竹田市久住町 鳴子山(1643m) |
誕生日を山で祝ってくれると、家族でくじゅう法華院温泉山荘に泊まり、登る機会の少ない鳴子山(1643m)に山に登ってきました。鳴子山は稲星山の東側に位置しますが、三角点もなく、登山道からは少しはずれていて、地図によっては山の名前も書かれていないことがあります。 この日、法華院山荘を午前8時頃出発して、鉾立峠に向かいました。鉾立峠までは山荘から約50分ほどかかりましたが急な上りもなく、気持ちよく歩くことができました。 鉾立峠からは、白口岳(1720m)への直登です。最初の内は普通の勾配で登っていきますが、上部になるに従って勾配がきつくなり、山頂近くにはロープも設置されています。午前11時前に白口岳山頂に到着。鉾立峠から2時間近く、山荘からは3時間ほどかかりました。 小休止して、稲星山との分岐まで降りて鳴子山に向かいます。白口岳山頂付近にはリンドウの花が多く咲いていましたが、少し下るとワレモコウが多く咲いていました。鳴子山の下方には片が池が良く見えています。 稲星山の分岐から2度ほどアップダウンや大きな岩場の回り込みなどあり、約40分ほどで鳴子山の山頂に到着しました。地図には1643mの標高点がありますが、三角点がないためか山頂の標識は手作りの小さなものが一つありました。 下山は分岐まで戻り、本山登山道を下りましたが、登山道はかなり荒れていて、分岐から沢水展望台の駐車場まで3時間以上かかってしまいました。 |
私の評価 | 登山道 | 標識整備 | 山道展望 | 山頂展望 | 草花自然 | 運動量等 | 周辺整備 | 温泉施設 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ |
稲星山の東側に位置する鳴子山ですが、通常の地図には三角点や山の名前は記載されていません。 写真をクリックして登山ルートの詳細です。 −1− |
9月初旬ですがまだ日差しは夏のようです。 法華院温泉山荘を午前8時に出発し、鉾立峠へ向かいます。 −2− |
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法華院温泉から中岳と白口岳の間に抜ける白口谷登山道がありますが、かなり荒れているようで、通行を遠慮してくださいの立て看板があります。 −3− |
バンガローの上側の登山道を南へと進みます。 灌木の間を抜けるところもあり、登山道ははっきりしています。 −4− |
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ススキの原になると辺りの山々も見渡せるようになり、前方には白口岳も見えています。 −5− |
45分程で鉾立峠に到着です。山荘の弘蔵坊が建てたと思われる「鉾峠」と書かれた真新しいポールが立てられていました。正面が白口岳です。 −6− |
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白口岳の東側は何カ所か崩落の後が見られますが、峠から白口岳への登山道は直接被害はないようでした。 −7− |
最初の内は土の登山道ですが、上部になるとガレ場の登山道となり、勾配も厳しくなってきます。 −8− |
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途中から見える東斜面の大岩ですが、もう少しで崩壊しそうな気もします。 左下は佐渡窪ですが、上部からかなり土砂が流れ込んでいるのが見えます。 −9− |
振り返ると眼下には坊ヶつるの湿原が広がり、平治岳や大船山のパノラマが目の前に広がっています。 −10− |
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途中から勾配も少しずつきつくなり、鉾立峠も小さく見えてきます。 向かい側の立中山(1464.4m)も眼下に見えますので、すでに1600mを越えているのかも知れません。 −11− |
白口岳山頂まで後30分あまり。登山道は狭くなり、大きな岩が周りに見えてきます。 −12− |
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白口岳山頂まで後10分あまり。周りの岩が大きくなってきて、急斜面には何か所かロープもありました。 −13− |
山頂はすぐそこです。大きな岩に手をかけ、一気に登りあがります。 −14− |
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白口岳山頂です。大きな岩の上に白口岳1720mの標識が立てられています。 ここには三角点も標高点もありませんので、等高線から見た高さを表示しているものと思われます。 −15− |
白口岳山頂のすぐ西側にくじゅう中岳(1791m)が見え、少し離れた向こう側に久住山(1786.5m)の山頂が見えています。 −16− |
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白口岳から、稜線を稲星山への分岐まで下り、この日目指す鳴子山へと向かいます。左端のピークが鳴子山の山頂です。 −17− |
稲星山への分岐の手前で、左下に少しの間小さな池が見えてきます。 見る機会の少ない池ですが、「片が池」と呼ばれているようです。 −18− |
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稲星山への分岐に降りてきました。ここから下ると本山登山道を経て沢水展望台に出ます。 右(西)に進むと中岳山頂への直登ルートや避難小屋・御池に出ます。 −19− |
鳴子山に行くルートには標識はありませんが、山頂へと続く尾根が見えていますので、踏み分け道を入り込みます。 −20− |
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低い灌木を抜けると大きな岩場が目の前に現れます。少しく下って岩場の手前前行きます。岩山の向こうに見えるのが鳴子山です。 −21− |
大きな岩場は回り込むルートがあるので、足元を確認しながら注意して進みます。 −22− |
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大きな岩場から再度下って緩やかに上ると鳴子山の山頂です。 ここまでの登山道は一本道ではっきりしているので迷うことはないと思います。 −23− |
分岐から40分ほどで鳴子山の山頂です。 地図には1643mの標高点があるのですが、山頂碑は手作りの小さなものがあるだけでした。 −24− |
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山頂から東側に降りれば、尾根伝いに「くたみわかれ」近くまで降りられるようですが、水害の影響も考え元の道を戻ることにしました。 −25− |
50分ほどで稲星山への分岐まで戻ってきました。 ここから下って沢水登山道に向かいましたが、この日一番の悪路でした。 −26− |
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前回登ったとき(2008/5)には本山登山道の上部は木道で整備されていたのですが、 水害のためかすべてが流されていました。 −27− |
本山登山道の上部からは久住高原が見渡せ、登山口のすぐ近くにあるガンジー牧場も見えています。 −28− |
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足場の悪い、岩場や灌木の中を下り、土石流の後と思われる谷も何度かまたぎます。 この途中から鳴子山に登る道(地図参照)もあるようですが、崩壊していて取付口もわかりませんでした。 −29− |
半分ほど下ってきたところの登山道に大きな岩がありますが、その近くには水が流れていますので、上るときはここで給水できると思います。 −30− |
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稲星山への分岐から約3時間かかって、やっと林道と交差する登山道の入口まで降りてくることができました。 −31− |
昨日車を止めた沢水展望台近くの駐車場まで降りてきました。 この日は朝から9時間ほどかかってしまいました。 −32− |
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初夏に白い花を咲かせるマイヅルソウの実 | 白口岳登山道でクサボケの実 | 稲星山分岐近くでワレモコウ | 本山登山道でツルニンジン |
フクオウソウ(福王草)花 | 白口岳山頂のミヤマリンドウ | 白口岳の途中アキノキリンソウ | 登山口近くで文字入りアサギマダラ |