日田郡上津江村と中津江村の境界にある渡神岳(1150.2m)は釈迦ヶ岳、御前岳とともに津江三山と呼ばれているが、釈迦ヶ岳から少し離れ独立峰となっていて、まわりから見てもすぐに見つけることができる。
 中津江村では一番高いのかと思っていたが、中津江村と上津江村との境界にある酒呑童子山(1180.5m)が二つの村共通のてっぺんになるようだ。
 釈迦ヶ岳近くの椿ヶ鼻からの登山道もあるが、今回は中津江村との境界にある石建峠から直接登ってみることにした。大山町から前津江方面に入り、赤石小学校を通り過ぎると渡神山登山口の案内標識があるので、中津江村方面へ登っていく。途中椿ヶ鼻に向かう道路もあるが、小川に沿って峠を目指す。峠が登山口となるが駐車場はなく道路脇に車を停め檜林にいる。上りは40分程度下りは20分ほどだ。
日田郡中津江村 渡神岳(1150.2m)

2004年4月4日






山登り掲示板へ 市町村の山へ

私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★ ★★★ ★★★
渡神岳地図(クリックして拡大)  2月に登った大山町の高塚山方面に入り、赤石小学校を通り過ぎて石建峠に向かう。
 この日は大山町鎌手から曽家峠を経由して石建峠に来た。
 地図をクリックして詳細地図

−1−
 写真は前津江村赤石小学校から登ってきた石建峠で、手前が中津江村側、前方に下っていくと赤石地区になる。
 峠には石の祠が祀られていた。山頂と共に雨乞い神事が行われていたのであろうか。
−2− 
 峠の檜林から登るが、はっきりした標識はなく檜に巻き付けられたテープの所が登山口の目印となる。



−3−
 道路脇にあるコンクリートの板に「渡神岳登山口」と書かれているが、ほとんど消えかけている。


−4−
 檜林の中の道ははっきりしていて歩きやすい。




−5−
 檜林を過ぎると少し登りとなるが、道ははっきりしている。




−6−
 この時期は灌木の間から山頂も見え、少し登ればすぐに山頂に着く感じがする。



−7−
 小さなピークを過ぎたと思うと急な下り坂が現れる。




−8− 
 かなり下るのかと思ったが、谷は尾根のようになっている。右側が前津江村左側が中津江村だと思う。



−9−
 谷を過ぎたと思うと急な登りとなり、ロープが取り付けられているところもある。



−10−
 木の根の間から石がごろごろと出てきて、木の根っこなどに捕まりながら登る。



−11−
 あえぎながら登っていると「がんばれ山頂まであと10分」と書かれたプレートがあり、ほっとする。


−12−
 北東方向が開け、大山町との境界付近の山が見えてきた。
 中央付近に高く見えるのが高塚山ではないかと思う。


−13−
 山頂の手前にも小さなピークがあり、少しの間登山道は平坦になる。



−14−
 山頂近くなり、小さな祠が見えてきた。もう一息だ。



−15−
 最近まで雨乞いの神事に使われていたという祠が出迎えてくれ、ひと参りする。



−16−
 渡神岳の山頂に到着。福岡市から来たという3人のグループが椿ヶ鼻方面から登ってきていた。
 山頂には3等三角点「渡神岳」(1,150.2m)がある。


−17−
 椿ヶ鼻方面や釈迦ヶ岳は展望できなかったが、標識は整備されているようだ。
 地図上の石建峠方向へは「石立峠」と表示されていた。

−18−
 北東方向に見える大山町との境界の山が見えるが、春霞で遠望がきかない。


−19−
 南東方向にはくじゅう連山や阿蘇山が見えるはずだが、上津江方面までの山々しか見えなかった。


−20−

前回の山(武蔵町 子引)   山登りサブへ  次の山(上津江村 尾ノ岳)