竹田市 大船山段原(1,650m)
2008/6/14

 子供達が一足早い還暦のお祝いにと山登りをしてくれることとなりました。次男夫妻は今まで山登りはほとんどしていないのですが、この時期だとミヤマキリシマのきれいな大船山に登りたいと話したところ、長男と妻と家族5人で長者原から登ることになり、前日は九重町飯田高原のカナディアン ヴィレッジに宿泊しました。
 山頂までゆっくり登って往復するには午前8時頃に出発する予定だったのですが、仕事などで前日の夜遅かったこともあり、登山開始は午前9時半を過ぎました。長者原から雨ヶ池を越え、坊ヶつるに降りて大船山を目指しました。
 途中雨ヶ池越では池のような大きな水たまりもできていて、ミヤマキリシマも楽しむことができました。坊ヶつるに降り着いたのは12時を回っていたので、昼食を済ましてゆっくり登ることにし、段原まで登って満開のミヤマキリシマを楽しみ下山しました。
 くじゅう連山の山開きから2週間経過していたのですが、この日も県内外からのハーカーは多く、坊ヶつるから平治岳を目指す団体のツアーの一行も登っていて、平治岳には大船山に登る人の3倍ほどが向かっているように感じました。
 平治岳からの展望もすばらしいのですが、大船山の段原からの展望もすばらしく、この日は曇ってはいたものの遠くの山々まで見渡せて、ミヤマキリシマのピンクと周りの山々のコントラストがとても良かったです。初めて一緒にこの山に登った子供達も登山道から見下ろす坊ヶつるや中岳、三俣山の雄姿に感動しての山登りとなりました。夜は竹田市久住のレゾネイトクラブくじゅうで母も交えてのお祝いをしてくれました。

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私の評価 登山道 標識整備 山道展望 山頂展望 草花自然 運動量等 周辺整備 温泉施設
★★★ ★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★★
 大船山に登るルートは久住町側のくたみ岐れからや岳麓寺、庄内町側の御池や吉部から坊ヶつるに入るルートなどがあるのですが、登山者が多いのは長者原から雨ヶ池越ルートやすがもり越ルートのようです。


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 登山口横の長者原のビジターセンターにはタデ原湿原やくじゅう連山に関する展示や案内が多く、ビデオ上映などもあるので時間があれば館内を楽しむのも良いでしょう。


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 長者原駐車場の裏から川を渡って、タデ原湿原に出ます。
 タデ原湿原は木道や案内板も整備されていて、軽装でも楽しむことができます。
 タデ原から星生山北側に咲いているミヤマキリシマも綺麗でした。

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 タデ原湿原を横切ると雨ヶ池への登山道となって、舗装や木道のない砂利道となります。



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 少しの間平坦で広い砂利道がタデ原を回り込むように延びていて、木陰の中を気持ちよく歩くことができます。


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 水源の場所を過ぎると山道となって、標識も整備されているので案内に従って登っていきます。


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 登山道沿いの樹木にはその名前が取り付けられているものもあり、覚えながら登るのも楽しみの一つです。


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 少しずつ傾斜がきつくなり指山への登山道とも分かれて土石流の後の谷川沿いを登っていきます。


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 土石流の谷川を横切り登ります。3年前に登ったときよりも登山道はかなり整備されていて、危険なところも無くなっていました。


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 灌木の中の曲がりくねった登山道をあえぎながら登ると、少しの間平坦な道となり展望が開けます。


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 展望の良いところに休憩用のベンチもあり、そこからは長者原の登山口やタデ原湿原などを見渡すことができます。



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 雨ヶ池の手前には少し岩場があり、ここを越えると平坦な道になり、ミヤマキリシマの株も見られるようになります。


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 雨ヶ池にも木道が整備されて歩きやすくなっていますが、大雨の時には木道が浸かるくらいに水がたまります。
 この日は少し横の窪地に池のようにたまっていて、三俣山の北峰やミヤマキリシマの花が映ってきれいでした。

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 雨ヶ池から坊ヶつる方向に下り始める頃少しの間平治岳が見えてきます。
 ここを過ぎると灌木の中に入り、景色は展望できなくなります。


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 灌木を抜け坊ヶつるが近くなると正面にはくじゅう中岳や、白口岳が見えてきます。
 


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 坊ヶつるを流れる川を回り込み、坊ヶつるのキャンプ場に出ます。
 土曜日でしたが前日からテントを張っている人も多う、日帰りのハイカーも多く来ていました。
 前方には避難小屋が見えています。


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 避難小屋の少し先から平治岳と大船山との分岐となり、大船山へはすぐに灌木の中に入り込みます。
 このあたりから見ると平治岳の山頂部は紫の絨毯のようにミヤマキリシマが咲いていました。

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 上りはじめの頃の登山道は岩がゴロゴロしていて、少し登山道は荒れているので、下山時も注意が必要です。


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 時折展望が開けて、目の前には立中山(1,464m)や白口岳、中岳を展望することができます。
 途中には立中山への分岐もあります。

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 灌木の中を何度か折り返しながら登って、足元に小さな石がゴロゴロする頃になると、展望も開けてきて斜面を段原へと登ります。


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 ミヤマキリシマの花もだんだんと多くなり、正面に大船山の山頂が見えるようになると段原に到着です。



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 段原周辺は思ったとおりミヤマキリシマが満開でした。
 北大船の斜面は平治岳にも負けないくらい花が咲いていて、三俣山や涌蓋山など遠くの山も展望できました。


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 曇り空でしたが、白口岳から、中岳、星生山などもくっきりしていて、手前のミヤマキリシマとのコントラストも綺麗でした。


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 一部の株は毛虫にやられているところもありましたが、北大船から米窪のあたりまでミヤマキリシマが咲き誇っていました。

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 この日は少し時間が下がってしまったので、大船山山頂までは行けませんでしたが、多くの人が登っていました。


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 あきる事のない展望とミヤマキリシマとも別れを告げて、来た道を折り返し長者原に戻りました。


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淡い色のベニドウザンに虫が 雨ヶ池からの下りギンリョウソウの群れ  花の付が良い今年のミヤマキリシマ 可憐なコゴメウツギの蕾
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