豊後大野市 本谷山(1,642.9m)
2008/10/19

 県道7号の復旧工事を待っていましたが、今年中の開通は見込めないことから、尾平越から予定していた祖母山系の山に登るのが遅くなってしまい、大分百山完登の山は祖母傾山の縦走路にある本谷山(1,642.9m)となりました。(平成20年12月に県道7号は通行できるようになりました)
 大分市内からだとかなり早朝に出なければならないので、前日尾平鉱山跡にあるほしこがinn尾平に泊まり、そこから歩いて尾平越トンネルまで登り、宮崎県側の登山口から本谷山を目指しました。
 この山が百山完登になると話していたところ、福岡市内にいる息子夫婦も前日から高千穂町に泊まっていてくれ、尾平越トンネルまで自家用車で登ってきてくれて一緒に登りました。
 7時半頃尾平鉱山跡を出発し、尾平越えトンネルまで登ると息子夫婦の車がトンネルの大分県側に着き、宮崎県側まで一緒に乗って駐車場に止めて登り始めました。
 宮崎県側のトンネル口からは、古祖母山方面と本谷山方面それぞれの登山口があるようで、本谷山へはトンネルのすぐ東側から登ります。30分くらい登ると尾根道と合流し、そこからはほぼ一本道を東に向かって歩くことになります。途中ブナ広場と書かれた野営地があり、少し南に下ったところに水場があります。展望の良いところは2カ所ほど有り、そこからは宮崎県側と古祖母山方面がよく見えます。
 トンネルから尾根道に合流したあと、2時間20分ほどで本谷山山頂に到着しました。帰りは同じ道を下山し少し早かったので、車で常光寺の滝まで行きました。

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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★★
本谷山地図(クリックして大きく)  県道7号緒方高千穂線は大分県側の尾平越で崩壊していて2008年10月現在通行できません。
 宮崎県側からだとトンネルまで通行できます。(クリックして拡大

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 県道7号は尾平鉱山跡のすぐ上から通行止めになっていましたが、お宮の下を通る作業道は自家用車で少し上ることが出来ました。


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 作業道を登っていくと左側の沢に尾平トンネル又は古祖母山への標識があります。
 そこから登ると県道7号の上部まで登ることができます。


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 沢に入り込み左方向ににケルンやテープを頼りに渡るとはっきりした登山道があります。


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 登山道の途中にも元尾平鉱山の鉱口らしき穴があり、立入禁止の標識がありました。


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 少しきつい登りもありますが、ロープのお世話になるようなこともなく、灌木の中を登っていきます。


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 やがて県道7号の上部に出て、ここから下の道路は全面通行止めの標識とバリケードがあります。


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 崖崩れの跡などで一部ガードレールの壊れているところもありますが、注意して尾平越トンネルまで県道を歩きます。


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 朝日を浴びて、祖母山から天狗岩や烏帽子岩などがきれいに見えます。
 紅葉も少しずつ色づいているように感じました。


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 県道に合流して15分ほど歩くと大分県側のトンネル入口に出ます。
 この右側から縦走路に出ることもできますが、宮崎県側からの登山道がはっきりしているようなので照明のないトンネルを通り抜けます。

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 この日は子供達が自家用車で大分県側まで来てくれましたが、トンネルの長さは600m程なので、歩くと10分くらいかかるのではないかと思います。



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 トンネルの横からも林道が上部まで延びていますが、最近は使われていないようです。
 トンネルのすぐ横に本谷山登山口の標識があり、そこから登ります。


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 最初のうちは杉の植林地の中を少しジグザグに登りますが、上部は紅葉し始めた自然林の中を登りました。


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 トンネル口から35分くらいで祖母傾山の縦走路に出ました。
 このあたりからも祖母山や大障子岩などが良く展望できます。


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 尾根の縦走路にはあまり標識はありませんが、はっきりしているので迷うことはないと思います。



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 本谷山までは急な登りはありませんが、いくつかのピークを越えながら、緩やかなアップダウンがあります。
 合流点から15分ほどでブナ広場と書かれた野営場があり少し下ると水場があります。

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 合流点から30分ほど歩くと1,334mの「尾平越」3等三角点のあるピークのすぐ横を通ります。(右側が三角点の場所


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 登山道では紅葉している木もあちこちにあり、しばし足を止めカメラを向けました。



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 以前通った時にはブナ広場あたりにも背丈ほどのスズタケがあったようでしたが、背丈の低い笹が登山道に目立つようになります。


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 大きなブナの木などのあるところを過ぎると宮崎県側が開けるような感じになり、少し右側に展望所があります。



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 宮崎県側の谷間が良く展望できる場所には踏み分け道があり、登山道から少し入り込みます。
 ここからは高千穂町上部に架かる、上岩戸大橋などがよく見えます。

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 少しずつスズタケの背丈が高くなり、以前の面影が出てきましたが、縦走路はきれいに刈り取られて歩きやすくなっていました。


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 やがて展望の良い三国岩と呼ばれる場所に出ます。
 大きな岩がありますが、岩に登らなくても振り返ると今まで歩いた縦走路の山々が展望できます。

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 三国岩から振り返った展望ですが、少し雲が出てきたので祖母山方向はよく見えませんでした。



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 少しずつ勾配がきつくなりますが、三国岩から5分ほど歩くと山頂まで5分の立て札がありました。


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 頭の上にある木々の葉はかなり色づいていて、山頂が近いこともありなんだかうれしくなります。


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 ちょうどお昼頃に3等三角点のある本谷山山頂に到着しました。
 昼食をしながら百山達成記念の案内板をこしらえ記念写真の後下山しました。

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 下山は同じ道を戻り、山頂からトンネル口まで2時間20分くらいで下山することが出来ました。
 予定より少し早かったので、高千穂側に自家用車で下り、きれいな常光寺の滝を見学しました。


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縦走路で見かけたキノコ 1 縦走路で見かけたキノコ 2 縦走路で見かけたキノコ 3 縦走路で見かけたキノコ 4
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