南海部郡鶴見町のてっぺんを地図の上から探してみたが、名のある山としては灘山(348.1m)があるだけである。鶴見町に聞いてみると殿上山(353.8m)が一番高い山との返事があった。場所がわからないので国土地理院のホームページや電子国土で米水津村との境界付近を見ると大河内3等三角点の標高が353.82mとなっていたので、この山のことのようだった。しかし、さらに境界付近を見ていると赤松4等三角点の近くに377mの地点があり、この場所が一番高いようなので近くの人に登山道を聞いて登ることにした。山の名前が何なのか鶴見町で何人かの人に聞いてみたが特に名前はないようである。
 登山道は明治末期に設置された霊場八十八箇所巡りの仏像に沿って途中まで行くことができ、途中から尾根伝いに登って行けば三角点に到着する。三角点から少し下って登ると切り開かれた山頂があり、5m程のポールに金色の玉を取り付けたモニュメントが建っていた。
 ふもとのミカン畑近くのお堂から山頂までは1時間ほどで、鶴見町側と米水津村側が開けていて、それぞれの湾や町が見渡せる。
鶴見町 赤松三角点(373.6m)

2004年2月21日







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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★
鶴見町てっぺん付近地図(クリックして大きく)  米水津村から鶴見町に抜ける鶴御崎トンネルを出て最初の小道を左折し、志手地区から登ることができる。
 写真をクリックしてく拡大地図と登山ルート

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 志手地区の山際にある地蔵堂の所から登ることができ、白い椿の木の所にある看板には霊場八十八箇所巡りの案内文が書かれている。


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 地蔵堂の前にある小川を渡って鶴御崎トンネルの上に向かう道を登る。




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 霊場八十八箇所巡りの途中には2体の仏像を納めた祠が随所にあり、1番から番号が振られている。


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 少し急な上り道だが所々にロープも設置されているので、思ったより登りやすい。



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登山道から見た赤松三角点付近(クリックして拡大)  尾根に出る途中で赤松三角点あたりを見ることができるが、その他の展望は余り良くない。(写真をクリックして拡大


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尾根の祠とツツジ(クリックして拡大)  12番の祠になると尾根道で、右方向に登っていく。
 尾根は鶴御崎トンネルの真上あたりくらいだと思うが、前出の大河内三角点あたりが展望できる。
 季節はずれのツツジの花が咲いていた。(写真をクリックして拡大
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 緩やかな尾根道を登っていくと33番の祠から巡拝道は右に分岐しているので、山頂へはまっすぐ登っていく。


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鶴見町中心部(クリックして拡大)  登山道の途中から志手地区や鶴見町の中心部もよく見える。(写真をクリックして拡大



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 山頂方向への道はだんだん急になり、左右にシダが繁っているが、最近国土調査をしたらしくその時の標柱などを目印に登る


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 山頂手前になると周りの樹木が切り開かれているようで少し明るくなってくる。



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 切り開かれた所に測量用のポールが立っており、赤松4等三角点(373.6m)の標柱も確認できた。
 ここから周りの展望はあまり良くない。

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 三角点から少し下り、測量のため切り開かれた尾根道を進むと最高点に登る。




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 少し上ったところが一番高い地点(377m)のようで、5m程のステンレスの支柱の先端に金色のボールを取り付けたモニュメントが建っていた。山名の表示はない。


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鶴見湾(クリックして拡大)  山頂から見る鶴見湾と八島。遠くに見える半島は上浦町の四浦半島。
 すぐ下には「男の港」の唄で有名な漁協の建物などが見える。(写真をクリックして拡大

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米水津湾(クリックして拡大)  南側の米水津湾もよく見え、総合グランドや武道場などが見えている。(写真をクリックして拡大
 米水津村のてっぺん元越山はすぐ近くだが樹木の陰になり元越山頂部はよく見えない。


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