玖珠郡玖珠町 大岩扇山(691.1m) |
私の評価 | 登山道 | 標識整備 | 山道展望 | 山頂展望 | 草花自然 | 運動量等 | 周辺整備 | 温泉施設 |
★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ |
大分自動車道玖珠インター近くの国道212号線から川沿いにコンクリート舗装の県道(通称自衛隊道路)があり、川沿いに上っていくと若宮神社があり、その近くから影ノ木方面に行ける。 現在広い広域農道を建設中である。 地図をクリックして拡大 −1− |
川沿いの自衛隊道路には枝垂れ桜やソメイヨシノが植えられていて、満開の中正面に大岩扇山を見ながら登山口に向かう。 −2− |
||
建設中の広域農道を横切ると右側に若宮神社があり、そこが大岩扇山の登り口になる。 旧道は工事のため通行止めで広域農道を少し右に入り込んですぐ左方向に入り影ノ木方面に向かう。 ここから歩いても良く2,3台分の駐車スペースがある。 −3− |
影ノ木地区に向かう町道は江戸時代の参勤交代道路に沿って登っており、その当時の面影を残すところもある。 −4− |
||
町道脇には分岐点ごとに大岩扇山山頂までの距離と方向を示した標識が建てられていて自家用車で影の木地区までは行ける。 −5− |
その昔の参勤交代道路は石畳もそのまま残っており、往時が偲ばれる。 この少し上の玖珠町内が展望できる道路際に「涙石」とその案内があり、参勤交代のおり、長い間の別れとなる妻や家族を思い涙を流した場所だと言われている。 −6− |
||
影ノ木地区には数軒の民家があり、自家用車はそこまで行くことができるが、駐車スペースは少ない。 大岩扇山頂の案内標識に従い登り始める。ここからだと1.4kmほどだ。 −7− |
最初は杉木立の中の道を緩やかに登っていく。分岐点には標識があるので迷うことはない。 −8− |
||
杉林から檜林に変わると少しずつ勾配がきつくなり、石畳の長い道が続く。 「八丁坂」と呼ばれ湯布院の塚原から日出町豊岡まで続く参勤交代道路がそのまま残されている。 −9− |
石畳は峠近くまであり、峠の手前には一行が休憩したのではないかと思われる水場がある。(地区の水源となっているのか小さなタンクが設置されている) −10− |
||
影ノ木地区や峠道の途中から小岩扇山が時折姿を見せる。 玖珠地方では柱状節理を櫛の歯に見立て、大岩扇山のことを男櫛(おぐし)、小岩扇山のことを女櫛(めぐし)とも呼んでいるようだ。 −11− |
八丁坂を登りついたところが八丁越で、樹木も低くなり明るい空が見えてくる。 九重町側からだとこの峠まで舗装されていて自家用車で入れるようだ。 −12− |
||
八丁越からは牧場の中を登ることになり、入口には鉄の扉がある。 この時期は放牧されていなかったが、これから暖かくなると放牧された牛の群れの中を登ることになると思う。 −13− |
牧場の下の方には牛舎が見え、牧場内には水場などが設けられている。 遠く鉄塔の近くに近代的な建物が見えていたが、ゴミの焼却場なのだろうか。 −14− |
||
牧場の中の道も広く、作業用の車が通れそうな広さで山頂まで続いている。 傍らの牧草地にはハルリンドウやスミレの花が多く咲いていた。 −15− |
台地に上がりつき、周りが開けてくると遮るものはなく、周りの山々が見渡せる。 湧蓋山や万年山の2段メーサもよくわかる。 −16− |
||
大地にあがり着くと道は平坦で時折くだりもあるほどだ。 この時期放牧もしてなかったので安心して登れた。 −17− |
前方にテレビ受信用のアンテナが見えてくるとその方向が山頂だ。 分岐を左方向に進み、石碑を目指す。 −18− |
||
石碑の場所が一番高いようで、そこに大岩扇山(691.1m)の立て札が置かれていた。 石碑には「豊前坊」と刻まれているが、英彦山高住神社を本拠とする牛の守り神らしい。 3等三角点「岩扇」はここから5m程西側にある。 −19− |
山頂西側や北側は日田市の月出山や一尺八寸山や耶馬渓方面の山々が見える。 南斜面を少し下ると玖珠町内や伐株山などが目の前に見える。 −20− |
||
この時期多くみられるリンドウの花 | 影の木地区からみた柱状節理 | 八丁坂付近で見つけたシュンラン | 自衛隊道路沿いの桜並木 |