竹田市 くじゅう中岳(1791m) |
今年の冬は大型の寒波が何度も訪れ、この日も前日からかなり冷え込んで、当日も小雪が舞う天気でした。午後からは少しずつ回復するとの天気予報もあり、かねてから計画していた元職場の仲間たちとくじゅう牧の戸登山口に向かいました。 瀬の本高原の三愛レストハウスで小休止、牧の戸峠への上りの九州横断道路は雪で路面が真っ白です。スキー場へと向かう車が時折通りますが、牧の戸峠に向かう車は私たちだけのようでした。 牧の戸峠駐車場もこの天気と冷え込みで、例年の3分の1くらいしか止まっていないように感じました。仲間たちとともにアイゼンをつけたり防寒着を着込んだりと準備をして出発です。 午前9時半頃牧の戸登山口を出発して、沓掛第一展望台へと向かいます。山に登る人も少なく、まだ雪が降り積もったばかりのような登山道をゆっくり上ってゆきます。第一展望台から沓掛第2展望台に向かう場所は、いつもありがとうございます。だと左前方に三俣山が見えるのですが、この日はまだ雪が降り続いていて何も見えません。 扇ヶ鼻分岐で一休みしますが、星生山など周りの山も何も見えない中、天気が回復することを祈りながら、黙々と登っていきます。星生崎では久住山が一瞬目の前に見えましたがすぐに雲の中へ。凍りついた御池を渡り避難小屋で昼食を済ませ、いざ中岳にと歩き始めましたが猛烈な吹雪のため山頂は断念し下山することにしました。 |
私の評価 | 登山道 | 標識整備 | 山道展望 | 山頂展望 | 草花自然 | 運動量等 | 周辺整備 | 温泉施設 |
★★★★★ | ★★★★★ | ★ | ★ | ★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★ |
今まで何度も通ったくじゅう牧の戸峠から久住山へのルートです。 地図をクリックすると拡大します。 −1− |
標高1330mの牧の戸峠、この道路が出来たことで久住山への登山口は南登山口からこちらがメインになっtきました。 この日は積雪のため通る車もまばらです。 −2− |
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いつもの牧の戸峠登山口ですが、この日は小雪が舞い上部はほとんど見えていません。 −3− |
牧の戸峠から沓掛第一展望台への登山道の雪は登る人が少ないせいか、まだふわふわです。 −4− |
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第一展望台の手前まで来て周りの木々は霧氷がたくさん付いています。 日が当たるとキラキラと輝いて美しいのですが、それでも綺麗です。 −5− |
第一展望台から第二展望台への登山道です。 このあたりからは左手に三俣山が見えますが、この日は真っ白な登山道が綺麗でした。 −6− |
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第二展望台の手前です。仲間の一人が小学生の女の子を連れてきて一緒に登ります。 −7− |
沓掛第二展望台に到着です。周りの岩にも雪がたくさん積もっています。 このあたりから岩井川岳・扇ヶ鼻の向こうに久住山の山頂がちょっぴり見えるのですが、さすがに何も見えません。 −8− |
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沓掛展望台先の登山道には寒暖計がありますが、この日の気温はなんとマイナス14℃です。 下山時もほとんど気温は変わっていませんでした。 −9− |
沓掛山頂手前の登山道はまるで霧氷のトンネルのように両側から迫る木々の枝にびっしりと霧氷が付いていました。 −10− |
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標高1503mの沓掛山の山頂です。すぐ横を通って下っていきます。 この先急な下りは階段もありますが注意が必要です。 −11− |
沓掛山から扇ヶ鼻の分岐へと向かいます。 幅も広く、少し緩やかな下りの登山道です。 −12− |
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扇ヶ鼻の鞍部から星生山の北側を左手に見ながら登っていくのですが、何も見えません。 このあたりも霧氷がびっしり木々の枝に付いていますが、樹氷のようになっているのも見られました。 −13− |
扇ヶ鼻の分岐に到着し、皆で小休止です。 天気は回復傾向になく、小学生親子とはここでお別れしました。 −14− |
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西千里手前の星生山との分岐です。標識にも雪がへばりついていて、取り除かないと行き先が良く確認できないくらいです。 −15− |
西千里から星生崎越えへと登っていきます。 突然周りの雲が消え目の前に久住山の山頂が現れました。 カメラを出している間に再び見えなくなり何とか形がわかるくらいです。 −16− |
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星生崎下の岩場です。普段はこのすぐ上に星生崎が見えるのですが、深い霧に覆われています。 −17− |
星生崎からくじゅう分かれ避難小屋へと下っていきます。 今までもこの時期に何度か登ってきていますが、このあたりから見て人影がほとんどないのは久しぶりです。 −18− |
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避難小屋で小休止して、中岳へと向かいます。 御池はすっかり凍っていて上を歩いても平気なのですが、アイゼンをしっかりくい込ませないと風に飛ばされそうでした。 −19− |
御池の避難小屋で昼食を済ませ、風の収まるのを待って中岳に登る予定でしたが、吹雪はますますひどくなり初心者もいたことから登頂は断念しました。 久住山頂へと向かってみましたが風がおさまる気配がないので、くじゅう分かれに戻り下山しました。 −20− |
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扇ヶ鼻分岐まで戻り、そこからの下りをソリで滑る仲間たちです。 いつもだと下山時には霧氷も溶けて落ちてしまうのですが、この日は午後になっても気温は上がりませんでした。 −21− |
扇ヶ鼻分岐から下ってきたところです。 このあたりは開けていて、右側には三俣山が見えるところです。 積雪は30cm近くあり、午後になっても登山道は雪で真っ白です。 −22− |
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周りのガスが少しずつ薄くなって、雪をかぶった沓掛山の手前の山がぼんやりと見えています。 −23− |
沓掛第2展望台を過ぎたあたりから、牧の戸峠の駐車場がやっと見えるようになりました。 猟師山や黒岩山はぼんやり見えましたが、涌蓋山はまだ雲の中でした。 −24− |
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沓掛第2展望台からの下りは絶好のソリ滑りポイントです。 コンクリートの段差がかなりあるのですが、積雪があるために雪のこぶみたいに難なく滑っていました。 −25− |
午後3時過ぎくじゅう牧の戸峠登山口に無事に下山しました。 中岳山頂には立てませんでしたが、久しぶりの大雪と綺麗な霧氷に皆さん満足でした。 −26− |