由布市由布院町と別府市との境界付近にある倉木山(1,160m)は由布岳の南側にあり、山頂付近は開けているので、由布岳はもとより、鶴見岳や別府湾などの展望がすばらしい。
 登山口は由布岳の登山口から少し由布院盆地方面に下り、ハングライダーの発着場の近くから林道を入り込んだところになり、車も何台か止めることが出来る。登山口から山頂までは1時間足らずで登ることができ、登山道からも由布岳や由布院盆地が美しく見える。
 この日職場の仲間達と登ることにしたが、あいにくの曇り空で登山口まで移動すると辺り一面まで霧に覆われてきた。以前にも登ったことが何度かあり登山道もわかりやすいのでそのまま登ることにした。
 前回登った時は晴天で見晴らしも良かったが、今回は山頂まで少しも晴れることはなく霧の中をひたすら登ることになった。しかし晩秋の登山道は静かで、時折風で落ちる雨だれや、登山道のぬれた落ち葉を踏みしめる音等普段では味わうことの出来ない山歩きとなった。
 小さな子供さんも何人か一緒に登ったが愚痴をこぼすこともなくおしゃべりをしながら登ってくれたのは、山の静けさが暖かく包み込むように感じられたのではないだろうか。 
由布市 倉木山(1,160m)
2006/11/25












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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★★★
倉木山地図  由布岳登山口から少し湯布院方向に下ったところから、雨乞い岳方向に延びる林道を登って行き、舗装が切れて少し進んだところから右に分岐する道を倉木山方向に上る。
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 写真は由布岳登山口の草モミジ。仲間と行くときは登山口がわかりにくいので由布岳登山口の駐車場に集まると良い。


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 雨乞林道から倉木山登山口方向に分岐する林道を入り込む。
 標識がないので見過ごさないようにしたい。

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 分岐を300m程登って行くと行き止まりとなり、自家用車が5台ほど駐車できるスペースがある。



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 車を止めたすぐ隣が倉木山の登山口で、標識に従って登ることにする。




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 少し行くと山頂から尾根伝いに下ってくる登山道があり、標識には「急道登」と書かれている。



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 登山道の草はこの時期刈られていて歩きやすく、分岐もないので迷うことはないと思う。


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 晴れていれば湯布院盆地や由布岳を振り返りながら登ることができるのだが、この日は霧で何も見ることができない。



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 雑木林の中を2、3度カーブして登ると開けた平坦な道になる。
 晴れていれば遠くにはくじゅう連山が見える。


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 平坦の登山道をまっすぐに進んでいくと九電の標柱がある小さな広場になる。
 これから左に登ると山頂だが、これから先草は刈り払われていなかった。


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 踏み分け道には「倉木山へ」の標識があり、檜の植林との境の急な道を登っていく。




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 山頂近くなると緩やかになり、あたりの見晴らしも良くなる。
 振り返れば由布院盆地やくじゅう連山が見えるはずだ。


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 倉木山の一番高いところに九州電力の標柱と赤く塗られた標石がある。
 三角点は由布岳方向に少し下った所にあり、標高は1,154.9mとなっている。

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 一番高いところを少し東側に下ったところに岩があり、そこに倉木山山頂碑が立てられていて、晴れていれば由布岳などの展望がよい。


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 まだ散らずに残ってくれた紅葉  思いがけずにマツムシソウも  小枝についた霧の水滴には景色が逆さに キノコは少なくキツネノチャブクロが 
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