2006年になって久しぶりの山歩きは中津市耶馬溪町の樋桶山(877m)に行ってみた。国道212号線の下郷農協付近から樋山路川沿いの道路を登り、前方に樋桶山を見ながら杠葉(ゆづりは)林道を登ると登山口がある。
 道路沿いの登山口や雑木林に入る所など3ヶ所に鹿除けのネットが張られていて、登る時にはロープで結ばれた開閉口を開いて登ることになる。登山口から山頂までは40分から50分程度だが、雑木林の中、岩のゴロゴロした急登を強いられる。山頂は山の西端となり、南側や西側のの展望がよい。この日は春霞が出ていて、由布岳が肉眼でうっすらと見える程度で、本耶馬溪町の木の子山がやっと見える程度だった。
 登山道はあまりはっきりしていないが、はつらつ山歩会のオレンジの案内板や樹木に巻かれたテープを確認しながら登れば迷うことはないと思う。今回は冬枯れの山だったが、樹木が繁っている時は十分な注意が必要だと思った。
 山頂から東側に狭い尾根を進むと大牟田山にも縦走できるようで、少し歩いてみたが展望の良いところはなく、途中で引き返した。しかし、尾根道にはシャクナゲの株が多く、すでに大きな花芽を付けていた。 
中津市耶馬渓町 樋桶山(877m)

2006/3/11









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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★ ★★
樋桶山地図(クリックして大きく)  国道212号線の下郷交差点を下郷小学校方向に入り橋を渡る。
 その先を右折し、小さな橋を渡ったら左折して、樋山路川沿いに登る。
 そのまま登っていくと杠葉林道に入る。

−1−
 急な杠葉林道を登っていくとT字路の分岐があるので、ここを左折する。






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 左折して何度かカーブし800mほど登ると峠の手前右側の道路脇に樋桶山登山口の看板が立っている。
 ここが登山口となるが、自家用車は少し下ったところの広くなったところに止めると良い。


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 登山口には鹿除けネットの開閉口があり、ロープで結ばれている。
 入山後忘れないように結び戻すことが必要だ。



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 鹿除けネットの内側はモミジの苗が植えられていて、まだ2、3年ほどしか経っていないようだった。



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 モミジの植林の中を登っていくと前方には樋桶山の山頂付近が見えており、台風で倒れた後なのか立ち枯れの白骨樹が目に付く。


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 稜線に出る頃再度鹿除けネットを開いて登ることになる。
 ここは柱の片方が朽ちておれているので、丁寧に閉めて登った。


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 前面に樋桶山南面の大きな岩肌が見えるところの稜線を歩き3度目の鹿除けネットをくぐる。



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 最後の鹿除けネットから先は雑木林の中を歩くことになり、登りがだんだんきつくなる。




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 ネットを越えてすぐのあたりは大きな雑木林の中で、岩も少なく、わりと歩きやすい。



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 少しずつ上り勾配がきつくなって、小さな雑木林になってくる。
 少し右に回り込んで左に登る案内があり、テープなどを頼りに登っていく。



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 足元がだんだん急になると共に大きな岩がゴロゴロしてくるようになり、岩や木に捕まりながら登るようになる。




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 少し前方が開け、岩も少なくなってくると南側から東側に回り込むようになる。




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 南側から回り込む所あたりでは、少し開けて樋山路あたりが見渡せるところもある。
 遠く由布岳も何とか確認できたが、春霞で遠望はきかない。


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 木の枝などに捕まりながらかなり急な斜面を登り、大きな松の木が見えてくると山頂は近い。



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 山頂下の最後の登りとなり、登山道ははっきりしないが、テープは多く巻かれているので確認しながら迷わないように登る。


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 風倒木が折り重なっているように感じるが、回り込めばわりと楽に登ることができる。



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 風倒木を過ぎるとすぐに杉や檜の植林となり、勾配は緩くなってくる。
 振り返ると展望も良く山頂はすぐそこだ。


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 山頂の手前では登ってきた杠葉林道が眼下に見え、釣鐘山の手前の山がきれいに見える。
 ここからだと南東方向から中摩殿畑山方面までが展望できる。


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 展望所のすぐ近くには樋桶山の山頂が見える。
 山頂付近は大きな杉の木などがありあまり展望はきかない。



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 樋桶山の山頂に三角点はないが、下毛郡体育大会の記念碑やいくつかの山頂碑がある。
 標高は876mと書かれているものが多いが、地図閲覧サービスでは877mの標高点が記入されている。


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 山頂から東方向に登山道があり、テープも巻かれているので、展望の良いところがないかやせ尾根を少し歩いたが、あまり開けてこないので山頂に戻り昼食後下山した。


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 縦走路の途中から見た樋桶山の東側の尾根。
 途中から津民川上流の奥畑地区などが木々の間から見えた。


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 山頂から南東方向がよく見えるがこの日は霞んでいて遠望がきかなかった。


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