由布岳(1,583.5m)は由布市湯布院町と別府市との境界付近にあり、毎年5月中旬に山開きが行われている。今年も5月13日に山開きが行われたが、その前日に職場の仲間達と県道11号線沿いの由布登山口から登ってきた。
 登山口周辺には翌日の山開きのための横断幕や豚汁炊き出しのテントなどの準備が行われていたが、思いの外登る人は少なく駐車場にも少しゆとりがあった。
 山麓は3月の野焼きのあとの若葉が出そろい、緑一面の野原となっていて気持ちよく登ることができた。登山口を午前9時過ぎに出発し、合野越に約30分ほどで到着し10分ほど休憩をする。合野越からはいったん灌木の中にいるが、15分ほど登っていくと草原の中の九十九折りの道になる。このあたりからの展望はすばらしく草原の中のやまなみ道路や湯布院の町並みと水を張った水田のコントラスト、さらには周辺の山々や遠くにはくじゅう連山などが展望できる。九十九折りの繰り返しが短くなってくると登山道には石が多くなり、勾配もきつくなってくる。東峰と西峰の分岐となるマタエまでは合野越から1時間20分ほどかかった。一休みして山頂を目指すが、マタエから東峰までは15分足らずで山頂からの展望もすばらしい。
由布市湯布院町 由布岳(1,583.5m)
2007/5/12











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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
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由布岳地図(クリックして大きく)  別府市からくじゅう高原を抜けて阿蘇に至る県道11号別府一宮線の湯布院との境界付近に登山口はある。
 50台ほど止められる駐車場があり向かい側には有料の臨時駐車場もある。
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 翌日の13日に行われる由布岳山開きの横断幕が設置されていた。
 こちら側の駐車場は普段有料となっている。



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 県道を横断したところが登山口となる。以前は放牧のための柵があったが最近は設置されていない。
 阿蘇くじゅう国立公園の標識も化粧直しされていた。



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 草原の中の登山道を緩やかに登っていく。
 由布岳は登山道からいつでも山頂を望むことができ安心して登ることができる。
 手前が東峰で三角点のある西峰が少し顔を出している。


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 30分ほど歩いて合野越に到着。目の前には飯盛ヶ城が見えていて、山全体が緑に覆われている。
 ここから湯布院の金鱗湖近くに降りることもでき、下ん湯にそのまま入ることが出来る。

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 登山口からほぼ500mおきに距離と標高を示す標識が足元にあり、反対側には山頂からの距離が書かれていたと思う。
 できれば登るときに山頂までの距離が表示されていると助かる。

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 新緑は眼にも優しく日差しを遮ってくれるので、夏場に登るときは助かる。
 所々にミツバツツジの大きな株が見られた。


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 登山口から2,000m、標高1,123mの立て札を過ぎたあたりで、灌木の中から草原の登山道となる。


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 草原に出ると目の前に雄大なパノラマが広がり、すぐ眼の下には狭霧台展望台や湯布院の町並みなどがよく見え、遠くにはくじゅう連山が展望できる。



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 何度か草原の九十九折りを繰り返すと山頂がすぐ目の前に迫ってくる。
 山頂近くを流れる雲を見ていると空が近くになったような錯覚に陥る。



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 登山口から3,000m。標高は1,309mとなっているあたりからは折り返しの間隔が短くなり、足元にも石ころが多くなる。
 山頂までの標高差は280m程だがここからが踏ん張りどころだ。

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 草原の折り返しとしてはほぼ最後になるあたり。
 これから先は登山道にも岩が出てきて登り勾配もきつくなる。



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 合野越から1時間半ほどでマタエに到着。
 登山口から約3,600m、標高は1,484mと書かれているようで、山頂まではあと100m程だ。
 西峰へは岩場などあり、子供達がいるときはやめた方がよい。

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 マタエから狭霧台方面を見下ろす。登山口からここまで登ってきた登山道がよく見える。
 合野越では高く見えていた飯盛ヶ城がはるか下の方に見える。
 下山後入浴した「ゆふいん七色の風」も見えている。

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 マタエで少し休憩し東峰を目指して出発。最初のうちは大きな岩を回り込むなどするが、山頂近くでは少しなだらかになり昼食を取る広場も少しある。山頂碑の近くはまた岩場となる。


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 由布岳三角点は西峰にあり、東峰には山頂碑のみで、岩の上に周囲の山などを記した石碑があった。
 山頂からの展望もすばらしく鶴見岳などが間近に見える。


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灌木の中や1200m付近に咲くミツバツツジ 由布岳周辺で見られるエヒメアヤメ ミヤマキリシマはまだ蕾だった キイチゴの花の蕾?
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