由布市 由布岳東峰(1580m) 由布院盆地の底霧と山麓の紅葉を求めて |
由布市と別府市の境界付近にある由布岳(1583m)は山頂が二つあるいわゆる双耳峰となっています。西峰には一等三角点がありますが、クサリ場や岩場等があって、初心者にはあまりお勧めできません。 別府市との境界となっている東峰(1830m)には三角点や標高点がありませんので、等高線の1580mで表示しているようです。双耳峰付け根の「マタエ」から東に岩場を登ると少し開けて、その向こうに山頂が見えてきます。山頂には最近建てられた真新しい標識がありました。 この日、由布院盆地の底霧も見てみたいと朝早く大分市の自宅を出て、午前6時頃から登りはじめました。ヘッドランプを頼りに登りますが、登山道ははっきりしていますし、何度も登っているので、心配はありませんでした。途中鹿の鳴く声がたくさんしていて、登山道を走り去る鹿も何度か見ることができました。 底霧が出ているのかは、途中の灌木を過ぎないと湯布院の町並みは見ることができず、太陽が昇って盆地に日差しが差し込むと消えてしまうので、心配でした。灌木を過ぎて由布院盆地を見ると一面の底霧で、とても感動しましたし、朝日が当たって霧が晴れていく様子もよくわかりました。 山麓の紅葉がまだ残っているのではないかと期待していましたが、ほとんど散ってしまっていました。しかし、下山時は所々に真っ赤なモミジや飯盛ヶ城にかけてのススキの原が草モミジとなっていて楽しませてくれました。 |
私の評価 | 登山道 | 標識整備 | 山道展望 | 山頂展望 | 草花自然 | 運動量等 | 周辺整備 | 温泉施設 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
県道11号別府一の宮線(やまなみハイウエー)の別府市と由布市との境界付近に登山口はあります。 無料の駐車場はありますが、すぐに満杯になり、一日500円の駐車場が道路の反対側にあります。(地図クリックして拡大) −1− |
由布正面登山口から見た由布岳ですが、まだあたりは真っ黒です。 ヘッドランプを付けて出発したのは午前6時頃でした。 −2− |
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西側の空にはまだ冬の星座のおおいぬ座やオリオン座などがきれいに見えていました。 獅子座流星群のピークもこの頃ですが、ゆっくりみられずに残念です。 −3− |
草原を横切り、日向岳へ向かう日向自然観察路との分岐です。 「自然観察路」となっていますが、道はけっこけわしく距離も長いので、あまりお勧めできません。 −4− |
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少しずつあたりが明るくなってきましたが、周りの灌木の葉は落ちてしまっていて、紅葉は楽しめないようです。 灌木の向こうには飯盛ヶ城が見えています。 −5− |
合野越えに到着です。いつもはハイカーがたくさんいて休憩していますが、早い時間なのでどなたもいませんでした。 一人で少し休憩です。 −6− |
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合野越えから見た飯盛ヶ城ですが、まだ朝日は当たっていないようです。 由布岳山頂を見ようと岳本への分岐まで降りてみました。 −7− |
飯盛ヶ城と岳本への分岐あたりから見た由布岳の山頂です。 山頂東側付近にはもう朝日があたっているものと思われます。 合野越えに戻ると朝日が昇ってきました。 −8− |
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合野越えからしばらくは灌木の中の折り返し道です。 このあたりからはまだ由布院盆地を見ることはできません。 このあたりにも鹿がたくさんいました。 −9− |
鹿は何匹も見かけましたが、カメラに収まってくれたのはこのメス鹿のみです。 見事な角を持ったオス鹿は真っ白な お尻を見せて灌木の中へ消えていきました。 −10− |
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灌木の間から少しだけ由布院盆地が見えてきました。 このところの冷え込みで思ったとおり底霧は発生していました。 −11− |
由布岳中腹まで朝日が差し込んできましたが、幸いに由布盆地にはまだ朝日は差し込んでいなく、きれいな底霧が湯布院の町全体を覆っていました。 −12− |
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飯盛ヶ城にも朝日があたり、一面草モミジに染まっていました。 右側後方にはくじゅう連山が見えるのですが、今日は少し霞がかかっていて絵のような感じでした。 −13− |
灌木を抜けた後の登山道はジグザグに折り返しますが、展望がよいのであまり疲れを感じません。 −14− |
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由布岳の山頂が間近に見えるようになると、ジグザグ道の折り返し距離が少しずつ短くなります。 −15− |
昔はこんなに登山道は掘れていませんでしたが、昔より1m以上路面が下がっているような所もあります。 −16− |
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由布岳東峰の上部のみが見えるようになってくると登山道は小さな灌木に覆われるようになり、少しずつきつくなります。 −17− |
登山道にもごろごろした岩が出てきて、浮き石もあるので注意しながら登ってください。 ここからがきついところですが、あと一息でマタエにつきます。 −18− |
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灌木から抜けると正面に由布岳東峰と西峰の鞍部「マタエ」です。 最近ガレ場を補修してくれていますので、助かります。 −19− |
東峰、西峰の案内板がありますが、かなり古くなっています。 いつもはここで一休みしますが、この日はそのまま東峰をめざしました。 −20− |
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マタエから見る西峰です。山頂はなだらかなのですが、マタエからは岩場やクサリ場があって注意が必要です。 −21− |
東峰に登るルートも岩場ですが、きつい勾配はあまりありません。 浮き石もありますので確認しながら登ってください。 −22− |
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岩場を登ると少しなだらかな短い尾根道です。 左右の展望も良く、城島高原や塚原高原を抜ける大分自動車道など見ることができます。 −23− |
由布院盆地を振り返ると、底霧の上部まで朝日があたるようになり、底霧が薄くなっていく様子がわかります。 −24− |
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山頂の岩場に到着です。岩場の手前に少し広場があるので、人数の多いときにはここで昼食を取ったりします。 あたりの石には霜が付いていました。 −25− |
由布岳東峰に到着です。たまたま東登山口から登ってきた福岡の人にシャッターを押して頂きました。 この日ご来光を見るために私より先に3名ほどが登ってきていました。 −26− |
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山頂で朝食を済まして下山です。西峰の岩場が目の前に見えていますが、女性二人がアタックしていました。 −27− |
由布院盆地の底霧もすっかり晴れてしまいましたが、この日は湯煙がきれいに立ち上っていました。 写真の中央付近は陸上自衛隊の駐屯地です。 −28− |
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以前は正面登山口から500m置きの距離と標高が書かれたこのような標識がありましたが、今回は2枚しか見つけることができませんでした。 −29− |
久大本線由布院駅から東側に広がる湯布院町の市街地です。 由布院駅前からは正面に由布岳が見えますが、ここからは駅の正面の道路を確認することができます。 −30− |
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降りる途中には多くのハイカーと出会いましたが、合野越えでは団体の登山客が休憩していました。 −31− |
登るときは真っ暗で、落葉した樹木のみが見えていましたが、まだ紅葉が少し残っていてうれしかったです。 −32− |
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この日は天気も良く、多くの人たちが登っていましたが、知人のY夫妻も大分から登ってきていました。 −33− |
由布岳正面登山口に戻ってきたのは午前10時30分くらいでした。 上りに2時間20分、山頂で30分休憩 、下りは1時間40分くらいでした。 −34− |
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赤いつぼみを付けたよしぶ | 季節はずれに咲いたミヤマキリシマ | 真っ赤に紅葉した登山口のモミジ | 飯盛ヶ城周辺の草モミジ |