別府市 鶴見岳(1,374.5m) |
長かった今年の梅雨は8月になってやっと梅雨明け宣言をしましたが、その後も各地で集中豪雨をもたらし、多大な被害をもたらしました。お盆が過ぎてやっと天気が落ち着いてきたので、近場の鶴見岳(1,374.5m)に登ることにしました。 今回は猪の瀬戸からエコーラインを少し塚原高原側に入り込んだ由布市との境界付近の西登山口から登ることにし、まだ立ち寄ったことのなかった南平台(1,216m)にも登ることにしました。 午前9時頃治山工事用の作業道を歩き、砂防ダムの工事現場付近から枯れ沢沿いの登山道に入り込みます。最初のうちは沢沿いのガレ場を何度か横切りながら登っていきますが、船底新道への分岐からは少し平坦になり、南平台への分岐からは階段状に登山道も整備されています。登山道の樹木やガレ場の石に黄色いペンキが塗られているので、たどっていけば迷うこともないと思います。ALPSLAB routeに西登山口から鶴見岳と南平台を経て西登山口を掲載しましたので一度ご覧ください。 この日大分市内の気温は30度以上あったのですが、登山道は樹木の中を登っていくのと標高も高くなることからかなり涼しさを感じ、山頂あたりでは10度くらい低い気温でした。 登山道からの展望はあまりよくありませんが、馬の背近くから展望が良くなり、由布岳や鞍が戸などが目の前に見えてきます。山頂からは別府市内や国東半島など一望できますが、この日は雲がかかっていてほとんど見えませんでした。 |
私の評価 | 登山道 | 標識整備 | 山道展望 | 山頂展望 | 草花自然 | 運動量等 | 周辺整備 | 温泉施設 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★★ |
大分道別府IC付近から県道11号別府一宮線を城島高原方向に行き、猪の瀬戸からエコーラインを塚原高原へと向かいます。由布市との境界付近が登山口となります。 地図をクリックして拡大表示 −1− |
駐車スペースはあまりありませんが、道路脇に止めている車も多いようです。 治山工事用の作業道路があり、ここから登っていきます。 道路の反対側は由布岳の東登山口です。 −2− |
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最近工事を始めたようで、頻繁に作業用の自動車が通っているようでした。 −3− |
15分ほど歩くと砂防ダムの工事現場があり、現場事務所の前を通り抜けると 鶴見岳西登山口の標識があって、山の中に登山道が延びています。 −4− |
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登山道は灌木の中をやや急斜面で登っていきますが、立木に黄色いペンキが塗っているので迷うことなく登ることができます。 −5− |
沢沿いのガレ場に出て、何度かジグザグにわたりますが、白い標柱などがありますのでそれに従って登ります。 木の枝のテープは少ないように感じました。 −6− |
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途中でも古い作業道を横切りますが、船底新道との分岐にには小さな標識がありますので、馬の背・鶴見岳方向に右折します。 −7− |
今までは急な上りでしたが、少しの間平坦な登山道になります。 このあたりまでほとんど展望はききませんでしたが、紅葉の頃はすばらしいと思います。 −8− |
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10分足らず歩くと南平台を経て鳥居に降りる登山道と、馬の背を経て鶴見岳に登る分岐があります。 標識に従って左折し、馬の背方向に登ります。 −9− |
このあたりから登山道は階段状に整備されていて歩きやすくなります。 また、時折木々の間から南平台や由布岳が身近に見えます。 −10− |
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小さな尾根筋に出ると前の方が開け、馬の背から鞍が戸方面が見えます。 晴れていれば内山や塚原高原も展望できるのではないかと思います。 −11− |
車を止めたところから1時間15分ほどで馬の背に出ました。 ここから左方向に行くと鞍が戸から内山を経て塚原温泉に抜ける縦走路となります。 −12− |
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由布岳や日向岳、飯盛山などがうっすらと見えています。天気が良ければ湯布院やくじゅう連山まで展望できると思います。 −13− |
貞朝望?と書かれた古い標識が建っていましたが、詳しくはわかりませんでした。(志賀貞朝と何か関係があるのでしょうか) 山頂の電波塔も見え、小さな窪地のようなところを少し下って、灌木の中を登ります。 −14− |
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鶴見山頂にある多くの鉄塔が見え隠れしながら近づいてきます。 山頂に一番近いパラボラアンテナの周りには、ツバメが群れになって飛び交っていました。 −15− |
パラボラアンテナのすぐ下には鶴見岳縦走路の案内板があり、そのすぐ横に馬の背から上ってきた登山道が出ています。 −16− |
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登る途中で大きな休憩を取らなかったので、鶴見岳山頂には10時40分頃に着きました。 山頂碑は前回登ったときとは違って新しくなっていました。 すぐ横に鶴見岳3等三角点(1,374.5m)があります。 −17− |
下山時、鞍が戸方面を見ると、馬の背が下方から湧いてくる雲をクッキリと分けているのが見られました。 −18− |
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馬の背まで戻り、南平台への分岐まで下ることにします。 直進して鞍が戸から船底、内山を経て塚原温泉まで縦走すると2時間半くらいかかると思います。 −19− |
馬の背から南平台への分岐まで戻ってきて、鶴見岳正面登山道に合流するルートに入り込み南平台に登ることにします。 −20− |
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5分ほど歩くと、踊石を経て御嶽権現社へ向かう登山道との分岐点に出るので、西方向の南平台へと登ります。 −21− |
南平台への登山道は一本道でわかりやすく、何度か緩やかにアップダウンします。 途中展望の開けるところもあり、由布岳や日向岳が目の前に見えます。 −22− |
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南平台の山頂は草原で展望も良く、冬の冠雪が大分市内からでもよくわかります。三角点はなく、1,216mの標高点があります。(−20−の分岐からは20分くらいでした) 山頂からも御嶽権現社を経て鳥居に下山できるようです。 −23− |
南平台からは大分市内がよく見えるはずなのですが、この日は雲のため高崎山がやっと見えるくらいでした。 −20−の分岐分岐まで戻り西登山口に12時45分頃着きました。 −24− |
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ツリガネニンジンの花が少しありました | 山頂付近で見かけたイヨフウロの花 | アザミの花はあまり多くありませんでした | 山頂下で見かけた花はブタナか? |