朝地町 秀峰(862m) |
2002/5/18
あまり聞き慣れない山の名前ですが、旧大野郡朝地町では一番高い峰となっているようです。旧大野郡大野町と旧大分郡野津原町の境界あたりに800mほどの山が連なっていて、一帯は大分県民の森としても親しまれています。平成12年には全国植樹祭が行われた地域でもあり、以前は香りの森博物館などもありました。 旧大野町の国道57号線から登ったところが、四辻峠となっています。このあたりから烏帽子岳や鎧が岳などを経て旧朝地町の神角寺まで遊歩道があり、標識なども整備されていて歩きやすくなっています。 また、広域林道が旧野津原町から旧朝地町まで通じており、林道の途中からもそれぞれの山に登ることができます。この日は昼前から雨が降り始めたため、林道から秀峰のみに登ってきました。 |
旧大野町と旧朝地町などの境界付近の地図です。(クリックして大きく) −1− |
雨が降り始めたので、予定を変更して神角寺にお参りしました。 5月初旬、シャクナゲが綺麗なことで知られていますが、この時期訪れる人は少ないようです。 写真は国指定の重要文化財の本堂で、国東の富貴寺を思わせてくれます。 −2− |
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神角寺近くの展望台です。 まわりに遮るものはなく、阿蘇、くじゅう、祖母山をはじめ、由布岳から高崎山まで見渡せるようです。(残念ながらこの日は雨で、、、) −3− |
展望台から見た秀峰の山頂です。すぐ横に電波の中継アンテナが立っているので、遠くからでもわかりやすいと思います。 −4− |
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展望台下の駐車場近くにある登山道の標識です。 秀峰まで2.0kmとなっています。 ちょっとの間、日が射してきたので、思い切って登ることにしました。 −5− |
縦走はあきらめて、林道から直接秀峰に登ることにしました。 小さな登山口の標識が建てられていて、ここから山頂は近いです。 −6− |
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登山道は整備されていて、緑まぶしい中気持ちよく登れました。 −7− |
林道から10分ほどで、一つのピークに出ますが、そこから一度下って登ったところが山頂となっています。 −8− |
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山頂には石像が彫られた石が祀られていて、修験の山だったように思えました。 −9− |
この日は雨で遠くの山々は見ることができなかったので、山頂付近の草花を紹介します。 擬宝珠(ぎぼうし)の葉で、若い芽は食用にすることができるようです。 初夏に薄紫の可憐な花を咲かせます。 −10− |
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白いヤマアジサイと、もう少しで開こうとしているヤマツツジです。 −11− |
キイチゴの実がもう少しで色づきそうでした。 −12− |
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「卯の花のにおう垣根の・・・・」の歌で知られる、ウツギの花ですが、これはスイカズラ科のヤブウツギのようです。 −13− |
薄紫色のきれいな花。名前は知らなかったのですが、調べてみるとタツナミソウのようです。 立ち上がる波頭に見立てた名前らしく、なるほどと思いました。 シソの葉に似たシソバタツナミや葉が小形のコバノタツナミなどがあるようです。 この花は後者と思いますが詳しくはわかりません。 −14− |
2012/11/16一部修正 2018/06/08一部修正