佐伯市蒲江町 津島畑山(506.3m) |
大分百山の一つ、津島畑山(506.3m)は佐伯市の旧蒲江町波当津浦の奥にあり、大分県最南部の陣ヶ峰(431m)の北側約2kmの宮崎県境に位置します。 桜満開のこの日、佐伯市にも別の用事ができたので曇り空ではありましたが大分市内から高速道路で津久見市まで行き、彦岳トンネルから佐伯市に抜け蒲江道の駅まで一気に行きました。そこから登山口のある波当津浦までは海岸沿いをさらに20分くらい行きます。大分市内からだと2時間くらいかかったような気がしますが、もうすぐ高速道路が佐伯市まで延びるのでもう少し短時間で行けるようになると思います。 波当津小学校を過ぎたあたりから波当津川を渡って、ビニールハウス沿いに山手に伸びる細い道を杉の植林地の中に入ると分岐となり、そのあたりに数台駐車できるスペースがあります。そのあたりに自家用車を止めそこから左方向に作業道を登って行くことにしました。 登山道となる作業道ははっきりしていて標高350m付近までは分岐もないので迷うことはないと思います。300m付近に中間点の標識があり、そこを過ぎて少し登ると作業道は風倒木が多くなってはっきりしなくなりますが、津島畑山の案内表示に従って右側の灌木に入り込みテープを頼りに主尾根方向に登ります。主尾根に出ると鹿避けネットがあり、それに従って右方向に進みます。山頂手前から迂回する案内に従い5分ほど行くと山頂直下に出て、少し登ると山頂に出ます。南側は切り開かれていて波当津浦などの展望が良かったです。 |
私の評価 | 登山道 | 標識整備 | 山道展望 | 山頂展望 | 草花自然 | 運動量等 | 周辺整備 | 温泉施設 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★ |
佐伯市内から国道388号線又は県道を南下して蒲江浦へ、さらに17kmほど国道や県道122号線を南下して県内最南端の波当津浦に着きます。 そこからビニールハウスの横を通って林道を進むと登山口となります。 地図をクリックして拡大。 −1− |
狭い林道を少し植林地の中まで乗り入れると、自家用車を数台駐車できるスペースがあったので、そこから歩いて登ることにしました。 −2− |
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車を止めて左方向に登っていく作業道が登山道となり、分岐もなくわかりやすかったです。 このあたりの植林の間から波当津浦の景色が少し見えます。 −3− |
大きく右にカーブし、日当たりの良い開けた所はウラジロなどシダ類の多い作業道となり少し平坦に進みます。 −4− |
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作業道は津島畑山の支尾根の右側を歩くような感じで主尾根に向かって登って行きます。 灌木の中を登り初めて少し歩くと、右側が崩落していて波当津浦が展望できます。 −5− |
作業道から見える波当津浦の様子です。山沿いまでビニールハウスが建てられていました。 −6− |
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シダ類がなくなってくると足もとには草もあまり生えてなく歩きやすくなります。 道を掘り起こしている跡が多くありましたが、イノシシか野ザルがミミズでも掘ったのでしょうか。 −7− |
標高300mあたりになるのでしょうか、津島畑山中間点の標識が道路脇の木に取り付けられていました。 このあたりから風倒木が登山道に多くなってきました。 −8− |
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中間点を過ぎて折り返したあたりの登山道の様子です。 作業道は狭くなりますが、まだはっきりしているので迷うことはないと思います。 −9− |
さらに折り返して主尾根方向に登っていくと、作業道の前面がふさがれてしまいました。 木の枝に取り付けられた津島畑山山頂の標識に従い、灌木の中へと入り込みます。 −10− |
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灌木の中の登山道ははっきりしていなく、木の枝に巻かれたテープを頼りに主尾根の方向に登っていきます。 下りは注意深く確認しなければ迷いやすいと思います。 −11− |
前方が明るくなってくると主尾根となり、宮崎県との境界付近だと思います。 下山時に灌木の中に入り込む場所を確認しながら主尾根へと出ました。 −12− |
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主尾根に出ると宮崎県側には檜が植林されていて、それを護るためか鹿よけのネットが張られていました。 右方向が津島畑山の山頂なのでネット沿いに歩いて登ります。 −13− |
檜の植林はまだ若く丈も低いので宮崎県側の山がよく見えました。 山あいにはかなり高いところまで林道が造られているようです。 −14− |
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ネット沿いに山頂へと登るのかと思って進むと、右側に入り込むように「山頂」の標識があったので灌木の中に入り込みました。 −15− |
5分程ほぼ水平に歩いていくと左方向に上る標識があり、テープを頼りに入り込みます。 登り口ははっきりしていますが、灌木の中の道はわかりづらかったです。 −16− |
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テープを頼りに登ると廻りの木々が切り開かれた山頂付近に出ました。 下山する場所もしっかり確認しながら広場に出るとすぐに山頂のようです。 −17− |
山頂付近の大分県側は切り開かれていて明るく、波当津浦や蒲江湾の山々のなどの展望が良かったです。 −18− |
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宮崎県との境界付近の鹿よけネットの手前に2等三角点「津島畑」(506.25m)の標柱があり、いくつかの山頂碑が立てられていました。 −19− |
山頂から見下ろす波当津浦の向こう側には大分県最南端の島「深島」が見えています。 この日は曇っていましたが、晴れた日は海の青さと山々のコントラストがすばらしいと思います。 −20− |
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鹿よけネットの向こう側には宮崎県側の山々が見え、天気が良ければ大崩山などが見えると思いますが、檜の植林が大きくなるとそれも厳しくなるのではないでしょうか。 −21− |
山頂からさらに北側に10分の所に古戦場跡の標識があるようですが、この日は来たルートを戻って佐伯市に向かいました。 古戦場とは西南戦争の薩摩軍との官軍のものなのでしょうか。 −22− |
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登山道のあちこちに咲くヤマツツジ | 山頂付近に咲くウラシマソウ | 羊の角のようなウラジロの新芽 | 灌木の中の登山道に咲くツバキ |