豊後大野市 古祖母山(1633.1m) |
尾平鉱山跡から黒金尾根を登り、障子岳から古祖母山(1,633.1m)に登って尾平越トンネルに降りるルートを今回は紹介します。大分県と宮崎県との県境を歩くので、宮崎県高千穂町あたりの集落が展望できます。 障子岳(1,703m)との標高差は70m程低くなるのですが、一度1,530m程まで下って上るので、結構上るような感じになります。距離は1.8kmほどでこの日歩いた障子岳から古祖母山の山頂までの時間は1時間10分ほどでした。 古祖母山の山頂からの展望は宮崎県側が開けていて、雲の間からでしたが高千穂町の上部や新岩戸大橋を見ることが出来ました。山頂で少し休憩し、下山を開始したのが午後4時20分ごろになり、尾平越の分岐に着いたのが5時40分ほど、尾平越トンネルの入口に着いたのは6時20分になり辺りは暗くなってきました。 その日の内に何とか大分市内まで帰る予定でしたが、あまり無理をしないようにと話し合い、青少年旅行村ほしこがinn尾平に泊まることにして県道7号の分岐から尾平鉱山跡に下る山道に入り、ライトをつけて下りました。尾平鉱山跡に着いたのは午後7時45分となり、登り始めて下山するまで11時間半ほどかかったことになります。 |
私の評価 | 登山道 | 標識整備 | 山道展望 | 山頂展望 | 草花自然 | 運動量等 | 周辺整備 | 温泉施設 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★ |
障子岳(1,703m)から西方向の尾根を下っていくと宮崎県高千穂町の親父山から黒岳を経由して北谷登山口へ降りられるようです。 −1− |
古祖母山への縦走ルートは反対側の東方向に向かう案内板があったので、それに従って進みました。 −2− |
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展望の良い岩場をかなり急勾配で下って行くのですが、遠くの山は雲がかかっていて望むことは出来ませんでした。 −3− |
少しくだって平らな縦走路を歩いていくと、障子岳から15分ほどで土呂久に下る分岐がありました。 縦走路の説明もあって、しっかりした案内板でした。 −4− |
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さらに5分ほど歩いて振り返ると、まるで奇岩城のような岩場があり、自然の造形美に驚かせられます。 −5− |
障子岳から30分ほど進むと第一展望台の標識があり、「水場」とも書かれていました。 展望台は水場よりも先の方にあるようでしたが、時間が遅くなっていることもありそのまま通過しました。 −6− |
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登山道の両側にはスズタケが多く茂ってくるようになり、以前縦走した頃の藪こぎを思い出しました。 その時と比べると縦走路はずいぶん歩きやすくなっていました。 −7− |
大きなアップダウンはなく、時折前方のピークも見えるのですが、雲がかかっていてどのあたりなのかはっきりしません。 −8− |
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障子岳から1時間ほど歩いてきたところです。 そろそろ山頂に着くのではないかと思いながら前方を見つめながら登ります。 −9− |
前方の雲が少し晴れ、遠くにピークが見えています。 古祖母山だとするとまだかなりありそうなのですが、はっきりしません。 −10− |
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まわりの状況があまりつかめないままにスズタケの中の縦走路を緩やかに登っていくと前方が明るくなり、古祖母山の山頂に着きました。 −11− |
障子岳からは1時間と5分程度で古祖母山の山頂に到着しました。 山頂には「古祖母山」3等三角点の標柱にいくつかの山頂碑が取り付けられていました。 −12− |
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展望は良く、時折雲の間から宮崎県側の山々が見え、すぐ下の谷間には岩戸川にかかる大きな新岩戸大橋や高千穂町の一部が見えていました。 −13− |
しばし休憩のあと、山頂の傍らにある尾平越・本谷山の標識に従ってさらに縦走路を東へ進みます。 −14− |
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少し歩くと縦走路が二手に分かれ、左方向は展望の良い縦走路となっている。 どちらのルートでもすぐ先で縦走路は合流する。 −15− |
古祖母山の山頂から15分ほど下ると急斜面の岩の間にかけられたアルミ製のハシゴを下ります。 −16− |
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岩場を過ぎると緩やかな下りとなり、スズタケの生い茂る歩きやすい縦走路となります。 −17− |
山頂から45分ほど下ってきたところです。 尾根の宮崎県側歩いているようで、右側が谷間になっています。 −18− |
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山頂から1時間10分くらい下ってきたあたりですが、スズタケが少なってきて、灌木の中を緩やかなアップダウンを繰り返しながら歩きます。 −19− |
古祖母山の山頂から1時間20分ほどで尾平越の分岐点付近に出ました。 トンネルへの分岐を示す標識はありませんが、ちかくの木の枝に案内板がありました。 外国人が縦走することも多いのか、ローマ字の案内もありました。 −20− |
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木の枝に取り付けられた尾平登山口を示す標識に従い、ここから下ることにしました。 あたりはまだ明るいのですが5時40分を過ぎてしまいました。 −21− |
峠の分岐から40分ほどかかり、トンネル口の登山口に着き、県道7号から尾平の登山口への降り口に着いたのは6時40分とすっかり暗くなってしまいました。 ここからは、ライトをつけて下り1時間ほどで尾平鉱山跡に着きました。 −22− |