大分市佐賀関半島 樅木山(484m) |
大分市の中心部から東に20kmほどのところにある樅木山(484m)は佐賀関半島のほぼ中央部にあって、南側を臼杵市と境界を接しています。佐賀関半島の東側には豊後水道があり、四国の佐田岬との間の豊予海峡は潮の流れが速く、美味しい関アジや関サバの一本釣りでも有名です。 この日道の駅佐賀関近くの友人を訪ねて行く途中に、以前登ったことのある樅木山にもう一度登ってみようと大分市内から自家用車(軽四)で出かけました。 前回は幸崎駅から南に下り、木佐上地区からの道路を峠まで上っていきましたが、今回は国道197号バイパスのこうざき小学校近くの築山古墳から入り込み、河内地区を通って峠まで上りました。峠までの道路は舗装はしていましたが、両側から雑草が茂っていたので、かなり狭く感じました。 登山口となる峠には案内板があって、山頂までの距離やルート案内、展望個所などが書かれていました。登山道は以前より整備されていて歩きやすく、時折地元の人が作ってくれたと思われる方言での案内板があって癒してくれます。 最初は南の方向に尾根を上っていきますが、30分ほど登ると主尾根に出て東に向かいます。山頂手前から大分市のドーム競技場が見えるとの案内板がありましたが、樹木が大きくなったのか確認できませんでした。 峠の登山口から樅木山山頂までは距離は2.2kmとあり、私が登った時間は50分くらいでした。以前山頂からは東側の佐賀関方面のみの展望でしたが、少し山頂の樹木が切り払われ、大分市の臨海工業地帯や南側の臼杵湾や長目半島も展望することができました。 登山口から志生木ダム方面に下りましたが、志生木ダムまでの道路は荒れていてやっと通行することができました。 |
私の評価 | 登山道 | 標識整備 | 山道展望 | 山頂展望 | 草花自然 | 運動量等 | 周辺整備 | 温泉施設 |
★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★ | ★★ |
幸崎駅近くの国道197号バイパス本神崎地区から河内地区を通って峠の登山口まで上りました。 地図をクリックして拡大地図と登山ルートの詳細 −1− |
登山口の峠です。ここまでは農作業の車などが行き来するようで、道路はあまり荒れていませんが、ここから志生木ダム方面の下りは最近車が通った様子はなく道路がかなり荒れていました。 −2− |
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登山口には山頂までのルートや展望場所が書かれた見取り図と山頂までの距離約2.2kmの表示がありました。 −3− |
登り口や急な坂道には階段状に整備されているので歩きやすいと思います。 −4− |
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あたりが開けてうえを仰ぐと、送電用の高圧鉄塔が真っ青な空に向かっていました。 ここからは佐賀関の志生木ダム方面の展望が開けています。 −5− |
登山道のあちこちに「マイペースでね!」、「あげんで」、「こんげで」などユニークな案内板が付けられていました。 −6− |
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鉄塔を過ぎて少し歩くと丘を少し下るように尾根道を歩きます。 登る人も少ないのか蜘蛛の巣も多くあり、木の枝を振り回しながら登りました。 −7− |
上りになると「がんばれ!」の案内板があり、汗もかきますが励まらせます。 −8− |
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登山道左側の展望が開け、木佐上ダム近くの電波中継塔がよく見え、その向こうに別府湾も見えます。 −9− |
灌木の中の登山道は、落ち葉がたくさんつもっていて歩きやすく、気持ちよい風も通り抜けて楽しく歩けます。 −10− |
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途中日差しが少しあるところに、シダが多く茂っているところがありました。 この前後にはほとんどシダ類は見られませんでした。 −11− |
アオキの林を抜けて、登山口から35分ほどして、南に登る尾根から東西に延びる樅木山の主尾根を東方向に登るようになります。 −12− |
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登山道に大きな松木がありましたが、見上げると枝は枯れているように見えました。 ここから山頂までは10分足らずです。 −13− |
山頂近くはそれまでの自然林から、檜の人工林に変わってきます。 −14− |
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山頂の少し下に、大分市内の「ドームも見えるよ!」の標識があったので、少し脇道を行ってみました。 −15− |
周りの檜を切り払っていて、西側の展望がきくようにしてくれていましたが、残念ながら手前の木が邪魔してドームを見ることができませんでした。 −16− |
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分岐まで戻って、山頂への階段を上ります。 前方が明るく見えここからは1、2分で山頂です。 −17− |
樅木山の山頂に到着です。以前の登った時よりもかなり周りの木が切り払われていて、広く感じました。 −18− |
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山頂には、大分市民健康長寿の山「樅の木山」へようこその看板が立てられていました。 この向こうが佐賀関半島の突端になります。 −19− |
樅木山の山頂には一等三角点「樅木山」(483.96m)があります。 南側は臼杵湾から長目半島などが見えますが、この日はかすかに確認できる程度でした。 −20− |
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山頂から東側の展望です。旧佐賀関製錬所の煙突が2本見えています。 その右向こうに高島が見え、関アジ・関サバで有名な豊予海峡です。 −21− |
西側の展望も切り開かれた木々の間から見え、大分市の臨海工業地帯のタンク群などがよく見えていました。 −22− |