湯布院町 城ヶ岳
平成12年11月26日 城ヶ岳(1,168m)に登る
この2、3年前に湯布院盆地から南側を見ると一番右側に見える山「城ヶ岳」(1,168m)に登りかけたことがあります。国道210号線から見ると林道が頂上付近まで延びているようなので、車で登って行きました。 しかし、頂上近くまで行くと林道は下り初め、山頂からは離れていき、山頂への登山口も見いだせないまま残念したことがあります。 今回、「マイカーで行く九州100山峰」(渡部智倶人著)を知人から頂いたので、ガイドブックを頼りに再度挑戦することにしました。 |
高速湯布院IC付近から見た城が岳山頂(中央)
国道210号線を大分市から湯布院に向い、湯布院町に行ってすぐのところに、「幸野」というところがあり、そこから右に行くと「水地」という集落を通って湯布院に抜ける道があります。 この道の右側に見える山が「城ヶ岳」(1,168m)です。 遠くから見るといい山の形をしており、中腹は杉や檜の造林がされていますが、山頂付近は何も植えられてなく、360°の展望ができます。 |
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城が岳付近の地図 | |
幸野から4.5kmほど進むと、「城ヶ岳林道」と書かれた看板があり、ここから車で入ることができました。 当日は日曜日で、車の出入りはありませんでしたが、上の方では伐採作業をしており、離合も難しいことからこのあたりに車を止めて登った方がよいかもしれません。 |
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林道の入口 | |
この場所まで林道入口の標識から2.1kmほどあり、木材の搬出作業をしているようでした。(当日は休み?) これから先も林道は続いていますが、路面の凸凹が多そうなのでこの付近に車を止め、歩くことにしました。 |
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林道の上部 | |
林道を15分ほど歩いたところで、山頂がよく見えるところがあります。 この手前に登山口があったのですが、見過ごしてしまい、この先20分ほど歩いてしまいました。山頂を回り込んで林道が下りはじめてしまったので、あきらめて引き返したときに城が岳の登山口を見つけました。 林道は所々凸凹がありますが、全体としてはよく整備されています。 |
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このあたりに登山口があります | |
林道の傍らに小さなケルン(石積み)があって、そこに小さな立て札がありました。 大きさは蒲鉾板くらいなので、夏場は草が茂っていて見つけるのが難しいかもしれません。 林道ののり面を登るのですが、足元は丸太を敷いていて、階段状になっていました。 これだと、以前車で登ったときにはとても見つけだせるものではなかったと思います。 |
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登山口となる小さな目印 | |
林道から入ると、檜の造林の中を歩きますが、足元はブッシュが多く、登山道はわかりにくいです。夏場は木々が茂っていて、見通しも悪いのではないかと思いました。 赤や、黄色のテープが多く巻かれていますので、注意して登れば迷わず登ることはできると思います。 |
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登りはじめの登山道の様子 | |
紅葉も終わって、足元には落ち葉が積もっていますが、珍しいツルリンドウを多く見かけました。 中には赤い実を付けたものもあり、由布山系でもなかなか目にすることがないのではないかと思い、写真に納めました。 15分も登ると山桜やくぬぎなどの雑木林の尾根道に出て、由布岳や倉木山が左側に見えてくきます。 |
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珍しいツルりんどう | |
雑木林を過ぎると、熊笹の茂った急坂となってきました。 足元も悪いので、すべらないように注意が必要ですが、どんどん山頂が近づいてくる感じです。 この林を抜けると湯布院盆地も眼下に見えてくるので、爽快な気分になれます。 |
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上部は熊笹の中を登ります | |
山頂は思った通り見晴らしが良く、由布岳や湯布院盆地、高速道路などを見渡すことができました。 この日は、南西方向に雲があり、大分市内やくじゅう連山はよく見えませんでしたが、天気の良い日には本当に360°の展望ができると思います。 林道脇の登山口からは45分程度なので、疲れもなく大分市内を10時頃に出ても昼過ぎには山頂に立てると思います。(林道の入口からだと2時間近くかかると思います) |
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城が岳の山頂 | |
朝起きて思い立ち、最初は登山口を見つけるのに一苦労しましたが、天気も良く割と楽に登れました。 上には書きませんでしたが、登山口を探すのに別の林道にも入り込んでしまいました。それは牧場から入る林道で、前出の本から見ると、登山道は城ヶ岳林道からではなく、もう少し湯布院寄りから登るような感じでしたので、その道に車を進めていると、前方から地元の車が来て離合できなくなってしまいました。その人に話を聞くとその道は湯布院に下っていくとのことでしたので、やはり城ヶ岳林道から登ることにしました。 町道には登山口の標識がないので、できれば設置してほしいと思いました。 |
2012/11/16一部修正