北海道の西部、後志支庁にあるニセコ連峰の東端にそびえているニセコアンヌプリ(1,308.2m)は丸い山容の多いニセコ連峰の中で鋭い山稜を持つ双耳峰の主峰である。この山はスキー場が多いことでも有名で、山の北側斜面を除いてゴンドラやリフトが列をなして設置されているのが地図の上からでもわかる。 この山頂からスキーをする人もあるようで、山頂小屋には注意書きなどが書かれていた。
 登山コースとしてはスキーリフトの上部から登るコースや北にある鏡沼付近から登るコースなどがあるようだが、今回は西側のニセコ五色温泉付近から登った。
 当日は寒冷前線の通過で一日雨の天気予報が出ており、登山口まで深い霧に覆われていた。ニセコ山の家に立ち寄り状況を聞いてみたが、こんな日は登らない方がよいのではとのことだった。しかし、イワオヌプリ登山口の遊歩道を散策しているうちに霧が晴れてきたので思い切って登ることにした。
 途中から霧の中を登ることとなり、楽しみにしていた羊蹄山(蝦夷富士)は望めなかったが、下山時には山頂近くまで望むことが出来、周辺の紅葉も楽しめて嬉しかった。登山道はしっかりしており、登りに1時間半、下りは1時間ほどで手軽に楽しめる山だ。
北海道 ニセコアンヌプリ(1,308m)

2005/10/29









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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★★
ニセコアンヌプリ地図(クリックして大きく)  千歳空港から支笏湖を経てニセコ町に入り、前日は昆布温泉のホテルに泊まった。
 昆布温泉からニセコ五色温泉まで車で行ったが、冬季は通行止めになるようだ。


−1−
 ニセコ五色温泉はニセコアンヌプリとイワオヌプリの登山口にあって、数軒の旅館があり、露天風呂もあるようだ。



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 朝のうちはこのあたりも霧で何も見えなかったが、少しずつ霧が晴れてきた。
 ニセコ山の家は宿泊もでき日帰り入浴も出来るが、今回は遅くから登ったため断念した。


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 ニセコアンヌプリの登山口にはキャンプ場があり、駐車場やトイレなども整備されている。
 登山口は駐車場のすぐ横だ。



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 登山道ははっきりしていて広く、最初のうちは石も少なく歩きやすい。




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 少し登ったところで、モイワ山方面から来る登山道と合流するが、あまり使われてないような気がした。


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 山の南側斜面を歩くようになり、このあたりからでも羊蹄山が見えるのではないかと思うが、前方は霧で山前見えなかった。



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 やがてケルンのある広場に出て視界が開けるが、登山口方面とモイワ山方面がかすかに見える程度だった。
 下山時にはニセコアンヌプリの山頂付近まで望むことが出来た。



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 登山道は北側斜面を歩くようになり、標高が高くなるに従って登山道の石がだんだん大きくなっていく。



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 登山口付近の山の家やキャンプ場横にある駐車場が見えてくるようになった。
 駐車場には私たちの車ともう1台しか止まっていない。

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 少しずつ霧も晴れてきているが、山頂付近はまだ望むことが出来ない。



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 大きな石がゴロゴロする登山道に変わってくると勾配が少しずつきつくなってくる。



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 もうすぐ山頂でないかと思うが、霧は一段と濃くなってきて周りの景色も見えなくなってしまった。


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 右手に小さなピークを見ると登山道は平坦になり、山頂が近くなったように感じる。



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 少し歩くと柱の上に矢印が見え、矢印の方向が山頂かと思ったが、その場所まで行くと少し左側に山頂の避難小屋が見えた。
 矢印は南を指しているのか南側のピークを指しているのか晴れていればわかるのだが、、、

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 避難小屋の影を頼りに歩いていくとその手前にニセコアンヌプリの1等三角点が見えてきた。
 この日の登山者は私たちを含めて6人かも知れない。


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 山頂避難小屋で食事を済まし、外に出てみると近くにアンヌプリ測候所の石碑が建てられていた。
 雲の間からでも羊蹄山が見えないものかと少し待ったが叶えられず、次回の楽しみとして下山した。


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 下山時には霧もかなり薄くなり、時折日も差すようになり、正面のイワオヌプリなどニセコ連峰がよく見えるようになった。
 羊蹄山はニセコ町から洞爺湖に向かう途中その姿をやっと見せてくれた


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