大分100山や大分県の山などに紹介されている山香町の津波戸山だが、大分県内の人でこの山が何処にあるのか知らない人も多い。この夏途中まで一人で登ってみたが、岩肌やまわりの景色など展望も良くコースもまずまずだったので、職場の仲間と登ることにした。
 ルートは前回と同じで、JR日豊線西屋敷駅近くの向野地区の松尾公民館に車を置き、そこから歩いて登った。海蔵寺跡から大師像の横を通り、水月寺奥の院を経て山頂に行き、帰りは66番の弘法大師像から88番巡拝道を通り、海蔵寺跡に戻った。このほか大師像の手前から3番弘法大師像から48番への巡拝道があるが、次回の楽しみとした。
 山頂西側展望所からは宇佐市内や周防灘を一望することができ、途中の展望所からは由布岳や鶴見岳も遠望でき、西屋敷駅近くのJRや国道などがまるで箱庭のように見える。
 登山口から山頂まで直接登れば1時間20分ほどで、巡拝道をすべて回れば4時間ほどかかるらしい。今回は下りも1時間半ほどだった。
山香町 津波戸山(529.4m)

2003/10/25








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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★ ★★ ★★★
津波戸山地図(クリックして拡大)  津波戸山は市販されている道路地図などには三角点の表示がなくわかりにくい。
 JR西屋敷駅近くの向野にあり、国道10号線から切り立った岩山が見える。
 写真をクリックして周辺地図


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 松尾公民館には3、4台の車を停めることができる。
 公民館の床下にミツバチの巣があるらしくたくさんの蜂が舞っていてびっくりした。


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 公民館手前の津波戸登山口の標識。
 国道から踏切を渡ると何ヶ所かに小さな案内標識があるので、注意してここまで来れば間違いない。


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 公民館から20分ほど農作業用の道を歩いて登る。
 海蔵寺跡の手前で行き止まりになっており、車の転回や駐車はおすすめできない。


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 海蔵寺手前の看板には弘法大師像巡拝コースと山頂までのルートが詳しく書かれている。



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 海蔵寺跡から貯水池の下を横切り山頂へと向かう。
 夏に来たときにはかなりの水が流れていたが、この日は枯れていた。



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 貯水池を過ぎると歩きやすい登山道となる。
 少し行くと右斜面に登るロープがあるが、88番弘法大師像に出るルートで、今回は帰りに通ることにした。


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 3番弘法大師像への巡拝道に行かず、沢を登っていくと大きな弘法大師像に出る。
 まっすぐには行けないので、少し戻って沢から右に行く登山道に戻って登る。

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 沢から少し右に行ったところに津波戸山山頂への小さな案内があり、石積み階段が少し残っている道を登る。


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 このあたりから尾根までは少しずつ道が急になり、所々にロープも張られているので、滑らないように注意して登る。


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 坂道の途中に水月寺奥の院が岩のくぼみに祀られており、奥には「硯石水」が岩の間から出てきている。
 この水で墨をすり字を書くと上手になるらしいがあやかりたいものである。

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 水月寺奥の院から尾根までの道ははっきりしているものの、かなり急で、ロープを伝わりながら登る。
(下りに撮影したもの)


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 あえぎながら登ると前方が明るくなり、津波戸山の尾根に出る。
 この上は少し広くなっており、豊後高田市内が展望できる。
 津波戸山の一番高いところはここから右になるが、道ははっきりしない。  三角点は左方向にあり、すこし進むと最初の展望所に出る。

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 三角点手前の第一展望所からは正面に御許山が見え、JR日豊線や国道10号線など箱庭のように見える。
 左前方には由布岳や鶴見岳が遠望できる。

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 第一展望所から少し下るように灌木の中の登山道を西へ進むと津波戸三角点がある。




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 津波戸山の三角点にはいくつかの標識が建てられていた。
 標高は529.4mとなっているが、東側の一番高いところには540mの等高線がある。


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 三角点から少し西に行くと切り立った展望所に着き、ここからは宇佐平野や周防灘が一望できる。
 子供達は木に登ったりしてさらに遠くを見ようとする。


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宇佐平野展望(クリックして拡大)  西側の展望所から見た宇佐平野と周防灘。中央左下付近がJR宇佐駅となる。
 写真をクリックして拡大パノラマ写真を表示


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 下りは弘法大師八十八ヶ所巡りの66番から88番までを巡拝することとした。
 大きな弘法大師像を少し下ったところに、標識とロープがあり、鎖を伝いながら目印のテープをよく見て登る。


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 66番の展望所に出ると耶馬渓にも負けないすばらしい景色が待っている。
 写真は66番弘法大師像から第一展望所を見上げたところ。
 ここからの展望などは前回登ったときの様子を見ていただきたい。

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