日田市から熊本県山鹿市の旧菊鹿町に抜ける県道9号日田鹿本線があり、県境の峠が宿ヶ峰尾峠でそこから三国山(993.8m)に登ることができる。峠から少し登ったところに宿ヶ峰尾不動尊が祀られており、3月には春のお祭りが近郊の人達によって行われたようだ。峠には不動尊の参道となる大きな鳥居が建てられているので自家用車で行けばすぐにわかると思う。
 県道から不動尊まで5分程度そこから三国山の山頂までは40分も見ておけば大丈夫だ。登山道は灌木の中はっきりしており迷うこともないが、最初のうちは風倒木に悩まされる。手前のピークに登り尾根道からは国見山や山鹿方面が展望できる。尾根道から一度下り山頂に向かう登山道には一部ロープも張られていたが、そんなに危険なところはない。
 山頂からの展望は南側から南西側が開けていて、目の前には八方ヶ岳の大きな山塊が見える。山頂から西方向に福岡県境を下ると山口峠を経て鬼ノ洞の横を通り国見山へと登山道が延びている。この日は午後の予定があり宿ヶ峰尾峠に戻り日田市内に下った。 
日田市中津江町 三国山(993.8m)

2006/4/16








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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★
三国山地図(クリックして拡大)  この日は大分市から大分道の九重インターまで行き、宝泉寺温泉から国道387号を小国町から中津江に出て国道442号を経て鯛生金山から県道9号を峠に向かった。

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 熊本県との境界となる宿ヶ尾峠には湧水があり飲用できるようだった。
 センターラインはないが車の往来は思ったより多い。



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 県境の少し手前に宿ヶ峰尾不動尊の鳥居があり、三国山登山口の看板も見える。
 駐車スペースはなく、邪魔にならないように県道脇に止めて登る。


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 少し登ったところにお地蔵さんが祀られているが、宿ヶ峰尾不動尊はもう少し上になる。



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 不動尊のすぐ右側から登山道に入り込む。
 峠の熊本県側から見ると植林されているようだが、登山道は意外と雑木林が多い。


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 植林された杉の木が台風で倒されたままの所もあり、かがんだりまた越えたりしながら登るところもある。



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 風倒木を過ぎると緩やかな登りとなり、日差しも少し入り込んでくる。
 あたりでは鳥の鳴き声がたくさん聞こえていた。


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 灌木の中勾配が少しずつきつくなってくるが、登山道ははっきりしていて落ち葉の上でも歩きやすい。



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 山頂手前のピーク付近では勾配がかなりきつくなるが、ロープに捕まって歩くような所はない。
 アシビの花が足元一面に広がっていたりする。


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 最初のピークに登り上がり、前方を見ると三国山の山頂付近が木々の間から見えるようになる。
 


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 尾根を歩くが距離はそんなに長くなく一度鞍部に降りていく。
 木々の間から山鹿市方面や国見山などが見える。


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 鞍部から山頂への登りとなるあたりにはロープが張られているが、2m程登ればまた灌木の中の登りとなる。



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 ロープの所を過ぎると山頂まであと10分の立て看板があり、勾配が少しずつきつくなる。



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 山頂の手前にもあと5分の立て札があり、勾配はかなりきつくなるが、山頂付近が明るくなってくるのがわかる。



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 山頂のあたりは台風で木が倒されたのか元々なかったのかわからないが立木は少なく少し盛り上がった広場となっている。



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 三国山の標柱や看板、宿ノ峰の3等三角点もはっきりしている。
 山頂から西方向に登山道があり、山口越えに下り鬼ノ洞、国見山へと通じているようだ。


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 山頂の南側から西側が特に開けていて、目の前に八方ヶ岳がどっしりとそびえ立っている。
 ここをクリックすると八方ヶ岳から山鹿市方面のパノラマ。


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 北側や東側はあまり開けていないが、酒呑童子岳など津江山系の山々が展望できる。



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幹の根元から芽を出して咲くアセビ ツルリンドウの花芽はまだ堅いようだ スミレの花が可憐に咲いていた 榊と同じように利用されるシキミ

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