九州横断道路の水分峠付近に野稲岳(1,037.6m)はあり、山頂には国土交通省の中継アンテナが建っている。また、この山も筑後川と大分川との分水嶺になっている。登山道は水分峠から3kmほど南に進み、そこから西に入る町道に入り、300m程入り込んだところに柵のある林道入り口がある。
 林道入り口が登山口で、山頂まで林道や中継アンテナの管理道路を歩くことになる。ガイドブックには林道入口から30分ほどで山に入る登山道があると書かれているが、登る時には気づかず下山時にやっと確認できたが最近登った形跡はなかった。林道は最初は南に緩やかに登りながら進み、平家山や横山が近くに見え展望も良い。遠くには涌蓋山も正面に見えるようになると林道は平坦になり、分岐を東に進むと少し下りはじめる。緩やかに登り下りしながら野稲岳を回り込むように進むと50分ほどで北に登る舗装された中継アンテナ管理用道路との三叉路に出る。管理用道路を何度かカーブして登っていくと大きな中継用のアンテナが見え、三角点のある山頂はその建物の裏側あたりになる。 途中の景色や山頂からの展望も良くハイキングにおすすめだ。
大分郡湯布院町 野稲岳(1,037.6m)
2005/4/16










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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★ ★★ ★★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★ ★★★
野稲岳地図(クリックして拡大)  国道210号線の水分峠から3kmほど九州横断道路を阿蘇方面に進むと野矢方面に行く分岐がある。
 登山道はその分岐点からすぐの所にある林道入り口だ。
 地図をクリックして拡大


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 九州横断道路の緩やかな登りの右側に、「育成複層林」と書かれた九州森林管理局の看板があり、そこから入り込む。
 傍らに登山ルートの小さな案内板が取り付けられている。



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 九州横断道路から入り込んで300m程の所に柵のある林道入り口があり、その手前には何台か車を止められる。通行などに迷惑にならないよう車を止めそこから野稲岳に登る。

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 林道は舗装されていないが管理されており、見晴らしも良い。
 前方に見えている山は万年山で、涌蓋山も見えてくる。


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 少し登ると前方にアンテナのある野稲岳の山頂が見えてくるが、あまりにもなだらかすぎてそこが山頂なのかよくわからないほどだ。



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 林道からの見晴らしは良く、北西方向には横山や平家山、山麓を走る大分自動車道などがよく見える。
 杉林の中から左に入り込むテープを見つけたが、登山道は確認できなかった。

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 南方向の進んでいた林道は次第に野稲岳を回り込むようになり、小さな分岐を左に少し登ると平坦からやや下りながら進むようになる。
 このカーブミラーの先にも左手の山に入るテープがあったが登山道らしきものは確認できなかった。

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 杉や檜の造林の中をほぼ平坦な林道を南東方向に歩く。
 最初の分岐からかなり下ってきたように感じ頂上に着けるのか不安になってくる。



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 登山口からゆっくり歩いて50分ほど林道を歩き、山頂に向かう分岐はまだないのかと思っていると急に広くなり、左に登る広い舗装道路が現れた。

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 道路は山頂の中継アンテナまで延びており、何度かカーブしながら登っていく。



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 管理用道路からの展望も良く、庄内方面の山や崩平山などよく見える。



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 山頂にあるアンテナはなかなか見えてこないが、涌蓋山や万年山など遠くの景色を楽しみながらゆっくり登る。



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 管理道路から山頂にあるパラボラアンテナが見え隠れするようになると山頂はもうすぐだ。



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 正面にパラボラアンテナのある鉄塔を乗せた建物が見えてくるとその裏手の林の中が野稲岳の山頂になる。


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 建物の手前から左に入り込み山頂のに向かう。
 林道のなどで「蛇越」の標識を見かけたが、南側の立石の池から大蛇がこの山を越えて山下の池に移ったそうだ。


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 裏手に三角点を測量した時の小さな杭があり、そこに2等三角点「川西」、野稲岳(1,037.6m)の標識がある。


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 野稲岳山頂は雑木林なので展望はあまり良くないが、山頂付近の管理道路からは崩平山などくじゅう連山が展望できる。


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 野稲岳登山口から九州横断道路を少し阿蘇方面に進むと蛇越展望所があり
蛇越峠の由来が書かれている。ここから湯布院方面の展望も素晴らしい。

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 蛇越展望所からは正面に由布岳が見え、倉木山など周辺の山々が手に取るようにわかる。



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 野稲岳に登ったあと、九州横断道路から国道210号線の川西小学校に通じる道路の途中に「奥湯の郷」があり、温泉に浸かって帰った。


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林道の傍らには多くのフキノトウ 山頂付近の土手にはスミレの花が 林道のあちこちに咲くクロモジの花 日当たりの良い林道ではタラノメも
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