宮崎県延岡市 大崩山(1643m) 晩秋の和久塚からの展望 |
山々の紅葉もほぼ終わり、九州でも霧氷や初雪の便りが聞かれるようになりました。なかなか山に登る機会がなく11月も終わりかけているこの日、宮崎県延岡市の大崩山に以前の職場の人たちと登ることになりました。 大分市内を午前5時頃に出発し、豊後大野市から佐伯市宇目町へ、道の駅ウメリアで軽い朝食を済ませ、国道326号線の延岡市北川町下赤から祝子川林道を自家用車で上っていきます。まだ朝日は昇っていなく曲がりくねった林道をヘッドライトのランプが路面を照らし、ウサギか狸が時折横切ります。午前6時半頃、少し明るくなった大崩山登山口に到着。早速身支度を始め、午前7時前に登りはじめることができました。 今回は初めて大崩山に登る人が多く、女性5人と男性4人で、ゆっくり楽しみながら登ることとしました。大崩山荘を過ぎて、和久塚コースへと祝子川を渡りますが、なれない人も多く結構時間がかかりました。 灌木の中を沢沿いに登りますが、落ち葉が多く登山道はわかりにくく、テープを探しながら登っていきました。梯子やロープにびっくりする人もいましたが、全員袖ダキに登って下和久塚の岩峰に大興奮です。 その後下和久塚の岩の上で昼食を済ませ、中和久塚まで岩の尾根を登りましたが、ルートの厳しさが増してきたため今回はここから来た道を折り返すことにしました。天気は素晴らしく早めに下山できたことから祝子川温泉美人の湯につかって帰ってきました。 |
私の評価 | 登山道 | 標識整備 | 山道展望 | 山頂展望 | 草花自然 | 運動量等 | 周辺整備 | 温泉施設 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★ | ★★★★ |
大分県佐伯市宇目町から桑原トンネルを過ぎ、延岡市の下赤から祝子川に抜ける林道があり、それを抜けると大分市内から2時間足らずで登山口まで行けます。 (写真をクリックして当日のルート) −1− |
久しぶりの大崩山登山口です。駐車場は特になく、道路両面に多くの車が停車していました。 帰りを考えてのこの先でUターンして止めています。 −2− |
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途中で朝食休憩しましたが、予定通りに登山口につき午前7時前から上り始めることが出来ました。 −3− |
大崩山荘までは緩やかな上りですが、何カ所かハシゴや橋があります。 まだ序の口なのですが、初心者は不安そうです。 −4− |
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大崩山荘に到着です。無人ですが中は広く寝袋などを用意すれば多くの人が宿泊することが出来ます。 ここまで、40分弱かかっています。 −5− |
山荘前の広場で休憩です。トイレが山荘から少し上ったところにありますが、あまりおすすめできません。 山荘のすぐ前からも川を渡れますが、坊主尾根からの下山に利用します。 −6− |
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山荘から川沿いに少し上って、祝子川を横切ります。 この途中に一ヶ所ロープをつかんで渉るところがありますが、高低差がないのでそんなに不安ではないようでした。 −7− |
祝子川渡渉付近から見た、小積ダキと坊主尾根、坊主岩(左)です。 このあたりからだと和久塚は見えません。 −8− |
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川の水は少なく、難なく渉れるのですが、女性は少し勇気がいるようでした。 以前は手前の岩から丸木の橋が架かっていましたが、流されていました。 −9− |
灌木の中に入り、テープを頼りに沢沿いに少し歩くと大きな岩を木の枝で支えているようなところがあり、少し癒されます。 −10− |
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沢を何度か横切りながら灌木の中を歩きます。 登山口からここまで1時間40分が経過しています。 −11− |
8時55分頃、谷間を歩いているので、この時間になってやっと足元に日が当たるようになりました。 −12− |
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小川からだんだん離れていき、大きな岩と岩の狭い間を通り抜けると上りが少しずつ急になってきます。 −13− |
梯子とロープを使って一気に高低差を稼ぎます。 この上はごろごろした岩場を注意しながら尾根方向に登っていきます。 −14− |
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尾根のすぐ下まで登ってきましたが、疲れはピークに達しているようです。 腰を下ろして一休みします。 −15− |
岩場を登って尾根の反対側に回り込むと、大分県側の山香少しずつ見えるようになります。 ここからも急な上りが続きます。 −16− |
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袖ダキへの分岐に到着です。ここまで登山口から約3時間、川を渡ってから1時間40分ほど経過しています。 −17− |
袖ダキへはロープを使って登ります。 ここを登ると和久塚の絶景が待っています。 先に登った人の歓声が聞こえてきます。 −18− |
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袖ダキから見た下和久塚の見事な岩峰です。 この日は天気も良く素晴らしい光景に初めての人などとても喜んでいました。 −19− |
袖ダキの近くの乳房岩には人が立っています。 袖ダキから降りて少し上ったところから岩に登ることが出来ます。 −20− |
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袖ダキから一度降りて、下和久塚へと向かいます。 下和久塚までは袖ダキから25分くらいです。 −21− |
下和久塚分岐の標識から梯子を何本も取り付きながら登っていきます。 岩場の西側になるため、先日降った雪がまだ溶けずに残っているところがありました。 −22− |
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下和久塚の岩の上です。中央が少しくぼんでいるので、あまり恐怖感はありません。 下前11時少し前なので、ここでお昼ご飯を食べることにします。 −23− |
お昼ご飯を食べ、岩の上に登る人などいますが、見ているだけで怖くなります。(後ろの山は大分県境の山です) このあと中和久塚から坊主尾根を下ろうと考えていました。 −24− |
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この日は遠くまでかすむことなく見晴らしが良く、別府市の鶴見岳や由布岳まで遠望することが出来ました。 −25− |
下和久塚から岩山を中和久塚まで登って、登山道に戻ることもできますが、この日は女性も多く、ここから来た道を引き返すことにしました。 −26− |
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下和久塚から谷間の向こうには小積ダキの岩肌が見えています。 ヤッホーの声にこだまが谷の向こうから帰ってきます。 −27− |
来た登山道を引き返し、少ない標識を頼りに下山してきました。 この標識からはなだらかな下りとなります。 −28− |
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祝子川の渡渉には登るときよりも苦労しました。 少しの幅なのですが、やっとの思いで渡る人もいました。 −29− |
林道沿いの登山口まで降りてきました。 登りはじめて8時間40分、坊主尾根には回らなかったので、15時40分に降りてきました。 −30− |
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大崩山荘あたりから下はまだ紅葉もきれいで、林道沿いでは多くの紅葉が楽しめました。 −31− |
久しぶりに早く下山することができたので、この日はゆっくり祝子川温泉美人の湯につかって大分に戻りました。 −32− |