別府市 水口山(896m) 由布岳正面登山口から水口山を経て猪の瀬戸湿原へ(2) |
由布岳東登山口から日向岳に登り、日向観察路を歩いて由布岳正面登山口に出たあと、県道の反対側に横たわる水口山から猪の瀬湿原に出て東登山口に戻ることにしました。 昼食を済ませ、由布岳正面登山口の横にある「東山いこいの森」案内板を見て、作業道を登りました。作業用のトラックが通れそうな広い遊歩道は水口山東側の林間広場までつながっていて、途中「自然歩道」として山頂や由布・鶴見展望できる山道がありました。 この日は水口山から猪の瀬に降りるルートが初めてだったことや夕方の予定があったために、脇道には入らずに猪の瀬湿原へと向かいました。ところが、作業道終点の林間広場から猪の瀬湿原への案内板はなく、城島志高展望ルートを少し下ってしまいました。 地図(GPS)で確認して元のルートに戻って付近を見ると、北側に向けて赤や白のテープが巻かれた踏み分け道がありました。地図と見比べると猪の瀬湿原方向に降りていくようなので、テープを頼りに下りました。 途中急坂になりルートもはっきりしなくなりますが、猪の瀬湿原や県道などが見えるようになり、テープを探しながら注意深く下ると猪の瀬湿原に出ました。猪の瀬湿原は最近整備されていて、木道や案内板が設置されていました。 |
私の評価 | 登山道 | 標識整備 | 山道展望 | 山頂展望 | 草花自然 | 運動量等 | 周辺整備 | 温泉施設 |
★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ |
水口山(896m)は日向岳の南側、県道11号やまなみハイウエイ沿いのなだらかな山ですが、地図には三角点はなく、標高点のみが記されています。 地図をクリックすると周遊ルートを表示します。 −1− |
由布岳正面登山口にはこの日も県内外から多くのハイカーが自家用車で来ていました。 無料の駐車場は満杯で、向かい側の有料駐車場にも多くの車が止められていました。 −2− |
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由布岳正面登山口の「東山いこいの森」の案内板は今までも何度か見ていましたが、ここから歩いて登るのは初めてです。 −3− |
この日は天気も良く、遊歩道からは県道を挟んで由布岳(1583.5m)と飯盛ヶ城(1067m)がきれいに見えていました。 −4− |
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最初は舗装された道路ですが、やがて未舗装の砂利道に変わります。 道幅は広く作業用のトラックなど通れるくらいです。 −5− |
最初の標識は「カラマツ林散策路」となっていますが、あまり人が歩いた形跡は見られませんでした。ここから入り込むと三角点のある青梅台(896.3m)に出るのでしょうか。 この散策路には入らずさらに作業道を進みます。 駐車場の上部には多くのカラマツが植えられていて、春の若葉がきれいです。 −6− |
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何度かカーブを上ると勾配は緩やかになり、水口山山頂へは「自然歩道500m」の標識に従い、作業道から左方向に入り込むます。 −7− |
自然歩道の途中に水口山の山頂があったようですが、特に標識もなく反対側の作業道に出ました。 −8− |
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「散策路400m由布鶴見展望」の案内標示があり、ここを入り込むと由布・鶴見の展望が望めるのかと思いましたが、この日は作業道を右方向に進み林間広場に向かいました。 −9− |
しばらくすると作業道の終点となり、林間広場に出ます。 この日は湯布院に移り住んだという夫妻が散策しておられました。 林間広場の紅葉も少しずつ始まっていました。 −10− |
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林間広場から少し下ると「木の実の森200mもみじ広場」と「赤松林散策路500m城島志高展望」の標識があり、城島方向に少し下ってみたが、猪の瀬戸からは遠ざかるようなので戻ってきました。 −11− |
林間広場近くまで戻ってみると北側に下る踏み分け道とテープが続いていたので、そこから降りることにしました。 −12− |
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なだらかな下りがだんだん急斜面になりますが、前方下に猪の瀬戸の湿原が見えてきてルートの確認ができました。 −13− |
急斜面を東方向に下ると時折鶴見岳や猪の瀬戸湿原の東側を走る県道が見えてきます。 時折テープを見失いかけますが、慎重に探しながら下ります。 −14− |
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かなり下ってきて北方向にカーブすると猪の瀬戸湿原が眼下によく見えるようになります。 もう少しで下り切りそうな感じです。 −15− |
下りついたところに川が流れていました。案内板によると水口川と呼ばれているそうです。 猪の瀬戸湿原には他にも城島川、久呂川が流れていて、北側で合流して城島高原側に流れているようです。 −16− |
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川沿いを少し左方向(西向き)に歩いていると川の向こう側の湿原に大きな石のお社がありました。 −17− |
江戸時代にはこのあたりは日田街道として往来があったようで、「日田街道跡」の標識が立てられていました。 NPO法人猪の瀬戸湿原保全の会等が野焼きや木道の整備などをしてくれているようです。 −18− |
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猪の瀬湿原の西側は木道が整備されていて歩きやすくなっていました。 正面には午前中に登った日向岳とその奥に由布岳が見えています。 −19− |
木道の周りにはアザミやヤマラッキョウ、オタカラコウなどいろいろな花が咲いていました。 季節によってはほかの花も楽しめそうです。 −20− |
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真新しい「猪の瀬湿原散策路」の案内板も二ヶ所に設置されていました。 遊歩道の終点は「氷室跡」となっていました。このあたりでもその昔は氷室があったのでしょう。 −21− |
以前、猪の瀬湿原には背の高い樹木があったのですが、野焼きをすることによって草原が戻り、反対側の県道もよく見えています。 −22− |
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程なく歩くと県道沿いの猪の瀬バス停に出ます。 ここからバスに乗って湯布院や別府方面に行くこともできます。 −23− |
自家用車を由布岳東登山口に止めていますので、猪の瀬から県道を歩いて車に戻ります。 車ではそんなに遠くに感じませんが、歩くと結構な距離でした。(距離1.3km、標高差106m) −24− |
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山頂付近でトリカブトの花 | 山頂付近でサラシマショウマ | 木道そばに咲くオタカラコウ | 猪の瀬湿原でヤマアザミ |