雲一つ無い秋晴れのこの日、近くの山で登っていない山を探し九重町の横山(1,036.78m)に登ってきた。ガイドブックによると山頂の尾根近くまで林道があるようになっていたが、新しい林道が出来たために寸断されたのか、途中で2度ほど登山道を探すのに苦労した。
 登山口には国道210号線の尾本トンネル付近から橋を渡って甘川水集落方面に行き、龍門の滝に抜ける農免道路の途中から林道に入り、砂防ダム工事用の道路の入り口付近まで自家用車で行ける。林道と工事用道路の分岐付近に車を止め作業道を山頂方向に登っていく。作業道路の上部は荒れていて、新しい林道ののり面の手前で途切れて踏分道となる。(新しい林道は九重町樫原付近から延びているようで17年度は工事中とのこと)
 谷間から大きなのり面をよじ登り、新しい林道に出るとホッとする。林道を少し西方向に歩き、最初の谷間を登ることになるが、上部にある切り出し用の林道への取り付きがわかりにくい。切り出し用林道は荒れていて足元ははっきりせず上部は崩落などあり気を付けなければならない。
 切り出し用林道は谷の手前で途切れ、尾根の林を目指して登らなければならないが、ここも登山道らしきものが無くカヤをかき分けて登ることとなる。
尾根に出れば登山道はわかりやすく、スズタケをかき分けながら登ると最初のピークに着き、少し下って200m程行けば展望の良い横山山頂だ。
玖珠郡九重町 横 山(1,036.8m)

2005/10/16









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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★ ★★★★ ★★★ ★★★ ★★
横山地図(クリックして拡大)  横山に登るルートは国道210号線82kmポスト近くの尾本トンネル横の橋を渡り、甘川水(あまがせ)集落方面に登って行く。
 地図をクリックして拡大表示


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 水分峠からだと尾本トンネルの手前に大分自動車道の下をくぐる道があるので、橋を渡って登って行き最初のY字路は右に進む。
 近くには珍しい通水橋があり、紅葉の時期はきれいだ。



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 甘川水集落から丸山や横山が正面に見え、集落を過ぎたところから「松木農免農道」が龍門の滝方面に延びており、分岐を左折する。


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 農免道路を登っていくとマイクロウエーブが見えるところで右に入り込む林道があるので、ここから入り込む。



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 林道はすぐに未舗装となり、途中丸山に登る分岐などあるが、道なりに進むと左に登る砂防ダム用の作業道がある。
 林道は右方向に延びているが上部とつながっているか確認していない。

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 作業道路入り口近くの林道に自家用車を止めて、ここから歩いて登ることにする。
 この先砂防ダムが3つあり、作業道は最上部で途切れている。


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 作業用の道路を登っていくと、正面上部に林道が造られているのが見える。
 作業道の上部は土砂が流れ込み荒れている。
 新しい林道上部に横山への登山道が見える。


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 作業道の最上部まで登ると、行き止まりとなっていてこの先はかすかな踏分道を探して登ることになる。





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 踏分道を少し入り込むと正面に林道建設のための大きなのり面が前方にあり、階段状になったのり面の草を踏み分けて登る。


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 登り着いたところに舗装はされていないが新しい林道が出来ており、この付近まで車で登ることが出来れば駐車スペースもある。
 この先の杉山の手前から右の谷を少し登る。
 青野山は眼下となり、登ってきた砂防ダム用道路がよく見える。

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 新しい林道が下りになる手前の右側に少し舗装された作業道の入り口があり、ここから山麓を回る林道に入る。
 最近は使っていないようで道ははっきりせず、山麓の林道にある杉の木を目指して登った。


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 山麓の林道は2m程の幅があるものの草に覆われていて足元ははっきりせず、崩落しているところもある。
 青野山や万年山などが右正面に見える。



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 切り出し用の林道は登り詰めて回り込んだ所の谷の手前で切れていて、ここからは尾根の雑木林を目指して草をかき分けながら登らなければならなかった。


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 テープなども見つからず、少しは自分で巻きながら登ったが道らしいものが全然なかったので、茅の上部を結びつけて下山時の目印とした。



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 尾根に上がりつくと踏分道があり、ヒメザサをかき分けながら山頂に向かうことが出来た。
 



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 最初のピークには山頂碑はなく、木の枝が建てられ、忘れ物だろうかラジオが吊り下げられていた。
 まわりの灌木に遮られ、展望は良くない。



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 ピークから少し西に進むと山頂ピークが木々の間から見える。
 少し下って200m程行けば山頂だ。



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 下る途中ヒメザサが茂っていて、かき分けるよしもくぐって進んだ方が良い場所もあった。



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 灌木を抜けると南側が開けた場所に出て、少し行けば横山山頂だ。



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 横山山頂には3等三角点の「大黒山」(1,036.78m)の石柱があり、いくつかの山頂碑が立てられている。




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 山頂からの展望はとても良く、北側のみ開けていないが、東の由布岳からくじゅう連山、万年山まで展望できる。





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 ほぼ西側に位置する万年山や、筋湯方面の涌蓋山などもこの日はよく見渡せた。





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