杵築市 津波戸山(529.4m) 弘法大師八十八カ所霊場巡拝道からの展望がすばらしい |
杵築市(旧山香町)と宇佐市西屋敷との境界付近にある津波戸山(529.4m)は近くを走る日豊本線の車窓からもよく見え、そそり立った岩峰が登山意欲をそそります。一般的な道路地図やグーグルマップには山名が掲載されているものも多く、以前は登山口を見つけるのも難しかったのではないかと思います。 最近は山登りのガイドブックにも紹介されていて、県外からの登山者も多いようですし、駐車場なども整備されています。 これまでにも何度か登ったことはあるのですが、低い山ながらいつも違うルートを登ってしまいがちでした。登山口にも掲載されていますが、この山には「津波戸山弘法大師八十八カ所霊場巡拝道」があって、そのルートと登山道とが交錯するので、案内標示に従って登ると岩山の尾根やクサリ場など結構スリルのある山登りとなります。 この日は、遅くから登り始めたことや、なれない女性もいたことからとりあえず山頂を目指し、展望所まで行って昼食にしようとのことで登り始めました。 国道10号線の杵築市山香町向野小学校入り口を日豊線をまたいで、東側に入り込む道を進むと津波戸山駐車場があります。ここから小川沿いの舗装された道を上っていくと津波戸山登山口とかかれた案内標示があり、そこにも八十八カ所霊場巡拝道の案内標示があります。登山道を進むと海蔵寺跡の石垣が見え、石段を登るとお堂の跡と見られる広場があります。途中の分岐に入り込まず、弘法大師立像横や水月寺奥の院をすぎ、急な坂道を登ると東峰との鞍部に出ます。そこから西に進むと展望台がありその先が三等三角点のある津波戸山山頂となります。 |
私の評価 | 登山道 | 標識整備 | 山道展望 | 山頂展望 | 草花自然 | 運動量等 | 周辺整備 | 温泉施設 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
大分市方面から国道10号線の立石峠を下り、杵築市立向く野小学校の入り口反対側の道路を入り込みます。 地図をクリックして拡大図とルート −1− |
以前登ったときには駐車場はありませんでしたが、登山者も多くなり駐車場も整備されていました。 −2− |
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駐車場には簡易トイレも設置されていて助かります。 前方奥には津波戸山の東峰が見えています。 −3− |
駐車場には弘法大師八十八カ所霊場巡拝道の案内板が設置されています。 この日は参拝道には入り込まず山頂を目指しました。 −4− |
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民家の間を小川沿いに舗装された道を上っていきます。 道路改修碑の横を右方向に登ります。 津波戸山の岩峰がよく見えます。 −5− |
駐車場から20分ほど歩くと、津波戸山登山口となります。 霊場参拝の案内板とかわいい靴のオブジェがあります。 −6− |
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歩きやすい登山道を道なりに歩きます。 −7− |
しばらく歩くと、津波戸山の説明と海蔵寺跡地について書かれた案内板と石垣があります。 −8− |
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登山道から少しはずれますが、立派な石段があるので、登ってみることにします。 −9− |
石段を登るとお堂があったと見られる広場があり、周りの草がきれいに刈られていていました。 −10− |
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登山道に戻り、右側にため池なども見ながら登ります。 3番霊場への案内標識があり、ここを入り込むと岩場に出ますが、この日はそのまま直進しました。 −11− |
登山道に岩が少しずつ多くなり、傾斜もきつきなりますが沢沿いに登っていきます。 −12− |
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大きな杉の木があり、少し平らになったところに夫婦岩と書かれた案内があり、ちょっと入り込んでみます。 −13− |
夫婦岩と書かれたところを入り込むと弘法大師の石像が建てられています。 −14− |
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弘法大師石像から登山道に戻り谷沿いに登っていくと、水月寺奥の院という岩屋があります。 この横には硯石水があり、この水で墨をすり詩を書くと上手になるとか。 −15− |
水月寺奥の院を過ぎると勾配がきつくなり、ロープもありますが鞍部まではもうすぐです。 −16− |
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津波戸山西峰と東峰の鞍部に到着です。 東峰(右方向)へは登る人も少ないようで登山道もはっきりしません。 −17− |
鞍部を左方向に進むと展望台があり、南側が開けてきます。 この日は遠望できませんでしたが、由布岳などが見渡せると思います。 −18− |
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展望所近くから見た津波戸山周辺の山々です。 66番から88番の霊場もこのあたりから望める。 −19− |
展望台からほぼ平坦にすすもと灌木の中に、津波戸山3等三角点(529.4m)の標柱と案内標示があります。 東側ピークの標高線は540mで、なぜここが三角点なのかわかりません。 −20− |
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三角点からさらに西に登山道は延びていて、西側の展望台へと向かいます。 −21− |
西側の展望台に到着です。ここからは宇佐市内はもとより、天気が良ければ中津市や周防灘も眼下に望むことができます。 −22− |
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この日は天気は良かったのですが、あいにくのもやがあって遠望はできませんでした。 すぐ近くには宇佐神宮本山の御許山や雲ヶ岳が見えます。 −23− |
昼食のあと登山道を戻り、展望台など楽しみながら下山です。 周りの岩場はこの地方ならですばらしいと思います。 −24− |
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水月寺奥の院下まで降りてくると、弘法大師像近くに大きな杉の木があります。 このあたりから左方向に登ると岩場に出ます。 −25− |
岩の間のロープを伝って上り、岩場を回り込むと展望の良い66番から88番の霊場です。 この日はまっすぐ下りました。 −26− |
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88番の霊場から登山道に戻ります。 海像寺の少し上部の登山道に戻ります。 −27− |
登山道に戻り、津波戸山を振り返ると、その山容に登ったとき以上の感動を覚えます。 東側のピークは540mほどあります。 −28− |