長野県白馬村 白馬岳(2,932m) |
2005/9/10
私の評価 | 登山道 | 標識整備 | 山道展望 | 山頂展望 | 草花自然 | 運動量等 | 周辺整備 | 温泉施設 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
白馬岳は長野県と群馬県の境界付近にあるが、山頂付近は県境が確定していないようだ。 新潟県の糸魚川から南下すれば1時間ほどだが、大阪南港から豊科まで高速道路を利用したが猿倉まで7時間ほどかかった。 地図をクリックして拡大 −1− |
別府国際観光港を8日夜7時前に乗船し、9日の朝6時半頃大阪南港に着いた。 阪神高速・名神高速道・中央自動車道・長野自動車道を経由し、白馬村猿倉まで自家用車で向かった。 −2− |
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猿倉登山口の駐車場は前日からの利用はこの時期あまり多くなかったが、早朝から次々に車がやってきていた。 ヘリコプターは崩落現場近くの落石防止工事の資材を運んでいた。 −3− |
猿倉荘に立ち寄り、白馬尻小屋の近くまでは林道を歩く。 白馬尻小屋近くでは鮮やかな色をしたトリカブトの花が多く咲いていた。 −4− |
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白馬尻の山小屋に到着。仲間の数人は前日から宿泊し、1時間ほど前にここを出発している。 雲の切れ間から谷間の雪渓が見えわくわくしてくる。 −5− |
白馬尻小屋を出ていよいよ白馬岳への登山道に入る。 立て札にはお花畑や葱平・白馬岳までの距離が書かれている。 −6− |
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10分も歩くと大雪渓の端が見えてくる。はやる気持ちを抑えながらケルンへと向かう。 −7− |
白馬雪渓の末端を示すケルンに着いた。ここから白馬山頂まで4km、猿倉まで3kmと表示されている。 この時期雪渓の末端はもう少し上だ。 −8− |
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7時45分頃雪渓の末端に着き、それぞれ用意していたアイゼンを付け歩き始める。 思ったよりも歩きやすく雪渓を走り抜ける風も心地よい。 −9− |
雪渓はいくつかの谷に分岐しており、それぞれの雪渓も美しく見える。 −10− |
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所々にクレバスが走り、雪の厚さは4,5m程の所もある。 ガスもあまり出なくて助かったが、落ちると大変だと思った。 −11− |
雪渓はまだ上の方まで延びているが、8月初旬の崩落事故の関係で通行止めとなっており、アイゼンを取り外して秋ルートの登山道を登る。 −12− |
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岩のゴロゴロした登山道を歩く。前方には杓子岳の鋭い岩肌が見えてくる。 −13− |
雪渓上部の崩落現場を横にしながら迂回路を上っていく。 中央付近の大きな岩はプレバブの家ほどの大きさがあり崩落のすさまじさが窺える。 −14− |
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崩落現場の迂回路は水場を木道で横切るなど整備されていたが、このあたりが一番きつく、何度か立ち止まりながら登っていった。 −15− |
崩落現場の登山道と反対側の谷間では崩落防止工事が行われていた。 標高2,000mくらいの所だが、登山者が多い場所なのでやむを得ない工事だと思う。 −16− |
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岩室に着き一休みする。崩落防止工事のあり方についてアンケートを求められ、休憩がてら協力した。 −17− |
時折霧が晴れ杓子岳全体が目の前に立ちはだかるようにそびえている。 −18− |
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小雪渓の場所まで登ってくると周りはお花畑でいろいろな花が咲いている。 小雪渓はかなり小さくなっていて、登山道には雪はなかった。 −19− |
遠くの尾根に白馬村村営白馬岳頂上宿舎が見えるようになり、重たい足が少し軽く感じる。 もう一息だ。 −20− |
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白馬山国有林の案内板のところに到着。高山植物の採取禁止や雷鳥に関する説明書がされている。 −21− |
頂上宿舎に到着したのは猿倉の駐車場から6時間半ばかりかかった、12時30分頃だった。 一緒に登った仲間のほとんどはすでに白馬山荘に着いたようだった。 −22− |
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頂上宿舎からは白馬山荘が見えており、その向こう側には白馬岳の山頂が見えている。 白馬山荘に荷物を置き、昼食を済まして山頂に向かう。 −23− |
午後2時過ぎ、白馬山荘の受付の横から山頂を目指して登る。 標高差は100mほどだと思う。 途中白馬山荘を開いた松沢貞逸翁の記念碑が建っている。 −24− |
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白馬山頂までの登山道は石ころだらけだが、広さも十分あり勾配もそんなにきつくない。 −25− |
海抜2,932mの白馬岳山頂に到着。 白馬山荘からはゆっくり登って20分ほどかかった。 時折晴れる山頂からは小蓮華山や旭岳、大雪渓方面の谷間などが展望できた。 −26− |
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鮮やかな色のトリカブト | 白馬尻近くで咲くサワギキョウ | ツルニンジン(ジーソブ)の花 | 頂上宿舎付近のチシマギキョウの花 |