竹田市 平治岳(1643m) くじゅう連山のミヤマキリシマを求めて男池から |
毎年この時期になるとくじゅう連山のミヤマキリシマが気になり、どこかの山に登りますが、満開できれいなミヤマキリシマを青空の下で見ることはなかなかできません。まだ満開には少し早いと思ったのですが、時間ができたので、由布市庄内町の男池から大戸越に出て平治岳に登ってきました。 大分市内から、国道210号線を由布市庄内町まで向かい、そこから県道621号田野庄内線を阿蘇野方面に入り込みます。阿蘇野から少し道幅が狭くなりますが、白水鉱泉入り口を通り上っていくと男池駐車場に出ます。午前7時半頃でしたが、すでに福岡県など県外ナンバーの自家用車でほとんど一杯になろうとしていました。 登山道の入り口に男池清掃管理所があり、男池清掃協力金100円を支払って男池方向に進みます。この日は平治岳山頂付近のミヤマキリシマが目的でしたので、男池には寄らずにかくし水方面へと登山道を進みます。このあたりは起伏も少なくなだらかな上りですので、新緑を楽しみながら歩けます。 かくし水から少し登るとソババッケと呼ばれる窪地に出ます。雨が多いとぬかるんでいることもありますが、この日は乾いていて歩きやすく、風穴・黒岳方面に進むと大戸越(うとんごえ)・平治岳への分岐を右方向に進みます。 少し歩くと急な上りとなり、ごつごつとした岩も登山道に出てきます。クサリやロープなどはありませんが、我慢しながらゆっくり登るとミヤマキリシマの咲き誇る大戸越です。一休みして平治岳山頂へと向かいます。 |
私の評価 | 登山道 | 標識整備 | 山道展望 | 山頂展望 | 草花自然 | 運動量等 | 周辺整備 | 温泉施設 |
★★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★ |
平治岳には長者原から雨ヶ池を超え、坊ヶつるから登る人も多いのですが、この日は由布市庄内町男池から登ってみました。 地図をクリックして登山ルート。 −1− |
少し早いかなと思ったのですが、午前7時半で県外ナンバーの自家用車を中心にほぼ満杯です。 −2− |
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県道横には公衆トイレもありますので、用を済まして男池管理事務所で、清掃管理費の100円を支払って登山開始です。 −3− |
男池への案内とともに、黒岳・大船山・平治岳への案内標示があります。 観光客も多いので、男池までの散策道は整備されています。 −4− |
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少し歩くと男池への分岐がありますが、平治岳へ向かうためかくし水方面に向かいます。 −5− |
登山道は途中まで男池散策コーににもなっていて、勾配も少なくこの時期は新緑を楽しみながら歩くことができます。 −6− |
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分岐から20分ほど歩くと放牧地になるので、柵があります。 登山者は通れるように工夫されています。 −7− |
放牧地にいるとすぐ左側にかくし水があります。 男池あたりからここまでは谷間に水はなく、ここで出た水は岩の下を流れているようです。 少なくなったた水も補充しましょう。 −8− |
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少し登り加減で20分ほど歩いて登り切り、下ったところがソババッケです。 雨が多いとぬかるんでいますが、木株の登山道ができていました。 −9− |
ソババッケから(切り立った山に囲まれた場所「ソバ」=山中、「バッケ」そそり立ったからのようですが)大戸越と平治岳が青空にはえて見えます。 これからの上りが正念場です。 −10− |
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風穴・黒岳との分岐から右方向に入り込みます。 −11− |
分岐から少しの間は広い平坦な道ですから、脇にそれないよう注意しながら進みます。 −12− |
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足下に岩がごろごろしてきて、急な上り坂になりますが、ロープにつかまるような所はあまりありません。 −13− |
峠に近くなってきたのか、少しなだらかになってきました。 ソババッケから、約1時間ほどたっていました。 −14− |
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上ってきて、ほぼ平坦になったところにも風穴・黒岳への分岐がありました。 ここからは風穴に出るようですが、まだ通ったことはありません。 −15− |
ソババッケから1時間、登山口から1時間50分ほどで大戸越に出ました。 坊ヶつる方面からの登山者も多くいました。 −16− |
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大戸越から平治岳方面の展望です。 時折雲が流れますが、開けたときにはミヤマキリシマが鮮やかに見えます。 −17− |
少し早いものの、多くのミヤマキリシマの株が楽しませてくれます。 −18− |
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一休みして平治岳山頂を目指します。 このあたりもミヤマキリシマがきれいで、坊ヶつるも見えてきます。 −19− |
登りついたところは平治岳の南峰で、標高は1615m程でしょうか、ここからは坊ヶつるがよく見えるのですが、あいにくガスが濃くなり山頂に向かいます。 −20− |
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少し北に下って上ると平治岳の山頂です。 山頂西側斜面にはミヤマキリシマの株が見えますが少し早いようです −21− |
山頂と南峰との鞍部あたりはノリウツギの木が増えて、ミヤマキリシマを駆逐し始めています。 くじゅうネイチャーガイドクラブの方達が駆除してくれているようです。 −22− |
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平治岳山頂に到着です。一人だったので、男池の登山口から休憩を含めて、2時間半ほどでした。 −23− |
時折ガスがはれると、雨ヶ池越えや涌蓋山など西の方向が開けミヤマキリシマも鮮やかです。 よく晴れていると由布岳なども展望できます。 −24− |
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下る頃には南西方向の三俣山や坊ヶつるもよく見えるようになりました。 こちらの斜面の開花は今からのようです。 −25− |
大戸越へと降りてきました。南峰から大戸越の間は上り下りが一方通行になっていて、下りは少し回り込みます。 −26− |
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標識も下りルートを示していて、ノリウツギなどが切り倒されて、登山道も整備されています。 −27− |
大戸越に降りてきたのは11時半頃なので、ここで昼食にしました。 これから上ろうとするハイカーもまだ多くいました。 −28− |
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帰りはソババッケ、かくし水まで下り、散策道を男池方面に向かいました。 −29− |
男池は今も変わらず観光客が多く、この日もたくさんの方が訪れていました。 −30− |
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むかし男池にはコインが投げ入れられていましたが、最近は投げ入れる人もなく、きれいな水がコンコンと湧いていました。 −31− |
県道まで降りてきました。登り始めて5時間半ほどかかりましたが、まだ下山している人は少なく駐車場はほぼ満杯でした。 −32− |