竹田市久住町 黒岳天狗(1556m)
2012/10/20

 くじゅう連山の紅葉がテレビや新聞で報道される中、友達18人で竹田市久住岳麓寺から黒岳の天狗岩に登ってきました。黒岳に登るには由布市庄内町の男池から登る人が多く、以前は私も男池からよく登っていましたが、ここ数年は南側から登ることが多くなりました。
 この日は天気も良く、岳麓寺牧野道入口の駐車場にはあふれるほどの車で、路肩に止めている人も多くいました。私たちも8時半頃に着いたものですから、駐車場には入れず、路肩に止めさせてもらい、登ることにしました。
 岳麓寺牧野道の入口は放牧している牛が出ないように柵がしていて、一般車は中に入れないようになっています。柵の傍らに人が通れる通路があり、そこから牧場内に入り込みます。例年、この時期でも放牧牛を見かけるのですが、今年はいませんでした。また、岳麓寺駐車場にヤギが野生化していて自家用車を傷つけることがあるとの情報もありましたが見かけませんでした。
 駐車場から牧野道の突き当たりの登山口まで約2.5km程ありますので、下りは結構疲れますが上りはいい準備運動になります。駐車場から登山口までは約50分、そこから柳水分岐までは20分、上峠分岐まで80分、風穴までは90分ほどかかりました。風穴からは急登でガレ場も多いので疲れますが、ゆっくり登って天狗別れまで約1時間かかり、そこから天狗岩山頂までは20分くらいです。
 山頂からの展望は360°すぐ西側には紅葉に染まる大船山の山頂付近が見え、北側に黒岳の主峰高塚山が見えます。東や南側は遠くまで開けていて、由布岳や鶴見岳、南には傾山や祖母山、大崩山までも見えていました。

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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★
黒岳地図(クリックしてルートを大きく表示)  岳麓寺登山口はぐるっとくじゅう周遊道路のまんじゅうハウスから清滝に抜ける大規模広域農道の七里田温泉近くから入り込みます。
 地図をクリックして登山ルート

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 岳麓寺から入り込むと広場があって、30台ほどは車が止められます。
 この日は満車で、近くの路肩にも多くの車が止められていました。(写真は下山後)

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 駐車場から少し歩くと、鍵のかかったフェンスがあって、関係者以外の車は進入できません。
 登山者は脇の歩行者通路を通って牧場内に入ります。

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 舗装された牧野道を何度かジグザグに登っていくと開けた牧草地に出ます。
 正面には大船山の山頂付近が見えていますが、振り返ると祖母山や傾山を望むことができます。


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 ほぼ平坦な牧野道を進んでいくと、正面におたふくのお面を横から見たような黒岳が前方に見えてきます。
 竹田市方面からもこのような形に見えるので、子供の頃はおたふく山と呼んでいました。

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 駐車場から50分ばかり歩いてきて、牧野道を行き詰めたところがやっと登山口となります。
 ここにもフェンスがありますが、放牧が終わったのか開かれていました。


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 灌木の中はさっそく上り道となります。足下には少し岩がありますが、そんなに急勾配ではありません。
 このあたりはまだ紅葉が進んでいないようです。

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 灌木の中を登り詰めて少し歩くと、柳水の分岐に出ます。
 ここは有氏牧野道からの登山道が合流し、左に登っていくと中川入山公の墓所や鳥居窪を経て大船山頂に登ることができます。

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 灌木の中の平坦な登山道を進みます。歩きやすいのですが、一カ所窪んだところを直進せず、左に迷い込み安いところがあるので、テープを確認して進んでください。

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 灌木を抜けると開けた窪地に一度出て、目の前に黒岳の天狗が見えてきます。
 山肌の紅葉がはっきりと見えてきて、あちこちで歓声があがります。

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 窪地からまた杉の造林の中に入り込みますが、この近くに林道が延びてきていて、今水の分岐があります。
 このあたりからも大船山へのルートがあるようです。

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 風穴への標識に従ってさらに登っていきます。
 途中七里田温泉へのわかりにくい標識がありましたが、今水から七里田温泉にとのことのようです。

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 さらに進むと上峠への分岐の標識がありました。
 上峠へは下ったことはありませんが、下山時に谷間の反対側を下るパーティの声が聞こえていましたので、機会があれば行ってみたいと思います。

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 上峠分岐あたりから足下の岩が大きくなってきます。
 上りあがると平坦になり谷間や山肌のきれいな紅葉をゆっくり見ることができます。

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 少しくだったところが風穴の分岐になります。
 ここを直進するとソババッケ、かくし水を経て男池の登山口に出ます。
 ここからは急登になりますので一休みです。

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 黒岳登山は、白水鉱泉から前岳ルート経由以外は風穴からこの急登を登らなければなりません。
 足下もガレ場が多く、落石にも注意しましょう。


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 途中見上げる紅葉もきれいですが、向かい側の大船山の紅葉もきれいです。
 何度か休みながら紅葉を楽しみ少しずつ登っていきました。


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 大きなシャクナゲの木があるところまで登ると、いったん平坦になりそこから少し登ると天狗と高塚山への分岐があります。
 右方向に進み尾根に出たところが天狗分れです。


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 いつもは天狗分かれの下あたりで昼食をすませて高塚山に登るのですが、今回は天狗岩を目指します。
 写真は天狗分かれ付近から見た天狗岩です。

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 大きな岩にしがみつきながら少しずつ登っていくと、まわりに遮るものはなく、雄大な景色が広がってきます。
 ゆっくり登ったので、駐車場から3時間40分ほどかかりましたが、全員無事登頂できて良かったです。

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 天狗岩に到着です。目の前には紅葉真っ盛りの高塚山が見えています。
 高塚山にも多くのハイカーが登っているのがよく見え、西側には大船山の山頂が、その間には平治岳の山頂付近も見えます。

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 東側の斜面は秋の日差しを直接浴びて、紅葉が一段と美しく見えました。
 この日遠くの景色ははっきりしませんでしたが、由布岳の双耳峰や鶴見岳が見てていました。

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 この日、大船山にも多くのハイカーが登っていたみたいで、今水分岐や柳水分岐に大船山から下りてきて、男池や今水登山口へと向かう人達とすれ違いました。


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 大船山の南斜面の向こうには、阿蘇根子岳や中岳を望むことができます。
 大船山東斜面は午後になると日差しがなく、きれいな紅葉が見られなってきました。


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牧野道に咲くウメバチソウ 牧野道に咲くタマアジサイ? 牧野道に咲くヨメナの花 牧野道に咲くヤマラッキョウの花
仲間たちとの写真です。 灌木の中ツリフネソウ  牧野道に咲くマツムシソウ 灌木の中でトリカブトの花
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