南海部郡弥生町には尺間山(641m)や彦岳(639m)などよく登る山があるが、一番高いところは本匠村との境界付近にあるこの椿山(658.8m)のようである。
 地図の上から見つけたが、今までにあまりきいたこともなく登ったこともなかったので、登山道があるか心配だった。大分百山にもなっているので、道は確かだろうと登ることにした。
 この日は弥生町の谷口地区から車で登っていったが、道はとても狭く椎ヶ谷地区まで小川の縁をやっと登っていった。峠から本匠村方向は広い道になっており、通常は本匠村に入り旧道の風戸地区から竹原地区まで登り、林道を行くのが正解だと思う。
 登山道ははっきりしており、テープや矢印で迷うことはないが、尾根までは登りがきつく、展望もあまりきかない。山頂からは佐伯市方面などよく見え、遠く祖母山系も展望できる。なお、下りの尾根道は、まっすぐ進んでしまうと反対側の林道(現在建設中)に出てしまうので注意が必要だ。
南海部郡弥生町 椿山(658.8m)

2003/3/9






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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★ ★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★
椿山周辺地図(クリックして大きく)  国道10号線の弥生町役場入り口から、本匠村方面に進み、風戸公民館のあたりから、石切場の方向に登っていく。
 椎ヶ谷地区の峠から未舗装の林道が延びており、林道の終点手前の一番高くなったところが登山口となっている。
 地図をクリックして大きく表示


−1− 
 風戸地区から登ってきた道の峠付近に林道の三叉路があり、小さな立て札に椿山登山口と書かれている。(丸の中)
 林道は2kmほどあるが、普通車の場合この付近に車を停めて登るのが賢明だと思う。
 また、新しい林道がこの少し下から造られており、山頂の裏側まで、行けるようになるようだ。
−2−
 峠付近にある祠。
 椎ヶ谷地区には民家はほとんどないが、以前は20戸以上の集落だったようで、峠には記念の石碑やこのような祠がある。


−3−
ミツバツツジ(クリックして大きく)  林道の途中に咲いていたミツバツツジ。
 一株だけだったが、周りに映えてとても綺麗だった。
 クリックして大きく表示


−4−
 登山口近くの林道と山頂から延びる尾根。
 林道は未舗装で、草も多く生えており、夏場は大変だと思う。


−5−
 林道の一番高くなったところから登山道がある。
 木の枝で作られた杖が何本か置かれていて、太平はつらつ山歩会が設置してくれた小さな案内板(丸の中)がある。
         11:24
−6−
 登山道ははっきりしているものの、最初は緩やかだがすぐに急登になり、急ぐと疲れが増すので、ゆっくり登りたい。


−7−
 登り道はほとんどまっすぐだが、一カ所ジグザグに進む。そこにある標識には「がんばれ後20分」と書かれている。


        11:47
−8−
 急な登りの中、大きな岩が見えてくるともうすぐ尾根道になる。


           11:51

−9−
 尾根道は大きな岩が多く、いくつかのコルを越えて山頂に着く。


        11:57

−10−
尾根道からの展望(クリックして大きく)  尾根道からは佐伯湾や弥生町方面が木々の間から望むことができる。
 写真をクリックして大きく


−11−
 椿山の由来なのか尾根道には椿の木も少しあった。
 まだ蕾もかたく、春を待っているようだ。


−12−
 山頂の手前では尾根から4、5m下って一気に登る。
 尾根は山頂を経て、国道10号の川中バス停付近まで細長く延びている。
        12:05


−13−
 椿山の山頂には2等三角点の「風戸」があり、標高は658.83mとなっている。
 北側は木が茂っていて展望はきかないが、他の方面は素晴らしい展望だ。
         12:08
−14−
山頂に近づく雪雲(クリックすると雪が降ってきます)  山頂から西側の佩楯山方向を見たところ。
 新しい林道がすぐ下まで延びてきている。
 この日は寒の戻りがひどく、この山にも雪が降った。右手から雪雲が近づいており、この後の様子は写真をクリックして。

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山頂から佐伯方面展望(クリックして大きく)  山頂からは佐伯市の上岡地区や佐伯湾が一望でき、弥生町の一部や番匠川も展望できる。
 写真をクリックして大きく




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楯ヶ城山(クリックして祖母傾遠景)  西の方向には楯ヶ城山や前回登った佩楯山などが見え、遠くに雪の積もった祖母山系も少し見えた。
写真をクリックして祖母、傾山の遠景。

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道の駅やよいから椿山(クリックして大きく) 山を下りて、弥生町にある「道の駅やよい」の湯に入り、疲れを癒した。
 ここから椿山の山頂部が少しだけ見える。
 写真をクリックして椿山の拡大


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