日田郡上津江村から阿蘇山の外輪山に通じる県道の阿蘇郡阿蘇町との境界付近に尾の岳(1,40.7m)がある。大分県周辺の一等三角点の一つなので、渡神岳に登ったときに行ってみることにした。近くにはオートポリスサーキットがあり、尾の岳の山頂までスポーツカーの爆音が響いてきた。
 山頂までは峠の県道から10分もかからず、いつでも気軽に登れると思う。この日は春霞で遠くまで展望できなかったが、まわりに高い山もないので、阿蘇山やくじゅう連山も展望できると思う。
 山頂で熊本県の人に会い、近くに「オノダケがあるはずだが知らないですか」と聞かれ「尾の岳はここでは」と返すと「斧の字の斧岳ですが」と言われ、近くにもう一つの斧岳があることを知り、一緒に登り口を見つけ登ってみた。
日田郡上津江村 尾ノ岳(1,040.7m)
阿蘇郡阿蘇町 斧岳(1,028.5m)

2004年4月4日






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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★
尾の岳地図(クリックして拡大)  阿蘇山の外輪山から菊池温泉方面に向かい、途中からオートポリス・上津江村方面に向かい、県境に尾の岳はある。
 地図をクリックして詳細地図

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 外輪山方面から上津江村に通じる県道の峠が県境になっており、上津江村の標識の所から登ることができる。
 少し先に駐車スペースもある。

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 少し上津江村側に入ったところに踏み分け道があり、標識はないがテープなどを目印に登る。



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 上りという程の道でもなく、ススキやアセビ林の踏み分け道を登る。




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 県道を挟んだ反対側の山にも携帯電話などのアンテナがあり、展望の良いところであることがうかがえる。


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 アセビの林を過ぎるとススキの原が広がり、山頂の標識も見えてくる。


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尾の岳山頂(クリックして拡大)  5、6分もすれば一等三角点のある尾の岳山頂(1,040.7m)に着く。
 山頂といっても原っぱの真ん中みたいなところで、岩もなく三角点の標柱があるのみである。
 写真をクリックして尾の岳三角点

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オートポリス(クリックして拡大)  山頂のすぐ下はオートポリスで、何かのレースをやっているのだろうか、スポーツカーの爆音が聞こえてくる。
 写真をクリックしてオートポリスの全景


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尾の岳からの展望(クリックして拡大)  春霞で遠望はきかないが、津江山系の山々がよく見える。
 写真をクリックして山頂からのパノラマ写真


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 尾の岳山頂で知り合った人から聞いた斧岳は阿蘇町側に少し下ったところにある。



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 斧岳の山頂は畜産試験場の牧場の中にあるようで、登山口は見つからなかったが、県道側から有刺鉄線をくぐって登らせてもらうことにした。


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 この時期牧場内は野焼きされており、ひらけてはいるがズボンの裾は真っ黒である。
 夏場は牛が放牧されていると思うので注意を。


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 少し登ると防火帯があり、そこを伝って登っていくと山頂の標識が見えてきた。



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斧岳山頂(クリックして拡大)  斧岳の山頂には「阿蘇の草原を守ろう」と書かれた標柱と斧岳山頂の標識があった。
 写真をクリックして市中四等三角点(1028.5m)


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斧岳からの展望(クリックして拡大)  斧岳からの展望もすばらしく、すぐ下には西洋風の牧舎がある西湯浦牧場が見える。
 写真をクリックして西湯浦牧場の拡大


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 南側には阿蘇外輪山が見え、その向こう側にうっすらだが阿蘇五岳が見える。



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