玖珠郡九重町 三俣山(1744.7m) |
玖珠郡九重町と竹田市久住町との境界付近にある三俣山(本峰1,744.7m)は長者原などから見るとどっしりとした山容で、本峰の他に南峰(1,743m)や北峰(1,740m)、西峰(1,678m)があり、どこから見ても山頂部が三つの峰からなっているように見え、山の名前もここから付いたのではないかと思います。 山頂部は笹や背の低い草で覆われていて、積雪時はきれいに見えるので観光パンフレットなどにもよく使われています。登山道は標識は少ないもののはっきりしていて展望も良く、周辺のくじゅう連山や坊ヶつるなどもよく見えるので初心者でも楽しめる山です。また、西峰と本峰の間の斜面にはミヤマキリシマの株も多く、6月上旬にはきれいな花を見ることができると思います。 この日は長者原から砂防ダム建設用の工事用道路を登り、旧硫黄鉱山跡から谷間に下りすがもり越に出て、西峰の斜面を登って本峰への往復登山となりました。 本峰の他南側の岩場や南峰、西峰などにも以前登りましたが、それぞれのピークから違った景色を展望できるので時間がある場合はオススメします。 長者原の登山口から本峰まで休憩を含んで2時間20分程度、同じ道を降りて帰りは2時間程度でした。 |
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私の評価 | 登山道 | 標識整備 | 山道展望 | 山頂展望 | 草花自然 | 運動量等 | 周辺整備 | 温泉施設 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
九州横断道路(県道11号別府一宮線)の長者原には登山者用の駐車場があり、県内外から多くのハイカーが訪れています。 地図をクリックして拡大 −1− |
午前9時30分「九重登山口」のポールなどが立つ作業道入り口から登山を開始しました。 −2− |
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作業道の途中までは門扉がないので自家用車で上ることもできますが駐車スペースはあまりありません。 写真は指山観察路の入り口で、この少し上に大きな砂防ダムがあります。 −3− |
大曲(地図閲覧)から登ってくる登山道とも合流して、新しくできた土砂崩れ防護壁に沿って登って行きます。 10:34 −4− |
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作業道の舗装が切れ、これより先は通行止めの表示があります。 崖崩れのおそれもあるのでこの近くでの休憩も危険なようです。 10:39 −5− |
砂防ダムの上部に降りて谷間を渡りすがもり越方面へと登っていきます。 −6− |
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すがもり越への登りは大きな岩がゴロゴロしていているので、足元に注意しながらの登っていきます。 岩には矢印やペイントマークがあり霧の中でもわかりやすいです。 −7− |
3分の2ほどゴロゴロした岩の中を登っていくと「すがもり越」の標識が立っています。 この日は少しガスがあり、硫黄山などが見えませんでしたが、噴煙の音が右側から聞こえてきます。 10:56 −8− |
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すがもり越の避難小屋に到着。 トイレもありませんがそれぞれ一息ついて隊列を整えます。 10:30到着 −9− |
すがもり越から三俣山西峰へは草原の中を斜めに登っていきます。 11:10頃登り始める。 −10− |
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西峰へと向かう途中霧が少し晴れてきて、眼下に北千里ヶ浜と法華院温泉へと向かう登山道が見えてきました。 −11− |
同行の一人が遅れているので休み休み登っていると、登山道の南側にはくじゅう中岳や白口山、天狗ヶ城などがきれいに見えてきました。 −12− |
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三俣山西峰の斜面を登り切ると、西峰を左手に見ながら北に向かって少し平坦な登山道を歩きます。 11:46 −13− |
西峰から一度鞍部に下って南峰に向かって登っていきます。 霧が晴れてきて西峰の山頂部が見えてきました。 11:56 −14− |
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三俣山の本峰に向かって登っていくのですが、最初に見えてくるピークは本峰の南側にある1430mの岩場で、このピークから眼下に坊ヶつるなどがよく見えます。 12:02 −15− |
南側岩場のピークが右側に見える頃になって、南峰と三俣山本峰への分岐があります。 左側に緩やかに上ると本峰に出ます。 −16− |
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分岐あたりから前方に三俣山の南峰が見えるようになってきます。 南峰に回って本峰に戻ってくることもできますが、今回は本峰へ。 −17− |
分岐から三俣山本峰へはササの原を緩やかに登ります。 登山道ははっきりしていますが、山頂がどこなのかなかなか見えてきません。 12:17 −18− |
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なだらかな草原の中に、ポッカリ黒い土の部分が現れ、中央付近に三俣山本峰の標識と三角点がありました。 長者原から見ると山頂部は狭いように感じますが、広くて三角点からだと長者原は展望できません。 12:18 −19− |
ゆっくり登っても3時間足らずで登れるので、時間があれば南峰や西峰などを楽しむのも良いと思います。 下山時には大船山が少し見えるようになってきました。 −20− |
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作業道周辺に咲いていた馬酔木 | 作業道脇にはまだ蕗のとうが | 谷間の斜面にはミヤマキリシマの蕾が | 西峰登山道にもイワカガミ(葉)が |
2012/11/14一部修正