涌蓋山(1,500m)みそこぶし山(1,064m) 2001/12/1 |
職場の仲間と久しぶりに登りました。この山は山容も良くて、くじゅう連山から少し離れたところにあり、遠くから見てもすぐにわかる山です。民話では万年山(1,140m)と背比べをし、負けたため万年山(はねやま)が跳ね飛ばして、この場所に涌いたようにできた山なので、涌蓋山(わいたさん)となったと言われています。 この日は天気も良く、職場の仲間とは今年最後の登山となるので、16名の参加がありました。登るのには、筋湯温泉からと、地蔵原、八丁原地熱発電所付近から等のルートがありますが、今回は八丁原発電所近くから登りました。 また、雅子妃殿下が、前日の夜宮内庁病院に入院され、この日に生まれるのではないかなどと話しながら登っていたのですが、頂上に着いた頃には分娩室に入られたとのニュースが流れ、丁度下山した頃に女のお子様がお生まれになったとのニュースが届き、記念すべき登山となりました。 |
筋湯温泉と熊本県の黒川温泉の間にある山で、前回登った鞍岳からもこの山をはっきりとらえることができます。 | 九重町千町無田付近から見た涌蓋山です。 右端が山頂になりますが、その左のピークが女岳と呼ばれています。 中程の涌蓋越からの登りがきつかったです。 左側の小さなピークはみそこぶし山と呼ばれているます、その意味はわかりません。 |
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県道の傍らに車を止めて、放牧用の農道をしばらく歩きます。 正面の山は一目山ですが、今回はこの山裾をまわって、みそこぶし山の方に向かいました。 (10:05) |
登山口から少し入ったところでは、つららと霜柱があり、山は冬景色になりつつありました。 霜柱も普段の生活では見る機会がありませんが、ここでは8cmくらいにも伸びていました。 |
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みそこぶし山までは、ほとんど平坦な道で、疲れることもなく、登山道もはっきりしており、迷うことはありません。 | みそこぶし山への登山道です。この山裾を左に回り込んでも涌蓋越に出ますが、この尾根道の方が景色も良く、そうきつくはありません。 | ||
みそこぶし山から見た涌蓋山と手前の女岳です。 これからが、山登りといった感じで、雑木林の中を歩き、女岳を目指します。 |
涌蓋越から女岳への道です。 樹木は、アシビが多く見られ、植樹もしているようです。ミヤマキリシマの木も見られますが、あまり大きくなっていません。 |
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女岳(1,425m)まで登ってきました。涌蓋山頂までは標高差100mもないのですが、ここから少し下って最後の登りとなります。 | 女岳からはそんなにきつくもなく、涌蓋山山頂へ到着です。 山頂と言うより原っぱといった感じで、どこがピークなのかわかりにくい山頂です。 ちなみに、一番左に座っている人のあたりに、三角点の標柱があります。 |
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山頂東側にある、石の祠。右に降りると地蔵原に出ます。 同じような祠は三角点に近い東側にもあったが、それぞれの集落で、祭っていたのではないかと思います。 |
山頂から下り始める途中から見た女岳です。 上から見るとあまり登っていないように感じるのが不思議です。 遠くには阿蘇の山並みが見えています。 |
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涌蓋山頂からの展望1 阿蘇五岳 大分県側から見ると大仏さんが横たわったように見え、鞍岳から見る形とはずいぶん違います。 |
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涌蓋山頂からの展望2 鞍岳・雲仙普賢岳 左側のピークが前回登った鞍岳で、ここからだと鞍の形には見えません。 雲仙普賢岳は右から3分の1位のところの奥にぼんやりと見えています。 |
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涌蓋山頂からの展望3 くじゅう連山 ここからだと、くじゅう連山の一つ一つが手に取るように見えます。 左から平治岳、大船山、三俣山、中岳、星生山、久住山が見えています。 |
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涌蓋山頂からの展望4 花牟礼山 千町無田や花牟礼山方面を見ます。 花牟礼山の向こうには大分市内も見えるのではないかと思いますが、この日はそこまでは見えませんでした。 |
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みそこぶし山ごしに見る由布岳。 手前右側の山は崩平山で、中継用のアンテナがたくさん立っています。 その向こうの双耳峰が由布岳です。 |