玖珠郡玖珠町と大分郡湯布院町との境界にある福万山(1,235.9m)は今回で昨年6月に次いで3回目の登山となる。今回は職場の仲間と湯布高原カントリークラブ付近から登った。
 玖珠町では一番高い山なのだが、玖珠町内からは見えにくく、玖珠町側からの登山道も北側が自衛隊の日出生台演習場に面しているせいか見つけることができない。標識は少ないが、湯布院青年の家での研修登山にも使われているようなのではっきりしていて迷うことはない。湯布高原カントリークラブ付近には駐車場があまりないものの、青年の家から登るよりも30分ほど短縮できるのではないかと思う。
 ゴルフ場上部にあるコース管理用の建物の下から登っていくとすぐに青年の家から来たルートと合流し、杉林を登って小さな谷を下り、雑木林を少し登ると南西側の尾根下に出る。そこから草原を登ると遮るものがなくなり、くじゅう連山や玖珠町の平家山などが見えてくる。正面に由布岳を望みながら小さなピークをいくつか越えると登山口から1時間20分くらいで山頂だ。
 山頂の北側一帯は自衛隊の日出生台演習場があるが由布岳や由布盆地などの展望が素晴らしい。
玖珠郡玖珠町 福万山(1,235.9m)
2004/11/20











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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★ ★★ ★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
福万山地図(クリックして拡大)  福万山に登るには湯布院青年の家近くのスポーツセンターから登るのが一般的ではあるが、湯布高原カントリークラブ付近からも登ることができる。
 地図をクリックすると拡大。

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 新しく出来た道の駅湯布院近くの湯布高原別荘地を通り抜け、湯布高原カントリークラブを登っていくとこの先行き止まりの標識がある。


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 行き止まりの標識を左に入り、スレートの作業小屋の裏に通じる未舗装の道路を少し行くと広場があり、数台の車を駐車することが出来る。



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 鉄条網で囲まれた変電施設の向こう側には湯布院青年の家から来た登山道の標識が見える。




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 青年の家から来た登山道は広くて登りやすく、このじきノリウツギなどの灌木の葉も落ちていて明るい。



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 昨年の夏に登った時には白い花の咲くエゴノキの葉が生い茂っていたがすっかり葉を落としてしまっている。



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 少し登ると植林された杉林となり、落ち葉などで登山道がはっきりしなくなるが、テープなどを頼りに登れば迷うことはない。



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 小さな谷を越え灌木の中を緩やかに登ると周りが開け、「福万山登山道」の標識がある。



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 少し開けた場所で休憩する。この先でもピークで一度休憩したが休まずに登れば1時間ほどで山頂に着く。



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 休憩のあと「山頂」と書かれた矢印に従い登りはじめる。




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 少し登ると草原に出るが、この時季にミヤマキリシマの花が咲いていた。
 異常気象と言われているが来年の開花が心配だ。


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 右手には倉木山や城ヶ岳などがゴルフ場の反対側に見えている。
 振り返ると平家山など玖珠方面の山が見える。


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 分岐から20分ほどで山頂手前800m程になる最初のピーク(1,187m)に着く。



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 ピークの上から遙か向こうには由布岳が見え、目の良い人ならば写真中央の福万山頂の標柱を見ることが出来る。



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 何度か緩やかなピークを越え左右とも展望の良い尾根道を歩く。
 左側には日出生台演習場がよく見える。


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 山頂の手前は少し岩が出ているが、緩やかに登るとすぐに福万山山頂だ。



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 山頂には三角点の石柱と福万山と書かれた標柱が立っている。




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由布岳(クリックして拡大)  山頂からは由布岳や湯布院町など360度の展望が出来る。
 写真をクリックして由布岳周辺のパノラマ


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 下りは山頂の手前の分岐から湯布高原カントリークラブ方向に降りることにした。
 下る途中にもミヤマキリシマの花が咲いている株があった。

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 正面に倉木山などを見ながら草原の中を降りる。


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 少し降りると松林など灌木の中を急に下るが、ゴルフ場がすぐ近くに見えてくると出口は近い。


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 最初に車を止めた場所の少し上で、この先行き止まりの地点に降りてくる。左側はゴルフ場のフェアウエイだ。


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ミヤマキリシマ(クリックして拡大)  下山途中に咲いていた季節はずれのミヤマキリシマの花
 写真をクリックして全体写真


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アシビ(クリックして拡大)  山頂近くのアシビのつぼみだが、もうすぐ咲いてしまいそうな感じだ。
 写真をクリックして全体写真


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