竹田市 平治岳(1643m) |
くじゅう連山の山開きの便りを聞くとミヤマキリシマの花が早く見たいとカレンダーや天気とのにらめっこです。今年はなかなか山に行くチャンスに巡り会えず、花が散ってしまうのではないかと心配していました。 三俣山や扇ヶ鼻などのミヤマキリシマは害虫にやられているとのこともあり、この日まだ見頃だという平治岳に登ることにしました。昨年は5月に男池からソババッケ、大戸越に出て山頂まで往復しましたが、今回は九重町の千町無田吉部の大船林道入口から登ることにしました。 吉部の登山口には民間の駐車場が新たに造成されていて、一日300円と良心的な駐車料金です。隣のの駐車場は一日1,000円でしたので助かります。少し離れたところには一日200円でも停めさせてくれるようです。 大船林道入口付近から登山道に入り、暮雨の滝の横を通り坊ヶつるの北側に出ます。少し林道を戻り、平治岳山麓を回り込み、坊ヶつるから大戸越に出る登山道と合流します。大戸越からは満開のミヤマキリシマを見ながら急斜面を南峰へと登ります。南峰から見た平治岳山頂付近はまさにピンクの絨毯と言える一面のミヤマキリシマです。山頂西側の花園で昼食を済まし、今回は北側の尾根を下って大船林道に戻ることにしました。灌木の中の登山道は急斜面で足場もよくありませんが、木々に捕まりながら下ります。急な崖が一カ所有り、ロープやハシゴを使って慎重に下ります。下りきったところを左折すると林道の支線に出るようですが、直進して小山を回り込んで下山してまいました。登山道ははっきりしていたので林道に出た後、川沿いに下り駐車場に戻りました。 |
私の評価 | 登山道 | 標識整備 | 山道展望 | 山頂展望 | 草花自然 | 運動量等 | 周辺整備 | 温泉施設 |
★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★ |
平治岳への最短の登山ルートは男池から大戸越に出るコースだと思うが、今回は大船林道入口から坊ヶつるに出て、平治岳を回り込むコースを選んだ。(クリックして登山ルート) −1− |
大船林道入口付近に新しい駐車場ができていました。 一日300円で宿泊しても500円とリーズナブルで助かります。 −2− |
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以前は道路脇にも駐車できましたが、九重町役場のコーンが並べられていて、駐車はできなくなっていました。 −3− |
大船林道入口手前にある登山道の入口です。 登山届けは必ず出しましょう。最近はネットからも届け出が(大分県警察)できます。 −4− |
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山の中の登山道は最初のうちは平坦なので、体を慣らすのには助かります。 −5− |
15分ほど歩くと急な上りが続きます。無理せずにゆっくり登ります。 −6− |
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急な道を上ると左側に川の瀬音を聞きながら緩やかに登ります。 30分ほど歩くと暮雨の滝の標識があり、左に下ると行けますが、今回はそのまま直進します。 −7− |
以前は気がつきませんでしたが、登山道脇にタイミンガサが多く見られます。 葉が開く前は丸くて産毛のように白い毛がありますが、この日は見かけませんでした。 −8− |
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登山口からゆっくり歩いて1時間半ほどで坊ヶつるの北側、大船林道の終点あたりに出ました。 −9− |
一度大船林道の橋を渡って少し下ります。 この橋を自動車は通られなくなったのか、川の中に迂回道路が造られていました。 −10− |
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5分ほど戻ったところの右側の平治岳山麓に入り込む分岐がありますので、そこから山麓を回り込みます。 木製の案内板はありませんでしたが、ワープロで書かれた案内板がありました。 −11− |
ほぼ水平に山麓を回り込む感じで、谷間では下りそしてまた上るといった繰り返しです。 展望はあまり楽しめませんでしたが、鳥の鳴き声や豊かな緑が楽しめました。 −12− |
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坊ヶつるからのルートと合流するあたりで水の流れている谷間があり、そこを過ぎるとすぐに合流します。 −13− |
少しわかりにくいですが、正面右側が坊ヶつるへ、左に登ると大戸越です。 大船林道から入り込んで1時間ほど経過していました。 −14− |
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大戸越へは谷間を登っていきますが、ロープなどは途中になく、そんなに急斜面ではありません。 −15− |
30分ほど登ると左側が少し開けて、ミヤマキリシマが咲き誇る山麓が見え元気が出ます。 −16− |
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坊ヶつるとのルートと合流して30分ほどで大戸越に到着です。 ここで一休みして山頂に向かうことにしますが、ザックを置いてアタックする人も多いようです。 −17− |
この日は山頂の反対側から下山予定なので、ザックを担いで山頂を目指します。 ここからは上りルートと下りルートが分けられています。 −18− |
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途中から大戸越を振り返ると、多くの人が休憩や昼食などを取っていて、まるで「大戸銀座」と言いたくなるような人混みです。 −19− |
ミヤマキリシマの花が目の前に咲き誇り、南峰山頂も近く感じますが、結構急斜面で前がつかえて渋滞気味にもなります。 −20− |
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斜面から西方向を見ると三俣山や坊ヶつるが見えます。 青空だともっと素晴らしいのでしょうが、雨や霧がないだけで大満足です。 −21− |
南峰山頂に到着です。人が多く大戸越から30分ほどかかってしまいました。 −22− |
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南峰から見た平治岳山頂西側斜面はミヤマキリシマの花が満開で、ピンクの絵の具を流したようでした。 −23− |
南峰から山頂に向かう途中もミヤマキリシマの花は咲き誇り、白い花や色の濃い花など楽しめました。 −24− |
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平治岳山頂も近くなり、多くのハイカーが歓喜の声を上げているのが聞こえてきます。 −25− |
平治岳山頂に到着です。この日は妻と写真を撮りながらゆっくり登ったので、休憩を含め登山口から4時間半ほどかかっています。 −26− |
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山頂西側に少し下ってて昼食を取ることにします。 三俣山やくじゅう中岳などが見えています。 −27− |
山頂南東方向には大船山の山頂が見えます。 大船山頂から段原を挟んで西側の北大船にもミヤマキリシマの花が見えています。 −28− |
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山頂に戻り記念写真を撮ってもらい下山することにします。 1時20分を過ぎていましたが、まだ登ってくる人も多くいました。 −29− |
平治岳山頂から北側に下る登山道は灌木の中の急斜面が続き、結構疲れます。 −30− |
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山頂から50分ほど下ったところで、一度展望のきく緩やかな勾配の広場に出て、振り返ると平治岳が高く見えます。 標高は大戸越と変わらないくらいですが、結構下った感じです。 −31− |
なだらかな斜面を少し下ると崖があります。ロープとハシゴで下りますが、雨の後でまだぬかるみがありました。 −32− |
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ロープのすぐ下にハシゴが取り付けられていました。以前来たときは木製でしたので少し安心感があります。 降りついたところで、登山道を間違え谷間を左に下らず直進してしまいました。 −33− |
少し遠回りの登山道のようでしたが、急斜面もなく歩きやすい登山道でした。 途中で千町無田や崩平山が見えます。 −34− |
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ちょっと急斜面がありますが、あたりが開けてきて大船林道に出ます。 左に登ると坊ヶつるで、右に林道を少し下ります。 −35− |
林道をそのまま歩いても駐車場に出ますが、距離が2.5倍ほどあるようなので、川沿いの登山道を下ることにします。 −36− |
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林道に出たところから登山道を50分ほど歩いて大船林道入口のゲートに出ました。 ここから少し歩いて登山口に戻ります。 −37− |
朝8時前に登り始めた登山口に戻ってきました。 平治岳山頂からは3時間10分ほど、登り始めてから8時間半ほど経過していました。 −38− |