一昨年の秋鳩待峠から富士見峠を経て尾瀬沼に抜けた時以来の尾瀬である。今回は「今まで行ったことのないルートを」と、新潟県の奥只見湖を通って御池から尾瀬に入ることにした。新潟空港からレンタカーで関越自動車道の小出ICまで行き、湯之谷温泉から奥只見シルバーラインを通り、国道352号の銀山平に出た。ここまでトンネルは長かったもののカーブは少なかったが、そこから御池までは道も狭くなり、センターラインがないところも多く、奥只見湖の尾瀬口船着き場まではカーブの連続でうんざりした。その後平が岳登山口などを通り尾瀬御池には新潟空港から5時間半ほどかかって到着した。(途中奥只見で休憩もしたが)
 その日は尾瀬御池ロッジに泊まり、11日の朝7時半頃に御池を出発し三条の滝へと向かった。途中の上田代や燧裏林道の紅葉はすばらしく、平成12年の夏に温泉小屋から大雨の中歩いた苦しい思い出がウソのようだった。
 コースタイムは尾瀬御池07:30−上田代08:15−渋沢橋09:10−渋沢温泉分岐09:56−平滑ノ滝分岐10:26−三条の滝10:39
尾瀬 三条の滝へ

2003/10/11








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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★
燧裏林道(クリックして拡大)  御池から燧ヶ岳に登り温泉小屋に向かう予定だったが、都合で燧裏林道を三条の滝まで往復し、御池に戻った。
地図は燧ヶ岳周辺(クリック周辺の拡大地図



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 前日は檜枝岐村営の尾瀬御池ロッジに泊まった。
 尾瀬ブナの森ミュージアムが併設されており、尾瀬の自然の説明や入山時の装備などを展示している。



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 かなり大きな駐車場だが、7時過ぎにはほぼ満杯になっていた。
 駐車場の奥から燧ヶ岳・三条の滝への登山道が延びている。
 入り口には入山者のカウンターが設置されている。

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 10分ほどで燧ヶ岳登山道の分岐に出る。
 このあたりも紅葉が始まっており、期待が膨らんでくる。



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 20分ほど歩くと周辺の木々が紅葉している小さな姫田代に出る。




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カエデの紅葉(クリックして大きく)  カエデやハゼなどが真っ赤に紅葉し、周辺の木々や青空とのコントラストが素晴らしい。
 写真をクリックすると大きく表示します。


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 30分くらい歩いたところが上田代で燧裏林道では標高がもっとも高く広さも一番広い田代のようである。


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 この上田代からは新潟県との境界付近の山々がよく見え、平が岳も望むことができる。


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新潟県境の山々(クリックして大きく)  ここならではの景色に見とれてなかなか前に進まない。
 新潟県境の山々を見る。(クリックして大きく


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真っ赤な紅葉(クリックして拡大)  カエデではないが真っ赤に紅葉しており、並んで記念写真を撮ったりもした。
 写真をクリックして拡大


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 上田代から少しずつ下りながらブナの林に入っていくと、山全体が黄葉しているような感じがする。
 大きなブナの木が倒れているところも通った。

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 直径20cmくらいのブナの木だが、「昭和6年8月」とナイフで刻まれており、約70年経ってこの大きさなのかと成長の遅さと、他の大きなブナたくましさに驚いた。
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 御池から3.3kmの標識まで1時間20分ほどで着いた。
 ここから下ると渋沢温泉小屋に出るようだ。


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 土石流で流されたシボッサワには立派な橋が架けられている。
 橋の付け根が少し広くなっているので、ここで休憩する人も多い。
 御池から1時間40分くらいかかっている。

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 さらにブナの林やいくつかの沢をこえて進むと、三条の滝へ1.2kmの標識があり、ここからは温泉小屋に直接行く団吉新道と渋沢温泉小屋に下る道も分かれている。

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 少し下るとウサギ田代に出る。ここのまわりも紅葉がきれいだ。




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 ウサギ田代を過ぎると急な下りとなり、木の根などにつかまりながら注意してくだらなければならない。
 途中から大きな滝の音が聞こえるようになるが、滝まで30分くらいかかった。
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三条の滝(クリックして拡大)  平滑の滝への分岐には御池から約2時間かかったが、そこから10分も下ると三条の滝が見えてくる。(クリックして拡大
 帰りは同じ道を歩き2時半頃御池に出た。

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 花はほとんど見られなかったが、ツルリンドウの花と真っ赤な実が印象に残った。


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 ブナの林の中では栃の実の殻が何ヶ所かに落ちていた。何か動物が食べたあとだろうか。


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