速見郡山香町の北部、豊後高田市との境界近くに津波戸山はあり、道路地図などでは三角点や山の名前が記載されていないので、あまり知られてないのかと思うが、絶鋒奇岩からなり景色や展望もよく最近登るファンも多い。三角点は529.4mの所にあるが最高点は豊後高田市との境界の標高540m程の所になる。
 JR日豊線西屋敷駅近くの山香町向野地区から登ることができ、津波戸山弘法大師八十八ヶ所霊場巡拝道として登山道周辺の88ヶ所に大正時代に安置されたお地蔵さん(弘法大師)と観音様の石像(一部壊れたり盗まれたりしている)がある。すべてを巡拝して回ると4時間以上かかるので、この日は午後2時過ぎからだったので、88番から65番までを約2時間かけて往復した。
 登山道は岩山を登ったり谷を下ったりし、ロープなど張られている所もあるが谷が深いので尾根道を歩くときは強い風の日などは十分注意していただきたい。新緑がとても綺麗だったので、また秋の紅葉時期に登ってみたいと思う。
速見郡山香町 津波戸山(529.4m)

2003/6/1










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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★ ★★★ ★★★ ★★
津波戸山地図(クリックして大きく)  国道10号線の西屋敷駅から別府方面に1km程の所から踏切を渡って東に進むと津波戸山登山口の標識がある。
案内板に従って進むと松尾公民館があり、車はここに停めさせてもらう。

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 豊後高田市の華岳から見た津波戸山で、三角点(529.4m)は中央の山頂部が平らに見えるところにあるが、右側の最高点は540m以上ある。



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 公民館横の案内板には登山者の車はここまでと書かれている。
 この民家の前に88ヶ所巡りの説明文があるので、志を入れていただいておくと山歩きの参考となる。


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 公民館から登山口までは20分ほど農作業用の道路を歩く。
 登山口近くまで車で行けるが、駐車スペースはないので、農作業車の妨げになると思う。

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津波戸山登山口案内(クリックして大きく)  津波戸山登山口には88ヶ所巡りの案内とそれぞれの所要時間などが書かれた看板がある。
 写真をクリックして大きく表示


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 登山口のすぐ上に海蔵寺跡地があり、小さなお社が建てられている。



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 海蔵寺跡地から小川を何度か渡り、杉木立を抜けると左側に小さな池があり、小川沿いの少し開けた道に変わる。



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 低い山だがかなり上の方まで小川が流れており、水月寺奥の院には筆字が上手になるという「硯石の水」が湧き出ているそうで、水も確保できる。


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88番大師像(クリックして大きく)  小川沿いに登ると3番札所方面と大師像方面に進み直接山頂に行くことができるが、この日は池を過ぎたあたりから鎖をつたって登り、88番の弘法大師、観音像の所に登った。
 写真は御許山方向を見たところでクリックして拡大写真。

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華岳方面(クリックしてパノラマ写真)  そそり立った大きな岩の向こうには華岳が見え、日出町との境界付近の山も見える。
 写真をクリックしてパノラマ写真。



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 津波戸山の東寄り一番高いところを背景に観音像を写す。
 このあたりは75番前後の巡拝像になり、周辺の尾根には66番から88番まで20ヶ所以上巡拝所がある。

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津波戸山頂部(クリックしてパノラマ)  66番巡拝所あたりから山頂を見る。
 写真をクリックして山頂部のパノラマ





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 66番から岩の間を鎖など伝って谷あいに出ると2m位の大師像が祀られている。
 ここから奥の院へと続いているようだが、時間の都合で同じ道を引き返した。


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ヤマツツジ(クリックして大きく)  岩場にはヤマツツジの花が何ヶ所か咲いていた。
 写真をクリックして大きく表示


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今回の写真は画素数の設定を間違えてしまい、見づらくて申し訳ございません。m(__)m
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