由布市 由布岳(1583.3m)
由布岳西峰とお鉢巡り
2010/8/22

 大分市内からだと自家用車で1時間もかからずに登山口まで行けるので、夏場は仕事の前に早朝登山をする人もいるようです。今年の夏は記録ずくめの暑さで、この日も朝から寒暖計は上昇し続け、午前中に30度を超えてしまうような暑さでした。
 少しは涼しいところに登りたいことと、9月に北アルプスの剣岳・立山方面に行く計画があるので、その練習も兼ねて何人かを誘って登ることにしました。
 練習を兼ねているので、普段よりハードなルートをと思い、正面登山口から由布岳西峰に登り、お鉢回りをして東峰にも登って、東登山口への分岐まで戻って日向岳分岐まで降り、時間があれば日向岳にも登りたいと思って午前8時過ぎに正面登山口を出かけました。 
 合野越え、マタエまでは慣れた登山道なので、景色や草花を楽しみながら登りましたが、西峰へのクサリ場では少しペースが落ちてきてきました。西峰で小休止した後お鉢回りをはじめ、なだらかなところで昼食の予定でしたが、ルートが変わっていて草原の手前から降りるようになっていました。
 下り始めた途中の登山道で昼食を済まし、岩場のお釜の縁を越えて東峰へ。東峰に登り着いたのは午後1時頃でした。仲間と別れて東登山口への分岐まで戻って下り始めましたが、クサリ場やロープが多くて予定よりだいぶ時間がかかったように思います。
 日向岳の分岐まで降りてきたのが午後3時頃になってしまいましたので、この日は日向岳には登らず日向岳観察路を正面登山口へと戻りました。正面登山口に降りてきたのが午後4時半頃ですので、8時間半ほど山の中にいたことになりますが、いい練習になりました。由布岳の草花もお楽しみください。

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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
  
由布岳地図(クリックして大きく)  県道11号別府一宮線を別府から湯布院方向に上っていき、一番高くなったところが登山口になります。
 地図をクリックするとこの日の登山ルートです。

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 正面登山口から見た由布岳(1584m)と飯盛ヶ城(1067m)です。



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 登山口には登山届けの用紙とポストがあります。
 駐車場にはトイレもありますが、多くのハイカーが訪れるので、もう少し整備していただきたいものです。


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 萩の花が咲き始めた草原を登っていきます。
 この登山道は最初はなだらかに登るので、体がほぐれて良いと思います。


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 灌木の中に入り、少し石のある登山道から土の登山道に変わります。
 このあたりは秋になると紅葉がきれいです。


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 合野越えにつきました。登山口からはゆっくり歩いて40分くらいです。
 目の前には飯盛ヶ城がよく見えていて、ちょっと登りたくなる気持ちになります。

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 展望の良い登山道に出て何度かジグザグに山肌を登ります。
 このあたりまで来ると飯盛ヶ城よりずっと高くなり湯布院の町並みもよく見えます。


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 ジグザグの折り返しが短くなってくると、マタエが近くなりますが、岩がゴロゴロしていて少し歩きにくくなります。


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 マタエのすぐ下あたりは、登山道の整備も進んでいるようで、以前のガレ場に比べるとかなり歩きやすくなっていました。


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 マタエに到着です。途中で草花の写真などを撮っていたために、合野越えからここまで1時間半近くかかってしまいました。


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 今日は西峰から先に登ります。さっそくクサリ場がありますが、最初のクサリ場は難なく登れると思います。


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 少し下ってまたすぐにクサリ場がありますが、ここは3点保持で慎重に進まなければ危ないようです。


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 クサリ場を過ぎて少しきつい上りがありますが、そこを過ぎるとミヤマキリシマの株の中の歩きやすい登山道になります。


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 なだらかに少し登れば1等三角点のある由布岳西峰の山頂です。
 マタエからここまでは25分ほどでした。


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 山頂に着いたのが11時少し前でしたので、お鉢巡りの途中の草原で昼食を取ることにして、山頂を後にしました。


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 以前は杭のある方向にもう少し直進して下っていたのですが、崩落のために少し手前からお鉢の方に降りていくようになっていました。



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 下ってきて、マタエとは反対側に岩場があり、ここを登って東峰の尾根に出るようになります。
 昼食を途中で済ませて岩場に挑戦です。


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 岩場にはロープなどはありませんが、岩をつかみながら慎重に登ればそんなに危険はなさそうです。



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 岩場を過ぎて西峰や来たルートを振り返りながら少しずつ登っていきます。



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 湯布院側から見る東峰とは違って、樹木に囲まれた丸っこい東峰が近くに見えてきました。
 このあたりに東登山口に下る分岐があります。

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 由布岳の東峰に到着です。西峰よりも多くのハイカーが訪れていました。
 途中の昼食時間を含め、西峰から2時間程度かかっていました。

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 東峰に三角点や標高点はありませんが、大きな石碑が置かれていて周りの山々の名前が刻まれています。


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 一緒に登った仲間と東峰で別れて、私たち二人は東登山口の分岐まで戻って日向岳の方向に降りることにします。

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 分岐からしばらくの下りはクサリ場やロープが多く、前回登ってきたときよりもかなり大変な思いをしました。


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 急な下りの連続ですが、前方の展望は良くて、鶴見岳や高崎山、別府湾などが目の前に見えます。
 写真は日向岳と城島公園遊園地です。

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 急な登山道が終わると灌木の中をジグザグに降りてきます。
 大きな樹木が茂っているので登山道に草は生えてなく、涼しく感じます。


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 日向岳(1085m)の分岐まで降りてきました。東峰からは1時間50分ほど、分岐からでも1時間半ほどかかっています。


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 時間が思ったよりかかっていたので、この日は日向岳には登らず、日向岳観察路を標識に従って正面登山口へと戻ります。


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 牧場に出る合流点の少し手前に、合野越えに向かう分岐点がありました。
 合野越えからここまでは下り勾配ですが、ここから日向岳分岐まではまた上り勾配となります。


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 牧場に出る手前の合流点に到着しました。
 ここにもトイレがありますが、二度と行きたくないような感じでした。


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 牧場の草原に出てきたのが、4時15分頃でしたから、日向岳の分岐から1時間15分ほどかかっています。
 飯盛ヶ城から鶴見岳までよく見えていました。

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 由布岳登山口の戻ってきたのは4時半でした。東峰で別れた仲間は3時前に下山したそうです。
 途中では少し雲も出ましたが、一日良い天気で楽しめました。

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合野越えの上でカワラナデシコ ジグザグの登山道でイヨフウロ ランの仲間でしょうか マタエの下でワレモコウ
西峰の山頂でヤマハハコ お鉢巡りでシオガマギク 西峰から下りにタンナトリカブト オタカラコウ(雄宝香)の群生地
お鉢巡りでヤマアジサイ 西峰近くでホタルブクロ タマアジサイだと思うのですが 東峰の下でコオニユリと蝶
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