今回は日田市と下毛郡山国町との境界にある大将陣山(909.8m)に登ってみた。きっかけは自分の誕生日と同じ高さの山はないか探していて県内ではこの山が該当したからである。この大将陣山の名称の由来はよくわからないが、ネットで検索すると岐阜県や福岡県にも同名の山があり、その昔大将が陣を張った山のようである。この山はそのような話を聞いていないが、山頂近くにあるいくつかの大きな岩はどこから出てきたものか不思議な気もした。
 登山道は県道日田山国線(旧国道212号線)の伏木峠付近から伏木酪農団地方向に入り、途中からNTTの中継アンテナ方向に登り、そのアンテナの所が登山口となる。車が行けるようにはなっているが、狭くて草が生い茂り轍も深くなっているので、あまり上まで行かない方が賢明である。
 登山口から杉山の土塁の上を尾根伝いに登って行くが、山頂近くは最近伐採されて植林されているので、登山道はなくなっている。また、森林の境界線にネットが張られているので、それを乗り越えたりしなければならない。
 あまり背の高くない茅の茂った山頂までは登山口から40分ほどで着き、山頂からの眺めは良く日田市内方面や彦岳など素晴らしい。 
日田市 大将陣山909.8m)

2003/10/4









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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★ ★★ ★★★ ★★★★ ★★ ★★★
伏木地図(クリックして拡大)  日田市内から国道212号線を中津方面に行き、奥耶馬渓トンネルの手前、うどんやさんの看板から左に登ると伏木峠に着く。

地図をクリックすると拡大表示。

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 旧国道(現県道日田山国線)に出て少し山国町方向に進むとかわいらしい伏木小学校があり、もう少し進むと伏木酪農団地の看板がある。


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 県道から1.5km程入ると再度分岐があり、大将陣山の小さな標識に従い右方向に登る。
 直進すると酪農団地に出るが、そこからも登山口に通じる道がある。


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 櫟林を抜けると正面にNTTの中継アンテナが見え、そこが大将陣山の登山口となる。


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 NTTの中継アンテナの所まで道路は延びているが、茅が茂っており、路面もでこぼこなのですぐ下の小さな三叉路に車を停めて歩くことにした。


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 鉄塔までの道は路面が見えないほど草が生い茂り、車の轍も深くなっている。


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 鉄塔の金網には太平はつらつ山歩会の取り付けてくれた標識があり、ここから杉山に入っていく。
 ここまで車で上れば何台か駐車できそうだ。

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 あまり間伐されていない杉山に入ると、境界線なのか土塁が尾根に向かって延びておりその上を歩いて登れば間違うことはない。


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 杉山を抜け、右側の山は谷の方向まで伐採されており、山国町方向の山々が見渡せる。
 このあたりから境界線にネットが張られており、山頂付近にもネットがある。


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 小さなコルを越えて下ると伐採のために造られた貯木用の広場が目の前に見えてくる。



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 貯木のために造られた広場から山頂方向に延びる道があり、そこを登っていく。


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 山頂方向に延びる道は木材搬出用に造られたようで、広くてはっきりしているが、分岐もあるので注意して尾根方向に登る。

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 松林の中に日田市有林の立て札があり、この右側も開けていて、玖珠方面の岩扇山などの山々が重なり合って見える。



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 ふたたび杉林にいるとどこから持ってきたのかと思うような大きな岩が登山道にいくつか見えてくる。
 大将陣山の名前と関係があるのかとも思わせる。


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 杉林の前方に最近植林したばかりの山肌が現れ、網でできた境界のフェンスに行く手を遮られる。


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 網でできたフェンス越しに山頂方向に登り、低くなったところで何とか越えることができた。
(下部は何ヶ所もペグでとめられておりくぐることはできない。)

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 伐採の後に植林された山肌を山頂方向に登る。
 上部にもネットがあり、山頂に行くにはもう一度越えなければならない。
 植林の下刈りがされてない時期はネットを回り込んだ方が良いかも知れない。
 この上部からの展望は良く、津江方面の山々が見渡せる。
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 山頂手前の木々は台風でなぎ倒されており、道はわかりにくいが、上部の草原を目指せばすぐに山頂だ。


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 山頂はあまり広くないものの、なだらかな茅の草原となっていて展望も良い。
 山頂の標識はいくつかあり、910mに切り上げられているのもあった。
 登山口の鉄塔や酪農団地も眼下に見える。

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 山頂からは南側の日田市内方面や北側の英彦山などの遠望がとてもよい。



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