阿蘇市 杵島岳(1326m)
2011/10/23

 阿蘇五岳(中岳、高岳、根子岳、烏帽子岳、杵島岳)の中の杵島岳(きしまだけ・1326m)は、烏帽子岳と草千里ヶ浜を挟んで南側に位置しています。熊本市内からの帰り道、手軽に登れる山を探していて今までにまだ登っていなかったこの山に登ってみることにしました。
 前日の雨が少し残っているようなどんよりとした天気でしたが、午後には回復するとの天気予報だったため、草千里まで自家用車で向かいました。中岳や烏帽子岳の山頂付近はまだ雲に隠れていましたが、登山ルートなどを阿蘇火山博物館で訪ねてみると、遊歩道が整備されていてかんたんに登れるとのことでしたので、駐車場の東側から登りました。
 駐車場から舗装された遊歩道は一度草千里展望台の阿蘇登山道路近くまで上り、さらに少し登ると火口展望台と杵島岳方向への分岐があります。杵島岳への遊歩道は途中から階段状に変わり、山頂まで続いています。
 山頂には三角点はありませんが、2万5千分の1の地図では1326mの標高点があります。しかし、山頂を示す木製の標柱には1321mと書いていましたし、博物館でいただいたトレッキングマップにもそのように書かれていました。
 山頂で昼食を済ませていると、あたりの霧も晴れてきて阿蘇谷や南郷谷などもきれいに見えるようになってきましたので、杵島岳の火口を一周して下山することにしました。
 途中からは米塚(954m)をほぼ真上から見ることができ、刈り取られた牧草の後のモザイク模様がきれいでした。 

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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★ ★★ ★★★★ ★★★
阿蘇杵島岳地図(クリックして大きくルート)  阿蘇登山道路を今回は立野方面から登ってきました。地図をクリックして登山ルート
草千里展望台の手前に登山道の標柱がありますが、駐車スペースがないので有料駐車場(400円)に自家用車を止めました。


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 11時過ぎ、天気の回復を待とうと、展望台から草千里の駐車場に一度降りていきました。
 この日も多くの観光バスや自家用車が来ていました。


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 11時40分頃駐車所の東端に自家用車を止め、公園管理小屋の近くから登り始めました。


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 登山道入口は、放牧の牛などが牧場の外に出て行かないように柵がされています。


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 舗装された登山道を登っていくと前方に杵島岳が見えてきます。
 山頂付近の雲も晴れてきました。


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 5分ほど歩くと、中央火口と杵島岳への分岐の標識があります。



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 草千里に着いた頃には雲に覆われていた中岳も、大きな火口から白い噴煙が上がっているのがよく見えるようになりました。

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 10分足らずで、阿蘇登山道路の近くに一度出てきます。


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 阿蘇登山道路横の広場には、「杵島岳登山歩道」と書かれた標柱が建てられていました。


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 少しずつ登山道の勾配がきつくなってきますが、舗装されているので街中の散策のような感じです。


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 登山道から振り返ると、雲に覆われていた烏帽子岳も山頂までクッキリと見えるようになりました。
 草千里ヶ浜中央の「駒立」にも観光客が登っているのが見えています。

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 駐車場から20分くらい歩いたところからは、登山道路は階段状に変わります。
 最初のところだけ石積みですが、後はコンクリートです。

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 登るときにはあまり考えませんでしたが、かなりの会段数ではないかと下山時に数えてみましたが、800段以上あるようでした。

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 阿蘇登山道路の近くに見えていた米塚もかなり下の方に見えていますが、この後は山頂まで見えなくなります。

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 登山道の階段がとぎれて、緩やかな舗装道路に変わるともう杵島岳の山頂です。


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 杵島岳の山頂(1326m)には三角点がないことや草原のためどこが山頂かはっきりしませんが、木製の標柱が建てられていました。


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 烏帽子岳を望みながら昼食を済ましました。
 草千里ヶ浜では乗馬をする人たちや散策する観光客が多く見られました。


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 山頂の南側には杵島岳の火口があり、火口底の標高は1270mとなっていますので、標高差は56mあることになります。



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 前方には往生岳(1238m)が見えてきて、大観峰など外輪山も見えてきました。

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 山頂の雲も晴れてきたので、火口を一周して下山することにしました。
 すぐ下には、旧火口群が見え、遠くには荻岳と下荻岳も見えてきました。


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 南側のピークあたりからは、米塚をほぼ真上から見ることができました。
 また北側の山頂側の火口壁はより高く切り立って感じられました。

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 下山後せっかくなので、中高火口の見学に行こうとロープウェイ乗り場まで行きましたが、登山規制で行くことができませんでした。


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