	白根山の標識と湯釜を写真に収めようとしたが、観光客が多く、なかなか撮すことができなかった。		白根山の山頂は湯釜からもう少し登らなければならないが、遊歩道からは登られないようだ。　今回は山登りの格好ではないので湯釜を見て駐車場に戻った。
	白根山を下り、来た道を草津方面に下る。途中の展望台から遠くには榛名山の山陰が見える。		草津の温泉郷も眼下に見え、素晴らしいロケーションの中を下っていく。　初夏の緑や石楠花の花を見に来たいと思った。