天瀬町 亀石山(942.6m)

2002/3/23

 天瀬町に長年住んでいたので、この年一番に登ろうと予定していたのですが、都合で3月も終わりになってしまいました。以前住んでいた頃はこの山の名はあまり耳にすることもなく、もちろん登ったこともありませんでした。
 最近この山の麓を通って、天瀬町から熊本県の小国町に通じる広域農道ができたと聞いたので、天瀬町側から自家用車で向かってみました。その道をたどって登山口を探していると、その道の一番高い所あたりに、しゃれた木製の立て札があり「亀石山」と刻まれていました。
 早速車を止め、林道を20分ほど登ると、「山頂」と刻んだ登山口と同じような立て札がありました。そこからものの5分も登ると360度開けた山頂に着きました。(壁紙は登山道にあった蕗のとう)
 東には万年山が、南東方向に涌蓋山と久住連山が見え、西側には津江山系の釈迦岳等を見渡すことができる、すばらしい山でした。  
山登り掲示板へ 市町村の山へ
亀石山地図(クリックして大きく)  天瀬町から小国町に通じる広域農道は「ファームロードわいた」と呼ばれているらしく、2001年に全線が開通し、宝泉寺温泉方面から天瀬町まで、一気に行くことができます。  広域農道の一番高いところあたりに小さな林道との交差点があり、ここに木の幹をうまく利用した「亀石山」の案内表示があります。
 小さな林道を西に下ると、曽田の池という景色のよいキャンプ場があります。
林道入り口からの亀石山  林道の入り口付近から見る亀石山山頂です(中央左側) 林道の柵  林道には鉄の柵がしてあり、この手前の回転場に車を停めて登りはじめました。
 林道は山頂近くまで伸びており、途中分岐がありますが、標識もあり迷うことはありません。
 頂上が見え出す頃に「頂上」と書いた立て札があり、ここからはものの5分で開けた頂上です。
 頂上付近はミヤマキリシマやアシビが群生していて、5月中旬頃には美しい花を咲かせるのではないかと思います。 
 また、森林組合がモミジなどの木を植林していて、秋も楽しめるようになりそうです。
山頂への道  山頂付近は雑草が刈り取られていて、登山道もはっきりしています。 亀石山頂(クリックして万年山)  亀石山の山頂。
 平成12年に山開きを開催したとの記載があり、昨年も天瀬町が呼びかけて亀石山登山をしたそうです。
 遠くに見えるのは玖珠町の万年山。(クリックすると全景が見られます。)
津江山系方面  津江山系の釈迦岳方面です。
 手前には牧草地がなだらかに広がっています。
五馬台地の花公園  天瀬町の五馬台地方面。
 コスモス園やフラワーパークあまがせなどが見渡せます。
涌蓋山  涌蓋山の向こうにくじゅう連山がかすかに見えますが、春霞に埋もれてしまっています。  ミヤマキリシマの芽もずいぶん膨らんでいますが、開花まであと1月以上はかかりそう。
 この地域は耶馬日田英彦山国定公園の中なので、持ち出すと罰せられます。
 広域林道の登山口から反対方向に下ると、曽田の池に出ます。
 この池の周辺はキャンプ場としても整備されていて、有料ですが、トイレや水道設備があります。
亀石山林道分岐  曽田の池から林道を少し登ったところの分岐点。
 左方向に3Kmほど登ると、広域農道の交差点(登山口)に出ます。
 右方向に進むと熊本県側の同じ広域農道に出ます。
曽田の池全景  少し登ったところから曽田の池を見下ろすと、もう一つ池が見えます。
 桜もあり、まだつぼみですが、満開の頃や新緑の頃はすばらしい景色になりそうです。
天瀬案内板  登山口付近にあった天瀬町の地図と広域農道(赤線)の案内板。
 左下の山の絵が亀石山です。
 天瀬温泉に入る予定でしたが、方向が逆だったので宝泉寺(麻生釣)に新しくできた「ほたる湯」に入りました。

前回の山(七ツ石山) ホームへ 山歩きサブへ 次の山(御嶽山)
2014/05/05一部修正